人生で最高に幸せな瞬間を写真に残すフォトウエディングがニュースタンダードとなった今。センスあふれる"ドレスとロケーション”のベストな組み合わせって? フォト婚の定番人気、歴史的建造物に合わせたドレス選びのコツ&コーデ術をスタイリスト斉藤くみさんに教えていただきました!
歴史を重ねた建築とドラマチックな正統派ドレス
どこを切り取ってもフォトジェニックな歴史的建造物は、フォト婚の鉄板。重厚な建物の存在感に負けないように、ボリューミーで立体感のあるドレスを選ぶのが正解。
まるで花びらのように大胆な曲線を描くバックスタイルとミカドシルクのまろやかな光沢がドラマチックで、遠目にも抜群の映え力を発揮。その分顔まわりはすっきりベア仕立てで"抜いた"バランスが大人にちょうどいい。
ドレス(レンタル)¥605000/フェリーチェ ヴィータ×ベリッシマ(アントニオ・リーヴァ) ネックレス¥682000・ピアス¥482900/ミキモト カスタマーズ・サービスセンター(ミキモト) ベール(レンタル)¥8800・(販売)¥22000/ノバレーゼ銀座(マルコクッチノッタ)
Stylist's Advice
建物を入れる撮影は引いた構図になるため、360度どこから見ても絵になる一着を。シルクのツヤとドレープの美しさで魅せる甘さ控えめなドレスにシンプルな小物使いで、大人の華やかさを意識して
Jewelry
光沢ドレスとパールの質感は相性抜群。シンプルな1連ネックレスと小さめのイヤリング"だけ"の、潔いジュエリー使いで顔まわりをすっきりさせると洗練度アップ
Bouquet
甘さを中和する役割はこんなところにも。ヴィンテージカラーのローズに躍動感のあるグリーンをプラスし、あえて“上品にまとめすぎず”にハズすのがコツ
スタイリスト
斉藤くみ
SAITO KUMI●多くの女性誌、広告で活躍するスタイリスト。洒落感たっぷりの小物使いからブーケ提案まで、個性豊かな最旬ウエディングドレススタイルをナビゲートする、今どき花嫁の強い味方!
撮影/菊地泰久〈vale.〉 ヘア&メイク/美舟〈SIGNO〉 スタイリスト/斉藤くみ モデル/大政 絢 フラワーアレンジメント/char〈終日フラワー〉 取材・原文/榎本洋子〈TENT〉 ※BAILA2022年8月号掲載