“ちょっとの更新”が素敵を左右するからこそ、去年可愛かったあのニットは、着こなしは、どうアップデートするのが正解? 去年から続くトレンド色・ブラウンを「また着てる」と思わせないために、今年流の選び方と合わせ方をマスターしよう。人気コンビ・エディター伊藤真知さんとスタイリスト加藤かすみさんが自身のこだわりとともにコツを教えます!
スタイリスト加藤かすみさん
「今年は色も大事!トーンを合わせて大人っぽく」
表紙やファッション特集を数多く手がける人気スタイリスト。センスと理論に基づいた着こなし術にはファンも多く、「かすみさんのコーディネートは売れる!」は定説。
エディター 伊藤真知さん
「パンツ派の私もスカート合わせに開眼しました!」
本誌をはじめ数々の女性誌で活躍するエディター。等身大のリアルなコーデやまねしたくなる着こなしセオリーで、私服スタイルも人気。昨年、初のスタイル本を刊行。
《ブラウン軸のニットコーデ》は今年どう着る?
昨秋、人気に火がついたブラウンのニットは、この秋もまだまだトレンドのど真ん中。“また着てる”と思わせない今年流の選びと着こなしのヒントを、二人の実例とともにご紹介。
スタイリスト 加藤かすみさんの今年着たいブラウンニットコーデ
「グレーのようなあいまいなブラウンに惹かれて選んだニットは、ややフレアなデニムやブーツと合わせるのが定番。全体的に色は抑えつつ、寂しくならないように柄のバッグもよく使います。茶色のニットでメイクも茶系だとコンサバ感が強くなるので、目もとやリップにはオレンジ系を選ぶことが多いですね」
「サイドに大きくスリットが入っているので、厚みがあっても動きが出やすく、女性らしく着こなせるのもお気に入り。タートルは直接首に触れ続けるので、チクチクしないウールやカシミヤなど、ストレスフリーな良質素材を選ぶのも欠かせません」。ニット¥23000/プラージュ 代官山店(プラージュ) バッグ¥54000/アマン(ア ヴァケーション)
エディター 伊藤真知さんの今年着たいブラウンニットコーデ
「着こなしによって甘くも辛くもいけるチョコブラウンは、大好きな色。ですが小柄なこともあり、色が暗くてボリュームのあるニットだと“着られて”しまうので、コンパクトなリブタートルですっきりと。カラーパンツにインして、腰位置を高く見せるのもマイルールです」
「ぴったりしていて胸元があいていると変に女っぽくなってしまうので、リブニットはタートルや襟つきが絶対。肩のボタンなど目線を分散させるディテールも有効」。ニット¥8800/ザ・スーツカンパニー 銀座本店(ザ・スーツカンパニー) パンツ¥17000/ルーニィ コート130000/ロンハーマン(エブール フォー ロンハーマン) 靴¥18000/オデット エ オディール 新宿店(オデット エ オディール)
撮影/曽根将樹〈PEACE MONKEY〉 ヘア&メイク/桑野泰成〈ilumini.〉 スタイリスト/加藤かすみ 取材・原文/伊藤真知 構成/三橋夏葉〈BAILA〉 ※クレジット表記のないものは本人私物です ※BAILA2020年11月号掲載
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