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【タイトルに惹かれて】新装版を手に入れた米小説『キャッチ=22』

学生の頃から、英米文学が好きなのですが、これもそのひとつ。映画にもなっている『キャッチ=22』の新装版がかっこいい!
【タイトルに惹かれて】新装版を手に入れた米小説『キャッチ=22』_1
ジョーセフ・ヘラーのキャッチ=22
そもそも数字がついているタイトルが好きだったりもするんです。『チャリングクロス街84番地』(アメリカに住む女性とロンドンはチャリングクロス街84番地にある古書店のスタッフとの何年にもわたる文通のお話)や、『六番目の小夜子』(恩田陸さんのデビュー作。学園ものです)に『”少女神”第9号』(フランチェスカ・リア・ブロックによるYA小説。90年代の女の子のキラキラ感!)『チャイルド44』(ロシアを舞台にしたミステリー小説。トム・ハーディも出演し、映画化もされています)などなど。

と前置きが長くなりましたが、早川書房から出ている『キャッチ=22』。左の2冊は1997年に買ったもの。そして今年新装版が登場しました。装幀は川名潤さん。BAILAでもおなじみのイラストレーター、平松昭子さんが手がけた『絶望名人カフカの人生論』や、ケイト・ブランシェットとルーニー・マーラの共演で映画化された『キャロル』の装幀も手がけてらっしゃいます。印象的なタイトルをさらに印象的に見せてくれているこのカバー! 好きな作品がこんな風にまた出てくることにワクワクしてしまいました。
話の内容は、第二次世界大戦末期から始まります。軍隊を去るには自分が正常ではないことを上層部にわかってもらわなければならず、でもそれをわかってもらえるように説明ができるということは、つまり正常である、というジレンマ。

もしお近くの書店にあったら手にとって見てくださいね。(副編Y)

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