物語の中には誰もが通ってきたであろう少女時代があり、自然とノスタルジックな気持ちに。読んでいて、あの頃のエンドレスなおしゃべりや些細なケンカなど、今振り返ると笑ってしまうような他愛もない日常が、実は今の自分をつくる大切な要素になっているのかもしれない、と思い至りました。当代きってのストーリーテラー、三浦しをんさんならではの読み応え十分の力作、ぜひ手に取ってみてください。7月12日発売の8月号では三浦さんのインタビューも掲載しますので、そちらもお楽しみに!
外出するのもおっくうになる雨の季節、ゆっくり家で読書をするのもいいですよね。そこでおすすめしたい1冊が三浦しをんさんの新刊「ののはな通信」。バイラの巻頭での抱腹絶倒のエッセイとはまた違う、三浦さんの新たな魅力にあふれ長編小説です。
こころ惹かれる愛らしい表紙。角川書店 1600円
ののとはな、ミッション系の女子校で親友同士になった対照的なふたりが大人になり、40代を迎えるまでが書簡形式でつづられています。前半の可愛らしさのなかにどこか痛々しさも感じられる多感な10代から一転、後半は大人になったふたりの壮大なドラマに圧倒されます。
物語の中には誰もが通ってきたであろう少女時代があり、自然とノスタルジックな気持ちに。読んでいて、あの頃のエンドレスなおしゃべりや些細なケンカなど、今振り返ると笑ってしまうような他愛もない日常が、実は今の自分をつくる大切な要素になっているのかもしれない、と思い至りました。当代きってのストーリーテラー、三浦しをんさんならではの読み応え十分の力作、ぜひ手に取ってみてください。7月12日発売の8月号では三浦さんのインタビューも掲載しますので、そちらもお楽しみに!
物語の中には誰もが通ってきたであろう少女時代があり、自然とノスタルジックな気持ちに。読んでいて、あの頃のエンドレスなおしゃべりや些細なケンカなど、今振り返ると笑ってしまうような他愛もない日常が、実は今の自分をつくる大切な要素になっているのかもしれない、と思い至りました。当代きってのストーリーテラー、三浦しをんさんならではの読み応え十分の力作、ぜひ手に取ってみてください。7月12日発売の8月号では三浦さんのインタビューも掲載しますので、そちらもお楽しみに!