「伸びてきたから切りたい」「イメチェンしたい」との気持ちを満たす、知っておくと便利な”前髪セルフカットテクニック”を、CIECA.の高橋佳奈さんに教えてもらいました。これなら不器用さんでも失敗知らずで、まるでサロン帰りの仕上がりに!
記事後半の【ラウンド前髪】のカットテクや記事文末の動画も参考にして。
セルフカットでこんなにも自然な前髪が完成!
STEP1/ハサミ・コーム・ダッカールを用意する
〈ハサミ〉
100円ショップなど安くてもいいので、先端が尖っている髪専用のハサミを用意する。文房具用のハサミは切った時に髪が逃げて、まっすぐ切るのが難しい場合も。
〈コーム〉
前髪をとかしたり、分け目を作ったり、ブロッキングする時に使いやすい目の細かいものが便利。
〈ダッカール〉
両サイドの髪を留めるためのダッカール。最低2本は準備を。
STEP2/ドライヤーで髪を乾かす
ドライヤーで前髪全体をブローしてしっかり乾かす。濡れたままだとクセが真っ直ぐに伸びて、いつもよりも長い状態でカットすることになり、その結果、切りすぎてしまう可能性が。
STEP3/前髪は黒目の外側を目安に分け取る
カットする前髪の幅の目安は、黒目の外側の延長線上で前髪とサイドに分けておくのがポイント。プロ仕立ての自然な毛流れに仕上がる。
STEP4/前髪とサイドの髪を分ける
STEP3のように、もう片側の前髪とサイドを分ける。正面から見た時に小さな三角形になるようブロッキングすると失敗しにくい。
STEP5/両サイドの髪をダッカールで留める
前髪と混ざらないようにサイドの髪をダッカールで留める。耳上あたりで留めると短いサイドの髪が飛び出しにくい。
STEP6/前髪をコームで整える
カットする前にコームで前髪をとかして、毛流れをまっすぐに。ぱっつん前髪の場合は、毛束感が均等になるようにコーミングして。
STEP7/中央の毛束からカットを始める
ハサミを床と平行に持つ。おでこにハサミを当てながら、眉間あたりの毛束の毛先を5mmカット。一度に切ろうとせずに2cmずつハサミをずらすと、まっすぐにカットできる。
STEP8/そのままの流れで左右の前髪もカット
中央の前髪の長さに揃えるように少しずつハサミをスライドさせて左右の前髪もカット。こまめにコームで髪をとかし、毛流れや束感を整えながらカットするとバランスのいい仕上がりに。
【ラウンド前髪の場合】
両サイドを少し長めに残し、ゆるやかな半円を描くようなラウンド前髪。左右のバランスやサイドの髪とのつながりが意外と難しいもの。自然になじむカット方法はこちら!
STEP1/前髪を3つにブロッキングして、中央の前髪からカット
準備するツールや乾かし方は先ほどと同じ「ハサミ・コーム・ダッカール」。ラウンド前髪の場合、中央の毛束は多めに、左右の毛束は少なめになるようにブロッキング。毛束を指で挟み少し浮かせた状態で、ハサミを縦にしながら、中央の毛束を5mmずつカット。
STEP2/中央の前髪と左右の前髪を繋げるようにカット
左右の前髪をカットする時は、すでにカットした中央の毛束も一緒に指で挟み込む。中央の前髪と眉尻を結んだライン上で、左右の髪をカットすると自然なラウンドに仕上がる。
STEP3/左右の前髪はハサミを横にしてカット
カットする範囲が分かったら、ハサミを横にして5mmずつカット。一気に切らずに、コームでバランスを整えながらカットすることが大切。
【失敗しない前髪の挟み方】
前髪を指で挟む場合、毛束の根元や中間ではなく、毛先ギリギリを挟むことが失敗しない基本の持ち方。それ以外の位置を持つと、切りすぎてしまったり、まっすぐカットできない場合も。
教えてくれたのは、CIECA.トップスタイリスト高橋佳奈さん
CIECA.トップスタイリスト。その人の骨格や髪質、ライフスタイルに合わせた再現性の高いスタイルが人気。
インスタは@cieca.takahashi
CIECA.(シエカ)
住所/東京都渋谷区神宮前5-16-2
予約・問い合わせ番号/03-6805-0644
営業時間/11:00~21:00(平日) 10:00~20:00(日・祝)
定休日/月曜、第3火曜
高橋さんが実演! 失敗しない"前髪セルフカット術"
取材・文/佐藤 梓 企画/山岸 成実<BAILA>