昨年からの宝飾ブランドの値上げラッシュが凄まじいですね。
10/18にヴァンクリーフ&アーペルが8%の価格改定をします。
今年GWに書いたヴァンクリ値上げ記事から半年、今回も駆け込むのか、見送るのか。
決して前回の反響がよかったから二匹目のドジョウを狙った訳ではない。
・この先も値上げしていくのか?
・どっちにしろ、高価なジュエリーって必要なのか?
今回はこのへんを考えていきます。
なぜハイブランドで値上げラッシュが相次いだのか →金余りだから
そもそもなぜ怒涛の値上げラッシュが起きたのか。
お店で聞くと原材料高や円安と返されるかもしれませんが、あんまり関係ありません。
この2、3年、世界中ではじゃぶじゃぶの金余りだったのです。
コロナ禍のロックダウンで大幅な経済の落ち込みを回避するために、各国がその対策として金融緩和と財政政策ばーんと打って、金が行き場を失って流れ込んだのが株式市場であり、仮想通貨であり、住宅市場であり、ハイブランド品だったのです。
そのへんが顕著な値上がりを見せています。
が、世界中で下り始めてる。
欧州はエネルギー政策に失敗し、エネルギー価格の高騰を打ち返すほどの成長ができなければ(できない)長期に渡って停滞する可能性がある。
世界のハイブランド市場の売上1/3を占めるともいわれる中国は。
目先5年、ハイブランドにとってはいい環境じゃない。たぶん。
今回の値上げは最後の書き入れ時なのでしょう。
ここまで読むと、じゃ今回は見送りましょう、という結論かというと、そうとも思わない。
10年後に2割安くなります、なら待つのか?という話と
日本の経済成長が他国対比で見劣りする。してきたし、これからもする、と相対的に高く感じて買えなくなっていく。
高価なジュエリーって必要?どうして欲しいの?
ジュエリーって安いから、お得だから買うものではもちろんない。
身だしなみとして、装飾品として一定の作用はあると思うけど、ハイブランドである必要はまったくないんですよね。
有事の際に命からがら逃げても身に付けやすく換金しやすい、というのもハイブランドの原価率の低さは話になりません…特にヴァンクリは宝石としては安価なものばかり。
この用途は素直に金のネックレスを買いましょう。
日本では宝石も金も縁起物やお守りという認識もほとんどないし、やっぱりハイブランドのジュエリーって奢侈品としか言いようがない。
まだハイブランドバッグは物を入れて持ち運べるけどジュエリーって実用性もゼロ。なんなら邪魔である。
なんで欲しいのかと聞かれても、
ケーキは体に良くないけど食べたいから食べちゃう、
来週値上げするなら、今週食べちゃおう
来年値下げするかもしれないけど、今年食べたいの。以上の答えが見つからない。
ジュエリーも
可愛いから
見ててテンション上がるから
欲しくなっちゃう
ここまで読んで下さった方に生卵投げられそうなのでがんばって正当化する理由を考えました
買った自分のこと、その前後のことを覚えている。それで充分じゃないか。
実はご褒美買いという単語がちょっと苦手で、したことありません。
なんだか、〜した自分には褒め称える価値があるけど、変わり映えしない生活をしている時の自分は無価値と規定する気がするのです。考えすぎですね、はい。
記念的な(就職祝いとか結婚とか)意義がある、あるいは形見といったようなジュエリーって使わなくなっても、処分せずに取って置いて人生を共に歩んでることが多いじゃない。
朝起きて動画サイトを立ち上げご飯食べてお風呂入って酒飲んで寝る、一日ダラダラしてるだけの自分も、なかったことにせず将来に連れ添ってもいいのではないか。
お風呂ってめんどうなのに、毎日入ってるだけでえらい。
いつか買うなら、早い方がいっぱい楽しめる
値上げはいいきっかけ
前回の価格改定前に予約したヴィンテージアルハンブラ ネックレス 10P
次のジュエリーはリングを買う予定でした。
20代の時はアクセサリーといえばネックレスが多かったけど徐々に頻度が減り、指輪をつけることが増えました。
おそらく、
20代の時はシンプルめのトップス×デザインか色がポイントのややボトムスが多かった
30代に入ってからワンピースが増え、柄か色がありネックラインも複雑で合わせづらくなったから
欲しかったアイテム
・ブシュロンのセルパンボエムを狙ってた
・アクアプレーズとロードライトで迷い決めきれず先延ばしに
一瞬、両方?という囁きが聞こえましたが鉛筆なめなめして断念
・ヴァンクリに白羽の矢
・所持品はアルハンブラネックレス2本、マラカイトと白蝶貝
セットで揃えるか、以前悩んだオニキスか、あと10日間。