今回は「ユニクロの薄手ブラウンニット」5型を、身長162cmのライターが実際に着比べて徹底比較!
「服が欲しいけれど、同じアイテムでも種類が多くて違いが分からない……」。売り場やオンラインストアで、そんなふうに迷ったことはありませんか? 一見よく似たアイテムでも、比べてみると素材やシルエット、着こなしの印象は意外なほど違います。
そこで「比べる試着室」では、似ている人気アイテムを実際に着比べながら、それぞれの魅力や違いを検証。「どれが一番」という視点ではなく、「どんな人に合う一枚なのか」をレビューします。
10月に頼れるのが、一枚で秋らしく、冬にはインナーとしても使える薄手ニット。今回はユニクロからブラウン系5型をピックアップしました。同じ¥3990でもデザインや生地は様々。秋に一枚で着たいのか、冬の重ね着まで重視するのかを軸に比べます。
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秋は一枚、冬は重ね着に。ユニクロの薄手ブラウンニット5型を比較!
今回比べるのは、写真左から「メリノクルーネックカーディガン」「スムースコットンフルジップカーディガン」「3Dメリノブレンドリブポロセーター」「メリノクルーネックセーター」「メリノリブタートルネックセーター」の5型。価格はすべて¥3990、着用サイズはMです。カラーはブラウン系でそろえました。

うち2型は、前開きできるカーディガン。どこを基準にすると選びやすいのか、5型を着比べてくわしく見ていきましょう!
まずは結論を一覧でチェック! ユニクロの薄手ブラウンニット5型はどう違う?
5型は見た目だけでなく、一枚着、冬のインナー、はおりと得意な着方にも違いがあります。まずは選び分けのポイントを一覧でチェック!
| 商品名 | 生地 | シルエット | 襟もと | 着回し |
|---|---|---|---|---|
| メリノクルーネックカーディガン | 毛100%/フラットで端正 | 前開き/ボタンならすっきりキレイめ | クルーネック | 一枚着・キレイめなはおり・冬のインナー |
| スムースコットンフルジップカーディガン | 綿100%/ウール系よりカジュアル | 前開き/ファスナーでカジュアル | ファスナーの開閉・襟の立て方で変化 | 一枚着・休日のはおり |
| 3Dメリノブレンドリブポロセーター | メリノブレンド/太めのリブで表情あり | リブが体に沿うコンパクトなシルエット | ポロ襟/顔まわりのポイントに | 秋の主役トップス・冬のジャケットイン |
| メリノクルーネックセーター | 毛100%/フラットで端正 | ほどよくゆとりのあるベーシックな形 | クルーネック/顔まわりすっきり | 秋の一枚着・冬のインナー/オンオフ対応 |
| メリノリブタートルネックセーター | 毛100%/細かなリブ・杢調 | リブが体に沿うコンパクトなシルエット | タートル/首もとまでブラウンが映える | 秋の一枚着・冬のレイヤード |
それぞれの違いを、まずは生地からくわしく見ていきましょう。
【生地を比較】フラットなメリノ、表情のあるリブ。ブラウンの色みも見比べ!

5型を近くで比べてまず気づいたのが、同じ薄手のブラウンニットでも、生地の表情がかなり違うこと。
右から2番目の「メリノクルーネックセーター」といちばん左の「メリノクルーネックカーディガン」は、どちらも毛100%。編み目が細かく表面がすっきりしていて、光沢感のある端正な印象です。
同じ毛100%でも、いちばん右の「メリノリブタートルネックセーター」は細かなリブが入ることで印象が変化。縦に走る編み地の凹凸がはっきり見え、フラットなメリノ2型よりも生地そのものに表情があります。
中央の「3Dメリノブレンドリブポロセーター」はアクリル70%・毛30%のメリノブレンド。こちらもリブですが、先ほどのカーディガンより編み目が太いリブで、凹凸の存在感は強め。プレーンなメリノがすっきりキレイめに見えるのに対し、リブは編み地そのものが着こなしのポイントになります。

そして5型で唯一綿100%なのが、上写真の「スムースコットンフルジップカーディガン」。ウール系4型とは表情が異なり、ファスナーのデザインも相まってよりカジュアル。同じ薄手ニットでも、素材と編み地だけでかなり印象が変わります。
生地を見比べると、もう一つ気になるのがブラウンの色みです。今回は「ダークブラウン」と「ブラウン」があり、さらに同じカラー名でもカラー番号が異なります。
ダークブラウンは2型で、下写真左の「メリノクルーネックセーター」は38 、右の「メリノリブタートルネックセーター」は39のカラー番号。とくに後者は杢糸が使われているため、同じダークブラウンでも単色のクルーネックとは見え方がちょっと違います。リブの陰影も重なり、よりニュアンスのあるブラウンに。

一方ブラウンは3型。下写真左から「メリノクルーネックカーディガン」は34 、「スムースコットンフルジップカーディガン」と「3Dメリノブレンドリブポロセーター」は35。ダークブラウンの「メリノクルーネックセーター」(いちばん右)と比べても、この3型は明るく、より色みを楽しめるカラーです。

さらに秋に一枚で着るなら、肌当たりも気になるポイント。5型ともなめらかな肌あたりで着心地もよかったですが、タートルは首まわりまでニットが触れるため、チクチク感に敏感な人は薄手のインナーを一枚挟むのがおすすめです。
ちなみにお手入れはウール系4型が洗濯機可・ネット使用。「スムースコットンフルジップカーディガン」は手洗い可です。
【シルエットを比較】同じMサイズでもここまで違う! 上半身の見え方をチェック

5型を同じMサイズで着比べて、まず差を感じたのが上半身のコンパクトさ。
基準にしやすいのは、右から2番目の「メリノクルーネックセーター」。体にぴったり沿いすぎず、大きくゆるすぎないベーシックなバランスで、ワイドパンツにもスカートにも合わせやすいシルエットです。
いちばん右の「メリノリブタートルネックセーター」と中央の「3Dメリノブレンドリブポロセーター」は、どちらもリブが体に沿い、クルーネックより上半身がコンパクト。ワイドパンツやフレアスカートなど、ボリュームのあるボトムともバランスを取りやすい2型です。
カーディガン2型は、前を閉じた状態だけでなく、開けたときの変化まで見たいところ。

右の「スムースコットンフルジップカーディガン」は、ファスナー自体に存在感があり、ほか4型よりカジュアルな印象。前を開けるとインナーがしっかり見え、フロントに縦のラインが生まれるので、はおりとしても使いやすいデザインです。一方、ボタンタイプの「メリノクルーネックカーディガン」は、前を開けてもファスナータイプよりすっきりとした印象。同じ前開きでも、ボタンならキレイめ、ファスナーならカジュアルと、着こなしの雰囲気にも違いが出ました。
一枚で着たときの形を重視するならプルオーバー、インナーとのレイヤードやはおりとしての着こなしまで楽しみたいならカーディガン。Mサイズという条件は同じでも、デザインや身幅、体への沿い方によって上半身の見え方はかなり変わります。
【襟もとを比較】丸首、タートル、ポロで顔まわりの印象はどう変わる?

同じブラウンニットでも、見比べると顔まわりに見える“ブラウンの分量”がかなり違いました。
最もシンプルなのは上から2番目の「メリノクルーネックセーター」。装飾のない丸首で、首まわりに適度な抜けがあります。ネックレスを合わせたりジャケットを重ねたりしてもデザインがぶつかりにくく、顔まわりをすっきり見せたい日に使いやすい一枚です。
顔まわりまでブラウンの存在感をしっかり出せるのがいちばん上の「メリノリブタートルネックセーター」。首を覆うぶん、丸首より秋冬らしいムードが高まりました。髪をまとめたときにもタートルがポイントになり、寒くなればジャケットやクルーネックトップスの中から首もとだけ見せる着方もできます。
中央の「3Dメリノブレンドリブポロセーター」は、首を覆うのではなく襟で顔まわりにポイントをつくるタイプ。ネックレスなどを足さなくてもトップスだけで着映えするので、シンプルなワンツーコーデにも向いています。

「スムースコットンフルジップカーディガン」は、ファスナーの位置で首もとの印象を変えられるのが特徴。上まで閉じればコンパクトに、少し下げれば肌やインナーが見えて抜けが出ます。襟を立てるか倒すかでもアレンジが効くのも嬉しいですね。
顔まわりをシンプルに見せるクルーネック、首もとまでブラウンを効かせるタートル、襟をポイントにするポロ、開け方で抜け感を変えられるフルジップ。同じブラウンでも、顔まわりにどんな印象をつくりたいかで選ぶ一枚が変わります。
【着回しを比較】一枚着、はおり、冬のインナー。5型はどう使い分ける?
最後は、秋から冬までの着回しを比較します。
今回の5型はどれも薄手寄りですが、デザインによって得意な着方は異なります。10月は一枚で着るのか、はおりとして使うのか。さらに寒くなったら、アウターの中でどう生かせるのか。季節が進んだときの使い方まで考えてみましょう。

まず、一枚で着たときに最もベーシックなのが、やっぱり「メリノクルーネックセーター」(右から2番目)。装飾のないクルーネックなので、パンツにもスカートにも合わせやすく、通勤から休日まで着こなしを大きく限定しません。秋は一枚、寒くなればジャケットやコートの中へと、そのまま使い方をつなげやすいタイプです。
一枚で着たときにもう少しデザインを効かせたいなら、中央の「3Dメリノブレンドリブポロセーター」。リブとポロ襟がポイントになるので、シンプルなボトムとのワンツーコーデでもトップスに存在感が出ます。
いちばん右の「メリノリブタートルネックセーター」は、首もとまでブラウンが見えることで一枚でも秋冬らしい印象。さらに季節が進めば、タートル部分を見せるレイヤードへと着方を広げられます。
一方、プルオーバー3型にはない着方ができるのがカーディガン2型です。

「メリノクルーネックカーディガン」は、ボタンを閉じれば薄手ニット感覚、開ければキレイめなはおりに。10月ならTシャツやシャツの上に重ねるだけで、朝晩の気温差にも対応しやすくなります。一枚のトップスとしてもはおりとしても使いたい人には、この前開きできるデザインが大きな選択ポイントです。

「スムースコットンフルジップカーディガン」も、ファスナーを開ければはおりとして使えるタイプ。メリノカーディガンよりカジュアルな印象なので、休日にTシャツなどと重ねたい人はこちらが候補になります。
さらに冬になると、薄手ニットの使い道はアウターの中へ。

冬のインナーとしてとくにデザインを生かしやすいのが「メリノリブタートルネックセーター」。ジャケットやコートを重ねても首もとのブラウンが見えるので、アウターを着た状態でもニットの存在感が残ります。
一方「メリノクルーネックセーター」もインナーに使いやすいタイプですが、こちらは逆に襟もとを主張しすぎないのが持ち味。ジャケットやコートの中にすっきり合わせたいときに使いやすいです。
カーディガンも、前を閉じれば冬はトップス感覚でアウターの中へ。「メリノクルーネックカーディガン」なら、秋ははおり、冬はボタンを留めてインナーと、季節によって役割を変えられます。
一枚で幅広く着回すならクルーネック、冬のレイヤードを楽しむならタートル、一枚で着映えさせたいならポロ、はおりとトップスを兼ねたいならカーディガン。今の着方だけでなく、寒くなったときにどう使いたいかまで考えると、自分に合う一枚がさらに選びやすくなります。
ユニクロの薄手ブラウンニット5型、どんな人におすすめ?
5型を着比べると、同じブラウン、同じ¥3990でも「秋冬のワードローブで任せたい役割」はかなり違いました。最後に、それぞれどんな人におすすめなのかをまとめます。

一枚着もキレイめなはおりも欲しいなら「メリノクルーネックカーディガン」(¥3990)

ボタンを留めれば薄手ニット、開ければカーディガン。端正なメリノの生地で、はおりとしてもキレイめにまとまります。秋の気温調節から冬のトップス使いまで、通勤を中心に長く着回したい人におすすめです。
休日にカジュアルに着回したいなら「スムースコットンフルジップカーディガン」(¥3990)

5型で唯一の綿100%かつフルジップ。閉じればトップス、開ければはおりになり、ファスナーの位置でも首もとの印象を変えられます。キレイめなメリノとは違う、スポーティでカジュアルなブラウンニットを探している人に。
一枚で着映える薄手ニットが欲しいなら「3Dメリノブレンドリブポロセーター」(¥3990)

リブ編みとポロ襟が着こなしのポイントになり、シンプルなボトムを合わせるだけでも完成度が上がる一枚。秋は主役トップスとして、冬は襟を生かしたジャケットインに。丸首ニットとは違う変化が欲しい人の候補です。
オンオフ着回せる王道ニットが欲しいなら「メリノクルーネックセーター」(¥3990)

プレーンなメリノの生地にベーシックなクルーネック。5型の中でも合わせるボトムやアウターを限定しにくく、10月の一枚着から冬のジャケットインまで自然に移行できます。仕事にも休日にも使える薄手ニットを一枚選びたい人に。
冬のレイヤードまでしっかり使いたいなら「メリノリブタートルネックセーター」(¥3990)

細身のリブとタートルネックで、一枚着から重ね着まで活躍。秋はすっきり一枚で、冬はジャケットやシャツの中から首もとを見せて。肌当たりが気になる日は薄手のインナーを挟みながら、冬まで長く着たい人に向いています。
10月は一枚でブラウンを主役に、秋が深まったらはおりやレイヤード、冬はアウターの中へ。同じ薄手ニットでも、クルーネック、タートル、ポロ、カーディガンでは季節が進んだときの使い方まで変わります。
今の着こなしだけでなく、冬にどんな役割を任せたいかまで想像しながら、自分に合う一枚を選んでみてください。




























































