気になる本・音楽・TV・コミックをピックアップ！　今月のBAILAおすすめカルチャー!!」（2018年4月）

ゴールデンウィークはインドア派という方におすすめなのが、短編ならではの余韻を楽しめる、角田光代と西加奈子の２作品。どちらも心のコリがほぐれるような、温かさと元気をあなたにくれるはず。音楽は、8 月に開催されるサマソニにも出演が決定した22歳色男のデビューアルバム。海外ドラマはフレディ・ハイモアのピュアな魅力が光る、韓国の同名人気ドラマのリメイク版、コミックは乾物女のママ生活が描かれた「ホタルノヒカリ」最新作と命の尊さを教えてくれる猫コミックをチョイス。心も体もゆっくり休ませる大型連休もなかなか乙なものですよ♪

扉のような人、と子どもの目には映った初子さん。父の葬儀で再会し、記憶をたどり直すことになる「父とガムと彼女」や、母の恋人との思い出が語られる「水曜日の恋人」など。角田ワールドの短編集。

「何か燃やしたいものはないですか？」常識、しがらみ、言葉自体。＂女の子たち＂をがんじがらめにするものから解き放つ＂おじさん＂のひと言。そんなテーマの8つの短編を収録。元気が出る読後感がいい。

男女ともにウケる、メロウなのに軽い良盤。旬のジャズやヒップホップを取り込みつつ、聴かせるギターが絡み合うサウンドは美しく軽快。繊細で甘美な歌声がさらに曲を盛り上げる。

韓国の同名人気ドラマのリメイク版。自閉症で、天才的な記憶力を持つサヴァン症候群のショーン・マーフィー。医学博士の学位を持つ彼が、カリフォルニア州サンノゼの病院に外科レジデントとして招かれる。他者とのコミュニケーションが困難で、幾多の壁に阻まれながらも、奮闘する姿をハートフルに描く。主演は、映画『チャーリーとチョコレート工場』「ベイツ・モーテル」のフレディ・ハイモア。クリエイターは「Dr.HOUSE」のデイヴィッド・ショア。

シーズン1 　WOWOWプライムにて放送中　木曜23時〜吹替版、金曜22時〜字幕版
出演／フレディ・ハイモア、リチャード・シフ、ボー・ガレットほか

仕事は一生懸命だがズボラな干物女のOL蛍は奇跡的に上司の誠一と結ばれる。その後、アイドルに目覚め、オタ道を爆走中、妊娠が発覚。ついに出産のときを迎えた蛍は……。

エイズを発症した愛猫。懸命に看病するアラサーの独身OL。彼らの真摯な姿は、＂命＂の尊さとその現実を教えてくれるはず。