【アンフィーロ（UNFILO）】高機能＆美脚デニム全４種はき比べレビュー！サイズ展開が多いからこそ、シルエットによって自分好みの１本を探して

日常使いをよりリアルに考え、「日常に役立つ機能や仕様」と「生活の中で利便性の高いアイテム」に特化したブランド・アンフィーロ（UNFILO）。この春夏に登場したデニムシリーズ、その名も「UNFILO DENIM」は中でもとくに機能性やシルエットの美しさに優れ、瞬く間に話題になりました。そんなデニム４種を今回は、ライターが試着！　サイズ感や着心地、シルエット、カラバリなどを詳しくご紹介します。

“軽い。はじく。伸びる。”というコンセプトのもと登場した、アンフィーロのデニムシリーズ。生地の軽さと撥水性、伸縮性の高さが特徴で、おまけにマシンウォッシャブル。汚れに強く、動きやすい、しかも自宅で洗えるなんて、神……！　生地は軽いうえに柔らかく、肌にあたる部分も硬さやごわつきが少なく、着心地がいいのも特徴のデニムです。

シルエットは全部で４つ。「ワイドストレート」「カーブワイド」「テーパード」「スリムフィット」という展開です。サイズはXXS〜XXLサイズ、そして丈の長さも一部２種類（通常＆６cm長いもの）あるという展開の広さも魅力。

で、す、が！　シルエット違い、おまけにサイズがありすぎて選ぶのが大変！　と思っちゃったそこのあなたのために、身長162cm、普段23〜25インチのデニムを着用しているライター（腰幅＆下っ腹＆ししゃも脚が悩み）が、全種類をお試し！　サイズ違いでのはき心地やシルエットなど、正直にレビューします。

まずはいてみたのは、王道のストレート＆トレンドのワイドシルエットどちらも兼ね備えた、「ワイドストレート」。スタッフの方に勧められるがまま、いつもなら最初に手に取ることはない小さめのSサイズを試着しました。

……え？　めっちゃキレイじゃない？　ウエストまわりの肉感を、深めの股上でうまくカバーしつつ、腰のハリを拾わない位置からストンとストレートに股下へ繋がるシルエットがとっても美しい……。腰同様、お尻もほどよいハリ感のある生地のおかげで、太ももとの付け根の、ムチッとするところも目立ちません。

続いて、横から。「ストレート」というとおり、トレンドのワイドシルエットのわりに裾に向かってのラインの広がりが少なく、スッキリしていますね。これはトレンドを意識せずとも長くはける万能シルエットでは？　フラットシューズをはいていますが、丈もちょうどよさそうです。

はいてみたカラーは、ブラック。といっても真っ黒ではなく、デニムの編み地がわかるくらいの明るさで、キレイめにも、カジュアルにも使える質感です。

同じサイズのアイスグレーもはいてみました。膨張して見えやすいライトカラーですが、Iラインのシルエットに救われて、スッキリした印象ではけます。ブルー系のデニムはどうしてもカジュアル感が強まりますが、これは青みがほぼなく、キレイめやモードな装いにもマッチしそう。これからの時季、重い色になりがちなコーデに取り入れるだけで、メリハリが出て素敵に着こなせそうです。２色のほか、ブルーとインディゴも展開しています。

ちなみに、少し腰ばき気味にして、よりゆるっとカジュアルに着こなすなら、ふだんと同じくらいのサイズ（私の場合Mサイズ）を選ぶのもありとのこと！

撥水 ワイドストレート デニム￥9990／UNFILO

続いてもワイドなデニム。こちらはカーブワイドというとおりゆるくカーブしたシルエットで、膝あたりに向かってボリュームが出る形です。

ゆるっと系なので、こちらもワイドストレートと同じくいつもより小さめのSサイズを着用したところ、ジャストサイズでした。

確かにワイドストレートに比べて、裾に向かって細くなっています。とくに後ろからのシルエットでわかりますね。

悩みである腰幅のカバーは、正直なところ、私の体型の場合ワイドストレートに軍配あり。こちらはカーブで丸みが出るからなのか、腰の広がりが少し助長されるように感じました。ただそのカーブがあるからこそ太ももまわりはゆったりとするので、脚の太さが気になる方にはカーブワイドの方が補正効果を感じると思いました。

ちなみにこちらもカラバリは着用したブラックとこのアイスグレー以外に、ミッドブルー、アイスブルーがあります。

撥水 カーブワイド デニム￥9990／UNFILO

同じSサイズの「カーブワイド」と「ワイドストレート」を並べてみました。見比べる限りはわずかですが、写真左のカーブワイドの方が腰から裾のラインが弧を描いていますね。心なしか、丈はワイドストレート（写真右）の方が長い気も。

ヒップを見比べると、これは発見。カーブワイド（写真右）の方がポケットが少し高い位置にあります。調べるに、ポケットがある位置に一番ボリュームがあるように見えるのだそう。全体で比較すると若干カーブワイドの方がお尻まわりにゆとりのあるサイズ感なので、目線をより上に誘導する（お尻の位置が低く見えないようにする）ためなのかもと思いました。

また、ポケットが上につくことで、ポケットと腰の輪郭までの余白が小さくなっていますね。そのことも、小尻効果になっているかもと推測。これ、全部計算なのだとしたら……アンフィーロのこだわり、半端なくないですか⁉︎

続いてご紹介するのは、英語で先細りを意味する「テーパード」。意味のとおり裾に向かって少し細くなっていますが、一般的に思うテーパードよりストレート気味なシルエットだと思いました。

「先細り」という言葉にドキドキしたので、とりあえず普段選ぶMサイズをはいてみましたが、ちょうどよさそう。

キレイめなコーデで活躍する印象の強いテーパードパンツ。これはデニム地ということと、先細りが緩やかなこともあり、デイリーにも使えそうと思いました。テーパードの特徴である腰まわりのゆとりに救われて、うまく腰幅の広さを逃がしてくれている気がします。

Mサイズですが、丈は今まではいたワイドストレート＆カーブワイドのSサイズより、気持ち短めかも。なので脚長さんはサイズに「T」のついた、丈長めを選ぶのもありです。

ちなみに、Mサイズはウエストに少し余裕があったので、試しにSサイズもはいてみました。

悪くはないし、ウエストもこちらの方がフィットしたのですが、Mサイズと比べると腰のハリを拾ってパツパツ＆少しムッチリな印象に。ボトムを選ぶとき、いかにサイズ感が大切か思い知りました。

テーパードのカラバリは、写真のブラックのほか、アイスグレー、ブルー、インディゴの計４色です。

撥水 テーパード デニム￥9990／UNFILO

それぞれ単体で見ると違いが分かりにくいかもと、同サイズの「ワイドストレート」と「テーパード」を並べてみました。

全体写真、ヒップズームの写真共に、左がテーパード。こう見るとテーパードの方が「丈が短い」「裾に向かって先細っていて、比較的細身」「股上が浅い」「腰まわりが少し太めでゆとりがある」というのが分かりますね。ワイドストレートがSサイズなのにキレイに決まったのは、すっぽり腰とお腹を包んで、お尻の延長でそのまま筒幅が裾に向かってまっすぐ伸びているからか！　と、感動しました。

最後に紹介するのは、これまでと違って細身の「スリムフィット」。ここ最近のワイドシルエットのトレンドに助けられ、ずっと体型を隠すのに細めのパンツは避けてきた私。ということで普段選ぶときより大きめのLサイズでチャレンジです！

はけた！　しかも我ながらキレイにはけた！　細いパンツというとスキニーパンツが代表的ですが、このスリムフィットは細いながらも先細りのシルエットではないので、ふくらはぎのラインを拾いません。

さらにほかのシルエットと大きく違うのが、裾のデザインです。スリットが入っているので、よりふくらはぎの膨らみを逃がしてくれ、その上切りっぱなしと相まって小洒落た印象に。

ただ細身だからこそ、とくにサイズ選びは大切。試しにMサイズをはいてみましたが、Lサイズよりさらに細い分、ふくらはぎの形が少し出てしまっています。また、お腹まわりも苦しそうでパツパツ。お尻の付け根、太ももの盛り上がりが出てしまい、スリムフィットのよさがいかせず残念なシルエットに……。

スリムフィットはサイズでどのくらい違いがあるのか？　ということで、MサイズとLサイズを重ねてみました。ウエストと筒幅の違いが歴然ですね。これは、ほかの３つのシルエットに比べてサイズの差がとくに明らかでした。

ほか、細身だからこそとくに気になるのが、動きやすさ。アンフィーロのデニムシリーズは伸縮性もしっかりあるので、スリムフィットをはいて動いて膝を曲げてもこのとおりラクラクです！

カラーは着用のミッドブルー以外に、インディゴ、アイスグレー、ブラックがあります。

撥水 スリムフィット デニム￥9990／UNFILO

同じMサイズの「スリムフィット」と、ほかの３種類の中でいちばん細身の「テーパード」を並べてみました。スリムフィットの方が腰のラインが直線的なのが分かります。ほか、股上が気持ち浅め、ポケットも小さめですね。

いかがでしたか？
デニムパンツを選ぶのに、いかにサイズ選びが大切かがわかったと思います。だからこそサイズ＆丈の展開が多いアンフィーロで選べば、きっと自分にぴったりなものが見つかるはず！　アイテムによっては、公式サイトで身長・体重を入力すればバーチャル試着ができるものもあるので、まずは公式サイトをチェック、そしてぜひONWARDの運営する取扱店舗に足を運んでみてくださいね！