YEBISU GARDEN CINEMAにて5月14日(土)からまずは『山猫 4K 修復版』、さらに『ルートヴィヒ デジタル修復版』が公開されます。順次全国をまわるとのことで、さらに冬には『郵便配達は二度ベルを鳴らす』、『揺れる大地』そして『若者のすべて』が順次公開される、という、まさにメモリヤル・イヤーにふさわしいラインナップ!!
先日のプレミアでは、『若者のすべて 4K完全修復版』が上映されましたので、そのことから少し・・・・・・。
アラン・ドロンもルキーノ・ヴィスコンティも、知らないという方も多いかもしれません。私も正直、ここで何かを語れるほど詳しくないので、知ったかぶりをせずにいきます、ぜひ皆さん独自にググってくださいませ。
それではなにを皆様に伝えたいかというと次の3つなのです!
①アラン・ドロン様が本当に本当に美しかったこと
②ルキーノ・ヴィスコンティの映像が格好よくて美しかったこと
③GUCCIが映画修復のサポートをしているおかげで、大スクリーンで昔の映画がきれいに蘇えるってことがとってもすごいと思えたこと
『若者のすべて』には、え?そのカット必要?と巨匠中の巨匠に恐れ多いツッコミを入れたくなるくらい、顔のどアップや美しい背中、涙にくれ、震える様子などなど、アラン・ドロンの素敵ショットも満載。ルキーノのアラン・ドロンへの愛情を感じます。もちろんそれ以上に、3時間があっという間に思えるほど、映画自体、とても面白い!
4K完全修復、デジタル完全修復・・・劣化の危機にさらされているフィルムを貴重な文化遺産とみなし、修復・保存活動をしているThe Film Foundation(マーティン・スコセッシが設立)というところがあるのですが、それを2006年からGUCCIがサポートしているのです。ホームページによれば「1年に1作品の修復を支援」していて、その修復された映画は、グッチ銀座の6階で見ることができるんです(完全予約制)。私もこれまで『こわれゆく女』(監督:ジョン・カサヴェテス 1974年制作)や『黒い砂漠』(監督:フランチェスコ・ロージ 1972年制作)を観ており、今後も予約をする気満々。
アラン・ドロン演じるタンクレディという役名が記憶に残り、調べてみたらその名前の赤ワインがあることを知って、わざわざ飲ませてくれるところに飲みにいったことも・・・・・・(蛇足ですが)。
(副編Y)
特別興行につきチケットは\1800均一