【CIS. 読む試着室】注目ブランド・シスの新作「タックパネルビッグシャツ」をライターが試着レビュー！

ライターが「今使える！」と思った、CIS.（シス）の優秀アイテムを紹介する連載「読む試着室」。読者が本物を手に取ったのと同じくらいにアイテムのよさやディテールが伝わるよう、サイズなどを編集部独自に調べ、細部の写真多めでご紹介します！　

今20〜30代の女性から絶大な人気を得ている、「アメリ」「Ameri Vintage」などのブランドを手掛ける黒石さんがディレクターのビジネスウエアブランド「CIS.」。「SUIT SQUARE（スーツスクエア）」で去年の秋に展開が始まったこの新ブランドが、３月より初の春夏向けアイテムをスタートさせます。

ということで、今回はその新作の中から一足お先に、とくに気になったシャツを試着レビュー！

春といえば、シャツ。毎年買い足してしまうという人も多いであろう王道ベーシックアイテムですが、何枚も欲しくなるからこそ、さりげないひと癖あるデザインを探しているという人も多いはず。そんな人にもおすすめなのが、今回紹介する注目ブランドCIS.の春夏の新作「タックパネルビッグシャツ」（￥15290）です。

「キッチリ感はあるけれど“私服で着てもオシャレでオンオフ楽しめる”」がコンセプトのこのブランド。「ビジネスシーンでも着られる程度の品は欲しい」「だけどオフにも着られるのはマスト」「羽織にしたり、用途が何パターンも考えられると嬉しい」という人にはとくにおすすめ！　早速そのよさを詳しくご紹介します。

今回レビューするのは、ウェブ先行で３月７日から発売する、タックパネルビッグシャツのイエロー系、38サイズ（９号）。シンプルなデザインと思いきや、よくあるシャツとひと味違う、袖がポイントのシャツに注目しました。

素材の表示を見ると、生地はポリエステル65％、コットン35％。シャツなのにシワになりにくく、縮みにくい生地で程よいハリ感がありながらも、コットンがブレンドされていることによって、やわらかく肌あたりのよさもある、まさにいいとこどりなシャツです。

薄手のシャツなので、若干は透けます。なので着用時はタンクトップなどのインナーがあると安心でしょう。

冬が明け暖かくなるこれからの季節は、ハッピーな雰囲気漂う明るいカラーを着たくなりますよね。今回注目したイエロー系は、そんな時季にまさにぴったり。布がたっぷり使われているので、動くとポリエステルの特徴でもある優しい光沢感が上品な表情をなします。

タックパネルビッグシャツは、オフィス向けのキレイめなコーデにはもちろん、どんなシーンにも取り入れやすいアイテム。しかし袖に個性あり！　なので、人と差がつき、持っていれば褒められること間違いなしですよ。

袖を広げるとわかるように、肘上あたりで切り替えになっています。さらにその肘下あたりにはタックが入っており、袖をまくると、よりボリューミーなシルエットになって可愛いんです。

背面の首もと、肩まわりにも注目。通常より肩の切り替えを後ろに持ってきたことにより、切り替えの縫い目さえデザインになっています。

ボタンは白をベースに、ぷっくりと艶のあるデザイン。主張しすぎず、でもこだわりが伝わるデザインです。

３月に発売するタックパネルビッグシャツのカラーバリエーションは、イエロー系のほか、ベージュ系、ブルー系、ブラック系、ホワイト系も展開。

今の時季、個人的におすすめなのは明るめカラーですが、シャツは通年着られるのでブラック系も欲しい……！

店頭で着ずとも手持ちのアイテムと比較できるよう、気になるサイズをメジャーで測ってみました！　この後コーディネートでも提案時に着ている38サイズの数値なので、着用写真と合わせてチェックしてみてくださいね。

ちなみにサイズは、この38のみの展開です。

※サイズは編集部調べ。CIS.が提示している公式な数値ではありません。また、物によってサイズには若干の差があるので、あくまで参考として、見てくださいね！

ビッグシャツなので丈も長め。採寸して初めて前後で微妙に差があることを知りました。着るときは襟を抜くことが多いと思うので、数値以上に後ろの方が長く感じます。私が軽く抜き襟で着た感じでは、前身ごろは太ももの付け根、後ろはお尻をしっかり隠すくらいになりました。

幅もやはりゆったりめ。なので冬なら中にタートルネックのニットなどを着てもムチムチにならず素敵に着られそうです。

オーバーな作りなので、もちろん肩幅が広くても着られます。

かなり太めの作り。メンズのシャツをあえて着ているかのようなシルエットになるのは、ここのサイズ感がポイントになっていそう。

腕の付け根から裾に向かって、かなり窄まっているのがわかります。なのでまくりやすいです。

アイテムのスペックがわかったということで、続いてはこのアイテムをどうコーデに取り入れるか？　シャツとして、そして羽織としてのコーデを考えてみました。

シンプルだからこそ、いろんなシーンで使えるこのシャツ。ということで、パンツとスカートそれぞれに合わせるコーデを２つ考えてみました。

普段基本的にMサイズ（時々Sサイズ）を着ている162cmのライターが、38サイズを着用。コーデに取り入れたときのサイズ感も参考にしてみてくださいね。

着用者：身長162㎝

シャツ／タックパネルビッグシャツ ￥5290（CIS.）
パンツ／ライトウェイトタックストレートパンツ ￥21890（CIS.）
シューズ／ポインテッドフラットパンプス ￥10890（WHITE）
取扱店は全て、スーツスクエア

ゆるっとしたシャツに、あえてワイドパンツを合わせてゆるゆるなコーデにしてみました。ルーズなシルエットなので、配色やパンツのセンタープレス、パンプスのデザインなどの細部にはキレイめ要素を入れることを意識しました。横から袖を見るとこんな感じ。やっぱり可愛い……！

ちなみに、ゆるすぎてオフィスに向かないという声も聞こえそうですが、裾をパンツインすればこの通り、メリハリが出てきちんと感がアップ。オフィスカジュアルとしていけちゃいます。

着用者：身長162㎝

シャツ／タックパネルビッグシャツ ￥15290（CIS.）
スカート／ウエストデザインタイトスカート ￥13090（WHITE）
シューズ／スクエアトゥビットローファー ￥10890（WHITE）
タンクトップ／私物
取扱店は全て、スーツスクエア

ボタンを外せば羽織としても使えるのがシャツのいいところ。ビッグシルエットなのでタイトなタンクトップ＆スカートでも体のラインをしっかりカバーしてくれるサイズ感なのが嬉しいですね。

これからの季節、持っていると何かと使える、羽織にもなる「タックパネルビッグシャツ」。王道でシンプルなアイテムながら、こだわりを感じる個性的なデザインが魅力のこのシャツさえあれば、オンオフどちらも乗り切れるはずです！　ウェブでの先行発売は３月７日から。詳細は公式ページをチェックです！

ちなみに、同時期に発売の「リネンルックボリュームプリーツスカート」も今ゲットしたいおすすめのアイテム。こちらも同連載の下記で徹底レビューしているので、お見逃しなく！