こんにちは!スーパーバイラーズの本多ひとみです。
今回は、最近受診者が増えてきている出生前診断について、私自身の体験を踏まえて、説明していこうと思います。
▶出生前診断とは?
出生前診断とは、胎児に先天性の病気や染色体異常がないかどうかを調べる検査のことです。
目的として、早期に問題が見つかれば、妊娠中から病気や障害についての理解を深めることができ、環境を整える準備ができます。
また、胎児のうちや、産後すぐに治療を開始することができる可能性も出てきます。
いずれにしても、家族みんなでしっかりと話し合いを行って判断することが重要な検査だと思います。
▶最近よく聞く、NIPTって?
NIPTとは、「新型出生前診断」と言われるもので、母体と胎児への負担が非常に少ない出生前診断の一つとなります。
NIPTは、母体(お母さん)の血液を採取して検査するものです。
その血液中に含まれる胎児由来のDNAを解析します。
DNAから胎児の異常染色体をより正確(99%以上の確率)に発見することができるものとなります。
10週以降での早い段階で検査が可能とされており、妊娠早期で胎児の染色体異常による早産や流産、ダウン症などのリスクの可能性を知ることができます。
NIPT検査結果で陽性が出た場合は、その次のステップの検査へ進むか、そこで止めるかもそのご家庭での考えとなりますが、今回はNIPTと胎児ドックについてのみご説明いたします。
<時間>
検査当日も説明と採取、お会計含め45分ほどで終了しました。
大体どのクリニックも、30~1時間で終了するようです。
説明や同意書の時間がほとんどで、血液採取自体は、通常の血液検査と同じなのですぐ終わります。
<費用>
クリニックにより金額も幅はあるようですが、5~20万円が相場のようでした。
金額が安いところは、染色体の数が決まっていたり、わかる項目が限られているなど安いなりの理由がありました。
<認証と非認証の違いは?>
認証のクリニックだと、3つの染色体(※)と性別を調べることが普通なようです。(※)21トリソミー、18トリソミー、13トリソミー
非認証は自由度の高い検査項目が可能とされています。
どちらも医師が診察を行い、医療機関として行うものなので差はないとされています。
私は、全染色体と性別がわかる非認証施設で検査をおないました。
<結果がでるまで>
検査結果は、1~2週間程度で出るところがほとんどです。
私の場合は、検査日から丁度1週間で結果がでました。
クリニックによると思いますが、土日祝を抜いて1週間程度と考えておけば十分な気がします。
結果は、web上での確認でした。
紙での郵送も行ってくれましたが、別途料金が発生るするところが多いようです。
複数回の来院を望まない場合は、webで結果が見れるところを探すのがよいかと思います。
▶胎児ドックとは?
胎児ドックも出生前診断の一つとなります。
胎児スクリーニング検査、胎児初期精密検査などともいわれます。
超音波検査(胎児エコー)です。
外から行う検査なので、母体、胎児共に負担はほぼありません。
<時間>
15~30分程度。待ち時間やお会計は含めず。
<費用>
5,000~20,000円
※超音波補助券を使用することもできます。
<わかること>
発育に異常があるか。
奇形など携帯の異常があるか。
特定の病気の可能性について。
<結果がでるまで>
その場でモニターを見ながら、医師が説明してくれるので、当日に結果がわかります。
健診同様、お腹に機械をあてて赤ちゃんの状態を見ていくものとなります。
心臓の動きや、骨の並び、体の発育状況、脳の動きや、手足の指の数、顔のパーツなど時間をかけてひとつづず丁寧に確認していきます。
私は、パートナーにも同席してもらい、一緒に確認しました。
健診同様に、エコー写真を数枚もらうこともできますが、動画を撮らせてもらい家族にも送りました。
別途料金を支払えば、USBに落としてくれるクリニックも多いようです。
▶NIPTと胎児ドックの違いとは?
NIPTが血液内の胎児のDNAから遺伝子異常の有無を調べること。
胎児ドックは、形態異常からダウン症などの奇形を発見することができます。
ですが、胎児ドックだけでは、目視での奇形が見られない場合に見逃してしまうこともあるそうです。
▶悩んでいる方へ
私は、NIPTを12週の時に検査しました。
元々周りの先輩ママたちがやっていたこともありますが、34歳という年齢もあり検査することを決めました。
NIPTは血液検査なので、母体への負担が少ないことと、精度が高いことが決め手でした。
正直予約段階から、とっても怖かったです。
今回私たち夫婦が検査をすることを決めた過程には、万が一があった場合に、
・ちゃんと事前に親族で相談をする時間をつくることができる。
・考え、学ぶ時間をつくれる。
・準備をできる。
・最悪のケースを考え、それに対してのアンサーをつくっておける。
上記のことでした。
自費検査となるので、金額もかなり高く、100%ではないということもありますが、知っておくことでできることがあると思いました。
元々、入籍前にブライダルチェックをパートナーともどもやっていたり、検査系はしっかりと行って問題があれば解決し、ちゃんと見つめ合おうという考え方は同じだったので、今回も検査を受けることでの対立はありませんでした。
絶対に受けることをお勧めはしませんが、妊婦健診の時に年齢に応じたダウン症や障害の確率の説明をされた時に、こんなに確立が高いのかと衝撃を受けて、もっと自分事として考えなければならないと私は感じました。
今回は、私自身違いがやってみるまでよくわからなかった、NIPTと胎児ドックについてご説明しました。