中村アンが「好きなアイテム」と語るジャケット。その魅力はどこに? 知ればバイラ世代のステディアイテムが今以上におしゃれに楽しくなる!今回はディオール、セリーヌ、ドゥロワーのジャケットをご紹介。
思わず見とれてしまう、永遠の憧れに出会えるから
1947年に誕生したディオールの「バー」ジャケットは、戦後の質素倹約の時代に、女性たちに衝撃と夢を与えた伝説の名品。なだらかな肩のラインからシェイプされたウエスト、広がってヒップへと流れるような優美なシルエットは、女性の美しさを称えた初代の精神を継ぎながら、リアルに更新されている。ジャケット¥572000・スカート¥539000・シャツ¥203500・バッグ¥396000(すべてディオール)・ピアス¥44000・リング¥50600(ともにディオール ファイン ジュエリー)/クリスチャン ディオール
やんちゃなカジュアルも品よく大人になるから
軽やかなボーダーのニットジャケットは、肩は立体的に、着丈は短く設定され、計算された美シルエットがボリュームボトムと相性抜群。品のいいジャケットはデニムやスニーカーと合わせても子どもっぽくならず、「いくつになっても好きなものは好き」という気持ちにこたえてくれる。ジャケット¥297000・デニム¥100100・キャップ¥56100・ネックレス(プレート)¥66000・(クリスタル)¥145000・(ロゴ)¥82500・スニーカー¥100100(すべて予定価格)/セリーヌ ジャパン(セリーヌ バイ エディ・スリマン)
モチベが上がる、前向きなパワーをくれるから
この秋豊作なノーカラーのツイードジャケット。かつてはフォーマルなイメージが強かったが、今季はプレイフルな色使いや、大胆なオーバーサイズのものなど、手持ちのワードローブをエナジャイズする切り札として注目したい。ジャケット¥209000/ドゥロワー 六本木店(ドゥロワー) シャツ¥28600/エイチ ビューティ&ユース(オム ガールズ) パンツ¥38500/サザビーリーグ(ユニオンランチ) リング¥52800/ショールーム セッション(マリハ) バッグ¥107800/ピエール アルディ 東京(ピエール アルディ)
「袖を通したとき、いちばん仕立てのよさがわかって感動するアイテムがジャケットです。仕立てのいいジャケットを、きちんときれいに着るのもいいし、あえてラフに着くずして、なにげなく日常に取り入れるのも素敵だと思います。」―― Anne
撮影/生田昌士〈hannah〉 ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/池田 敬 モデル/中村アン 構成・原文/岩鼻早苗〈BAILA〉 撮影協力/バックグラウンズファクトリー ※BAILA2021年10月号掲載