香港の代名詞、歴史あるマンダリン オリエンタル 香港の魅力
今回の旅のハイライトはホテルステイ。滞在するだけでも癒され、香港らしさを体感できる、歴史ある贅沢な「マンダリン オリエンタル 香港」と、常にワクワクするサプライズで迎えてくれるモダンな「ザ・ランドマーク マンダリン オリエンタル 香港」のふたつの宿のホテルホッピング。ガラリとイメージの違うホテルで、マンダリン オリエンタルならではの優雅で繊細なサービスを満喫できるのでお勧めです。
まずは、古き良き時代の香港の面影を色濃く残す、「マンダリン オリエンタル 香港」に2泊。船の行き交うビクトリア湾を見渡す部屋は、落ち着いたインテリア。窓際のソファが特等席です。お部屋でのチェックインの後、バスケットでジャスミン茶が運ばれ、ホッと一息。日替わりのスイーツもエッグタルトや有名なオリジナルのローズペタルジャムとマドレーヌなど、このホテルならではのものが届きます。ちなみにアメニティはボッテガ・ヴェネタ、香りのいいバスソルトまで用意されていて至福。そして、いつも館内に漂う甘やかな香りは、フリージアと金木犀の香り。最近ゲストの要望に応えて、このルームフレグランスをギフトショップで扱うようになったそうなので、ぜひお土産に!
夜もホテル内のフレンチ、ピエール・ガニェールのミシュラン2つ星「ピエール」に予約、4品コースのテイスティング・ディナーを、ちょっとおしゃれをして、ワインとのペアリングして楽しんで。スパイシーな干しエビ、ナツメヤシのベールなど、どこか隠し味に香港テイストが効いていて、ここでしか味わえないガニェールシェフの繊細で美しい料理に酔えます。
食後にホテル自慢の夜景もゴージャスな「M バー」に寄って、活気溢れる街に暮らす人々や雰囲気とともに”kinobi”カクテルを味わえるのも楽しいひととき。抹茶ヨーグルトと京都のジンのカクテルや、珍しい北欧のアリのジンなどトレンドセッター的な存在のミクソロジストのファンで賑わいます。バーホッピングも香港のトレンドなのだそうです。
撮影・取材・文/ 桂まり