この漫画、タッチ的には普段だったら正直、個人的にはあまり読まないタイプの絵なのですが(ごめんなさい)、でも今回映画化されると知り、ジョージ・マロリーにも触れているらしいということもあって、気になっていたので、いい機会かも♡と読んでみました。
阿部寛さん、岡田准一さん、尾野真千子さんなどが出演する映画はまもなく公開されますが、原作は弊社から出ている漫画なのです。
山に興味がある方なら確実に堪能できるのでは?と思います。
上巻途中、映画版では阿部寛さんが演じる羽生丈二が山で、凍えながら、しかも怪我をした状態で夜を過ごすシーンがあります。寒さで凍傷になり、動かない手で日記を書くのですが、あまりに動かないから、漢字が書けず、ほとんどひらがな。荷物の重さを減らすために持てる極限まで短くした鉛筆で書くその文字。
暖かい部屋の中で読んでいても、寒さがささりそうになります。
本も漫画も、映画化されるというきっかけがなかったら手にとらなかったかもしれなくて。読めてよかったなと思っています。少なくとも、砂糖かハチミツをたっぷり入れた、あったかーーーい紅茶を飲みたくなることうけあいです^_^(副編Y)