イラストエッセイスト 犬山紙子さん
マウント問題なら犬山さん! 著書『アドバイスかと思ったら呪いだった。』(ポプラ文庫)にはマウンティングに関するエピソードも多数。
心理カウンセラー 石原加受子さん
「自分中心心理学」で楽に生きる方法を提唱。『「とにかく優位に立ちたい人」を軽くかわすコツ』(学研プラス)など著書多数。
「勝手にコンサル」おじさん
〈犬山さん〉相手の迷惑を考えられず気持ちよくなっている人を喜ばせる必要はないですよ。肯定もせず否定もせずの「面白いですね」という返答で流しておくと傷つかずにすむはず。
〈石原さん〉相手を喜ばせるとさらにアドバイスをされ、どんどんつらくなっていきます。嫌なことを聞かれたら「それって何か関係あるんですか?」と質問して答えないようにするといいですね。
〈犬山さん〉本当に何かしてあげたいと思っているものの、無自覚にマウントをとっているタイプ。「そんないい仕事、先輩がやればいいじゃないですか!」とわからせてあげてもいいかも
〈犬山さん〉コミュニケーションしなくてすむなら、しなくていい! もしまたなにかイラッとくることを言われたら「また言ってるウケる〜」と心の中にIKKOさんを召喚して、流しましょう
〈石原さん〉論破しても、相手がお礼を言うようになるわけではないので、コミュニケーションをとらないのが正解! 上司だからって、お土産を渡さなければならない決まりはありません
「マナー講師ノリ」おじさん
〈犬山さん〉マナーは知識さえあれば指摘できるから、マウントをとりやすいんです……。こういう人は「マナーといえば○○さんですね!」といじりぎみに褒めて、自分は下げない対応が◎
〈石原さん〉謝るのではなく、相手より余裕を持って、気持ちのうえで優位に立って、目を見て「わかりました」と言いましょう。人は、そういう相手には怒りづらくなるんですよ
〈石原さん〉「話を聞いてくれる」と思われているかも。「5分以内に切り上げる」と決めましょう。切るタイミングを見極めることに頭を使っていれば、まともに話を聞かなくてすみますしね!