いよいよ花粉シーズンが到来し、コンタクト派の人もメガネで出勤する日が増える季節。デザインの選択肢が広がっている今こそ、自分の顔タイプに合うメガネを見つけよう。
教えていただいたのは
EYEVAN PR 荒川奈緒さん
センスのよさと折り紙つきの品質で、バイラの誌面にほぼ毎号登場するほどスタイリストから絶大な支持を集めるメガネブランド。荒川さんは、プレス業務に加えて店頭での接客も長年担当している。
※元記事発信時点での情報のため、価格や仕様が変更になっている場合や、販売が終了している場合があります。
1.今季トレンドは「四角いフォルム&小さめレンズ」
ここ数年は“丸くて大きい”一辺倒だったけれど…
メガネトレンドの最前線に新顔登場!
「レンズが丸くて大きめのメガネがこの4年ほど主流でした。このトレンドはまだしばらくは続くと思いますが、今季はウェリントン型に代表される直線的なラインのものや、これまでよりレンズが小さめのものが多く出てきました。一般的に、形がシャープでレンズが小さいほうがきちんとした印象になるので、通勤服に合わせやすいメガネが増えているといえます。大きめメガネをかけるとアンバランスになりがちだった小柄な人も、似合うものが見つけやすくなりました」(荒川さん)
【うれしいポイント】
●形のバリエーションが豊かに
●通勤使いしやすいメガネも増加
●似合うものを探しやすくなった!
今年は四角いフォルム&小さめレンズのメガネが増えた!
2.似合うメガネがわかる「大人顔or子ども顔」診断
【大人顔】
目の位置が高い
額が狭め
落ち着いた印象に見られがち
縦幅が広いメガネが似合う
「目の位置が高めの人は、大人っぽい印象を与える顔立ちのため、縦幅が狭いメガネをかけると少しきつい印象になってしまうことも。縦幅が広いメガネなら、顔の印象がやわらいで見えます」(荒川さん)
【子ども顔】
目の位置が低い
額が広め
幼い印象に見られがち
縦幅が狭いメガネが似合う
「目の位置が低めの人は、子どもっぽい印象を与える顔立ちのため、縦幅が広いメガネをかけるとカジュアルになってしまいがち。縦幅が狭いメガネを選べば、通勤にふさわしい知的な雰囲気に」(荒川さん)
3.大人顔タイプのおすすめは「大きめサイズ」
細フレームで女らしく[セルフレーム]
丸めのシェイプでおしゃれに[メタルフレーム]
今年らしさNo.1[ウェリントン型]
4.子ども顔タイプのおすすめは「縦幅狭め&小さめサイズ」
細フレームで女らしく[セルフレーム]
丸めのシェイプでおしゃれに[メタルフレーム]
今年らしさNo.1[ウェリントン型]
5.素敵にメガネをかけるためのコツ&メイクとは?
Q1.メガネをかけるときつく見られがち。やわらかい印象にするには?
Q2.顔をぼやけさせずにきりっとした印象にするには?
Q3.目と目の距離が近い、もしくは離れている場合はどうすればいい?
Q4.レンズの度数が強くて目が小さくなるのが悩みです…
A.小さめフレームを
「目が小さくなるのは避けられませんが、小さめのフレームを選べば、フレームの中の余白が狭くなるため相対的に目の小ささが目立ちにくくなります」(荒川さん)
Q5.メガネを試着するときに気をつけることはありますか?
A.全身が映る大きな鏡でチェックして
「メガネをかけたら顔だけでなく全身を確認しましょう。服のテイストに合っていることも似合うメガネの必須要素です」(荒川さん)。鏡から離れても見やすいように、コンタクトをつけて買いに行くのも手。
Q6.肌になじみやすいべっ甲柄が好き!会社で浮かないものを選ぶコツは?
A.濃い部分と薄い部分の差が少ないものを
「べっ甲柄は色の濃淡の差があまりないほうがカジュアルになりにくいです。似た印象ですが、べっ甲柄ほど柄がはっきり出ていないブラウンのマーブルタイプもおすすめです」(荒川さん)
【番外編】ヘア&メイク 佐川理佳さんに聞きました
メガネをかける日のメイクQ&A
Q1.アイメイクは普段より濃くするべき? 薄くするべき?
A.足し引きのバランスが大事
「メガネ自体に存在感があるセルフレームならアイメイクは控えめに、きゃしゃなメタルフレームなら手抜きに見えないようにしっかりめにするのがいいと思います。全部盛りすぎると老け見えの危険がありますし、逆に全体的に薄いと地味に見えたり疲れて見えたりするのでバランスが肝心です」(佐川さん)
Q2.メガネをかける日のリップを素敵に塗るコツは?
A.塗り方を工夫しよう
「色は人によって似合うものが変わるため、意外と大事なのがどう塗るか。リップもバランスが大事なので、メガネをかけてリップを塗ったときに全体が濃いと感じたら、ティッシュオフしてなじませたり、ワントーン明るいグロスを重ねて軽い質感にしたりすれば、同じリップでも調節できます」(佐川さん)
Q3.ファンデーションのヨレが気になる…
A.初めから薄く塗っておくのがベスト
「特にメガネが当たる部分は、下地だけにしてかるくルースパウダーをのせる程度でいいと思います。もしファンデを薄くするのに抵抗があったり、普通に塗った部分がヨレてしまったりしたら、スポンジでなじませて、またルースパウダーをのせましょう」(佐川さん)
撮影/中野佑美(人)、冨田 恵(物) ヘア&メイク/佐川理佳〈TRON〉 スタイリスト/小川ゆう子 モデル/絵美里、松島 花 構成・原文/松井友里〈BAILA〉 ※BAILA2020年2月号掲載