ヘア&メイクアップアーティスト河北裕介さんとスタイリスト百々千晴さんが旬のファッションとメイクのバランスについて語る人気連載。今回は、岡崎紗絵さんをゲストに、ワイドデニム×深みレッドチークのベストな関係をお届け。
【今月のテーマ】ワイドデニム×深みレッドチーク
河北裕介「肌映えを狙える血色チーク。顔の内側に逆三角に入れることで顔印象をシャープに見せる効果も。」
百々:今回は、旬のワイドデニムが主役。デニムスタイルは難しく考えずシンプルにコーディネートするのが今の気分。合わせるニットは編み目が詰まったものなど上質に見えるものを選べば、不思議と無難にならないんだよね。
河北:ショートヘアも映えていい感じ。もう何度も言っているけど、トップスにグレーのような暗いトーンを持ってくると、顔色が落ちやすい。そこで血色感あるチークを足すことで、大人に必要なフレッシュさが出るよ。
百々:バイラ世代にはそういう“小ワザ”が必要だよね。ニットはデニム同様オーバーサイズなので、前だけインしてスタイルアップを狙って。アクセは冬だとゴールドを合わせたくなるけど、あえて色素を抜いてシルバーを合わせるとトップスとの統一感が出てバランスよく仕上がる。
河北:メイクはチークで血色を足した分、リップはベージュ系で引き算。目もとは下目尻にシャドウを足してタレ目風に。ショートヘアにほどよい甘さが加わり、絶妙な甘辛バランスになるんだ。
デニム¥34100/シンゾーン ルミネ有楽町店(ザ シンゾーン) ニット¥63800/リンク・セオリー・ジャパン(セオリー) ピアス¥59400・ネックレス¥40700・リング(右手親指)¥56100・(右手人さし指・中指)¥49500・(左手)¥35200/エネイ松屋銀座(エネイ) 靴¥47300/ベイジュ(ピッピシック)
使ったのは、YSL メイクミーブラッシュ パウダー 54 ¥8360/イヴ・サンローラン・ボーテ(1/1発売)
ブラシにチークをとり、頰の内側に逆三角を描くようにON。チークは広げすぎないことで視線が中心に集まり、小顔効果も狙える。目もとはブラウンのアイシャドウを上まぶたの目のキワ+下まぶたの目尻の三角ゾーンにも引き、タレ目風に仕上げて大人の甘さを後押し。深みのあるレッドチークは、パウダーなのにしっとり軽やかなつけ心地。
YSL メイクミーブラッシュ パウダー 54 ¥8360/イヴ・サンローラン・ボーテ(1/1発売)
岡崎紗絵さんコメント「シンプルだけど、芯のあるカッコよさも備えたコーデ&メイクが素敵でした」
岡崎紗絵
おかざき さえ●1995年11月2日生まれ、愛知県出身。俳優、モデルとして活躍。TBS「あのクズを殴ってやりたいんだ」に出演。
撮影/岡本 俊 ヘア&メイク/河北裕介 スタイリスト/百々千晴 モデル/守屋 茜 取材・原文/谷口絵美 ※BAILA2025年2・3月合併号掲載