2016年に放送され、今もなお圧倒的な人気を誇る“タイBLの実家”こと『SOTUS/ソータス』。この作品でタイBLドラマの沼に本格的に落ちたという人も多いのではないのでしょうか。
【第5回】ギャップにハマる!胸キュン必至の学園ラブロマンス『SOTUS/ソータス』
本作はコングポップ(Singto)が「Seniority(尊敬)」「Order(秩序)」「Tradition(伝統)」「Unity(団結)」「Spirit(思いやり)」の頭文字をとった“SOTUS"という、上級生が新入生に対して様々なことを教える校内システムが存在する大学の工学部に入学するところから始まります。新入生の教育を担当するアーティット(Krist)は、誰もが震えあがるほどの厳しさで新入生に接しますが、その理不尽な方法に納得できないまっすぐなコングポップはみんなの前でアーティットに盾突き、しまいには「先輩を僕の妻にします」と仰天発言! アーティットも予想外の展開に激昂し、公共の場でコングポップにひどい仕打ちをするのですが…。
アーティット(左)とコングポップ(右)
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その後、コングポップはアーティットの素顔を知っていくうちに、その厳しさが愛ゆえということに気づき、彼の中にある本心に心を奪われていきます。というのも、アーティットは甘い飲み物「ピンクミルク」が好きだったり、初恋の人を忘れられなかったりと、普段の厳しすぎる印象とのギャップのオンパレードで、視聴者も悶絶必至!でも素直になりきれないアーティットはコングポップの前では威勢を張ります。そこもまた愛らしい…。
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その後もマジメでまっすぐに、正面からぶつかってくるコングポップの想いに、新たな感情を覚えるアーティットは、その想いが何なのか、自分の気持ちに向き合い始めます。
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そこでの仲間たちの後押しも見どころのひとつ。
本作には、のちに人気俳優となるOffやNew、Gunsmileも出演。
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女の子が大好きなブライトの演技が板についていた、『Theory of Love』で主演したOff(左)
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心優しい、あたたかなMを演じたのは、のちに『Dark Blue Kiss』で主演を務めるNew(右)。
はたしてコングポップの想いは届くのか――。二人がじれったく、すれ違いながらも本当の愛を見つけていく本作、感涙間違いなしのラストを見届けてください。主演のアーティットとコングポップを演じたKristとSingtoは、今も二人でのお仕事が多く、彼らのSNSで仲のいい姿を見せてくれます。ぜひチェックしてみてくださいね。
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クリス (Krist/Perawat Sangpotirat)
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驚くほど怖い先輩かと思いきや、可愛い一面が続々と出てくるギャップの鬼、アーティット先輩を演じたのは“Krist”。(愛称:クリス/本名:ピーラワット・シェーンポーティラット)。
1995年10月18日生まれ。子役から活躍していて演技経験の多い彼は、音楽家の父がいる家に生まれ、様々な才能を持つ多彩な俳優さんです。実はこの作品の後にBL作品には出演しておらず、その理由は「Singto以外とBLカップルを演じたくないから」というすさまじくファンを歓喜に満ちあふれさせるもの。2020年に放送された『I’m tee,me too』ではSingtoだけでなく、本作で共演したNewやoffとも共演し話題となりました。
【作品情報】
『SOTUS/ソータス』
CS放送/アジアドラマチックTV(アジドラ)にて放送
3/25(木)より、毎週木・金曜 早深夜2:30~深夜3:25
5/21(金)より、毎週月~金曜 早朝5:00~早朝6:00
https://www.asiadramatictv.com/lineup/SO0000009284/
全15話(タイ2016年)・ノーカット日本語字幕版
演出:パドゥン・サンジャーン
脚本:ビタースイート
出演:プラチャヤー・レァーンロード(シントー)/コングポップ
ピーラワット・シェーンポーティラット(クリス)/アーティット
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音楽や映画を中心に執筆中。推しは日に日に増える推し増し型。
Twitter:@knysd1980
構成・文/吉田可奈 企画/斉藤壮一郎〈BAILA〉