久々に明るい色やワクワクするようなデザインが豊富なこの春、真っ先に買うべきはトップス! バイラ世代の伊藤真知さん&加藤かすみさんが、大人が使いやすい4つのトップスを教えてくれました。2人の対談もぜひチェック!
まず押さえておきたい【2021春トップス】4つのTOPICS
TOPICS1《甘めブラウス》一つ足すだけで今っぽさが急上昇!
TOPICS2《バンドカラーシャツ》カジュアルな丸首が使いやすい
TOPICS3《きれい色カーディガン》大人も似合う明るいカラーが続々
TOPICS4《ゆるボーダー》色やフォルムが女っぽくアップデート
伊藤真知さんが推す春トップス
シャツ¥7263/プラステ ブラウス¥56000/サザビーリーグ(マーレット) トップス¥13000/ドレステリア 新宿店(ドレステリア) (右)カーディガン¥13000・トップス¥11000/デミル クス ビームス 新宿(デミルクス ビームス) (左)カーディガン¥13000/シュガー・マトリックス(イチエ) デニムパンツ¥19000/シンゾーン ルミネ有楽町店(ザシンゾーン) バッグ¥46000/エバゴス 靴¥83000/エディット フォー ルル(フランチェスコ ルッソ)
《甘めブラウス》は大げさなデザインで潔く着たい気分
「ここまでの甘いデザインは初めて。ハリ感のある素材、色もベージュなのでリッチな雰囲気に」(伊藤さん)。ブラウス¥56000/サザビーリーグ(マーレット)
カジュアル派の《バンドカラーシャツ》はほんのり色つきを
「シャツ慣れしていないこともあり、個人的には白よりも堅さが和らぐブルーがジャスト。お尻まですっぽり隠れるオーバーサイズもお気に入り」(伊藤さん)。シャツ¥7263/プラステ
《きれい色カーディガン》は爽やかな色を女っぽいVネックで
「甘すぎず辛すぎず、どちらにも振れるイエローやグリーンは万能」(伊藤さん)。(右)カーディガン¥13000・トップス¥11000/デミル クス ビームス 新宿(デミルクス ビームス) (左)カーディガン¥13000/シュガー・マトリックス(イチエ)
カットソーのような薄手&《ゆったりサイズのボーダー》で品よく
「体が泳ぐようなシルエットはきゃしゃ見えにも。ありそうでなかったグレーボーダーが新鮮」(伊藤さん)。トップス¥13000/ドレステリア 新宿店(ドレステリア)
加藤かすみさんが推す春トップス
トップス(アンスクリア別注)¥18000/ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店(アンスクリア) ブラウス¥25000/サードマガジン (上)カーディガン¥39000/サザビーリーグ(デミリー) (下)カーディガン¥23000・プルオーバー¥16000/アルアバイル(ルル・ウィルビー) シャツ¥10900/ハッシュニュアンス バッグ¥180000/ウィムガゼット ルミネ新宿店(ザンケッティ) スカート¥62000/サードマガジン 靴¥9800/ル タロン渋谷パルコ店(Le Talon)
《ゆるボーダー》はひとクセあるデザインで楽しいインパクトを
「配色の違う二つのボーダーを合わせたユニークなデザイン。今年はこれくらいの遊び心があっても」(加藤さん)。トップス(アンスクリア別注)¥18000/ジャーナル スタンダード レサージュ 銀座店(アンスクリア)
《きれい色カーディガン》はリブ素材やツインタイプで女性らしく
「鮮やかだけど原色とも違う、少しくすんだようなトーンが大人好み」(加藤さん)。(上)カーディガン¥39000/サザビーリーグ(デミリー) (下)カーディガン¥23000・プルオーバー¥16000/アルアバイル(ルル・ウィルビー)
《バンドカラーシャツ》はパリッとした白の王道をチョイス
「シンプルに見えて、実は後ろがあいたデザイン。一枚で着ることも多いので、着たときに動きが出たり、サマになりやすいものがいいですね」(加藤さん)。シャツ¥10900/ハッシュニュアンス
“透ける黒”ならリボンつき《甘めブラウス》も大人っぽい印象に
「トップスにはあまり色を入れないので黒が多め。デザインの甘さが抑えられると同時にモードっぽい要素も加わって、カッコよく着られます」(加藤さん)。ブラウス¥25000/サードマガジン
ついに4 回目! 人気対談がリターンズ
テンションもおしゃれも一気に上がるから、春はトップスが最優先!
伊藤 かすみさん、ようやく春がきますね! マスク生活も一年になるけれど、まだまだおしゃれが楽しみづらい毎日。せめて顔まわりくらいは華やかに見せたくて、この春も相変わらずトップスばかりに目がいきます。
加藤 リモートワークも増え、“上だけはちゃんとしないと”という意識もありますしね。春物を見ていても、トレンドはトップスに集中している気がします。
伊藤 特に気になったトレンドはありますか?
加藤 まずは甘めブラウスですね。フリルやリボンがついたものは前からあったけど、今季はデザインがより大胆になって、なかなかの“激甘”(笑)。大人ブランドでも多く見かけますし、春にかけて本格的に出てきそうな予感です。
伊藤 たしかに“映える”という意味では、いちばん効果的かも。
加藤 そうそう! ボトムは去年のままでも、一つ足すだけで格段に今年っぽく見える。真っ先に買うアイテムとしてもぴったりです。
伊藤 あと私、実は冬の間にバンドカラーのシャツを買ったんです。ニットの襟元からチラッと見えると可愛いなと思ったんですけど、これがとんでもなく着やすくて!
加藤 バンドカラーは私も好き。仕事も家でという今の時代にあって、きちんと感もありつつカジュアルに着られるシャツというのは、使いやすくていいと思います。
伊藤 かすみさん的にマイブームなトップスはありますか?
加藤 きれい色!(即答)
伊藤 ちょっと意外! ベーシック色好きなイメージがあったので。
加藤 そうなんです、よく着ているのは黒やベージュ、ブラウン系。きれい色って子どもっぽく見える気がしてほとんど持っていなかったんですけど、今年は鮮やかなのに少しくすんだようなトーンがすごくきれいで。これなら大人の私にもいけるかなと。真知さんは色、好きですよね?
伊藤 はい、大好物(笑)。でも今まではボトムで取り入れることが多かったから、春はトップスで挑戦してみたくて……顔映りもよさそうですしね。今季はボーダーもきれいな色が増えたので、アップデートしようと思っています。
加藤 柄ってパッと明るくなるから、いいですよね。一枚は持っている人も多いので、今年はちょっとクセのあるものを選んでみても楽しいかも。冬はアウターも含め全身で素敵かどうかが大事だけれど、薄着になる春はやっぱり上半身が目立ってくるから、トップスが最優先。顔まわりが変われば気分も一気に上がるので、まずはトップスの更新をおすすめします。
伊藤真知さん
本誌をはじめ数々の女性誌で活躍するエディター。等身大のリアルなコーディネートや真似したくなる着こなしセオリーで、私服スタイルも人気。
加藤かすみさん
本誌の特集、表紙をはじめ、広告やカタログまで幅広く手がける人気スタイリスト。センスと理論に基づいた着こなし術にはファンも多数。
撮影/魚地武大〈TENT〉 スタイリスト/加藤かすみ 取材・原文/伊藤真知 構成/内海七恵〈BAILA〉 ※BAILA2021年3月号掲載
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