わずかに見えるシルバーのシューズは、こちらもルイ・ヴィトンのようで、華奢なアンクルストラップに、今シーズンらしい太いチャンキーヒールを持ったデザイン。
イアン・マキューアンの小説『贖罪』を映画化した『つぐない』(2007)でアカデミー助演女優賞にノミネートされたのが13歳のとき。史上7番目の若さでのノミネートということもあって注目を浴びたのちも、『ラブリーボーン』や『グランド・ブダペスト・ホテル』など、出演する作品で決定的な印象を残し続けている彼女。ほんのりあどけなさを残しながら、一歩一歩大人の階段を上っているシアーシャ・ローナンは、今後さらに大きく化けるのでは?と期待大の女優なのです!
ちなみにデザイナーのオーガスト・ゲティはまだ22歳。アメリカでは有名な石油王 、ジャン・ポール・ゲティを祖父に持つ彼はこのドレス一枚で一気に有名に! レイチェルにこのドレスを選んだスタイリストチームと、このドレスを着ようと決めたレイチェル本人の「目」。ときにこういった“発掘”的デザイナーが出てくるのも、レッドカーペット、特にアカデミー賞のそれ、ならではのことなのです。