マスクでもリモートでも、今の気分にフィットするのはどんなファンデ? 美容感度の高い先輩たちはこの秋どのファンデを選ぶのか、今季のトレンド傾向とともに、押しポイントを語ります!
肌にのせるたび、鏡を見るたび私をもっと好きになる
1.午後の肌に惚れ直す透け肌ファンデーション
「塗っている感がないのに、きちんとカバーしてくれる理想的な仕上がり。時間がたってもくすまず、むしろ肌の美しさを更新してくれるので、鏡を見るのが楽しみに」(美容エディター 松本千登世さん)
SHISEIDO
シンクロスキン セルフリフレッシング ティント
スキンケア成分70%配合のみずみずしいテクスチャー。まるで何もつけていないかのような軽やかで快適な使用感。SPF23・PA++ 30g 全4色 ¥5060
2.パウダリーへの苦手意識を一瞬で覆してくれた!
「パウダリー=乾燥するという固定観念を覆してくれたファンデーション。サラッと時短に、丁寧に仕立てたようなうるみ肌に。下地と併用すると毛穴もどこへやら」(美容エディター 前野さちこさん)
RMK
スムースフィット ポアレスベース 01・エアリーパウダー ファンデーション N
毛穴を見えなくする新下地&素肌を透かしながら、しっとりツヤ肌に仕上げるパウダリー。(右から)SPF4・PA+ 35g ¥4180・10g 全7 色 ¥6160(セット価格)/RMK Division
3.一本でOKな手軽さとリモート映えする上品さも両立
「重さがあるのは苦手だけど、きちんと品のよさは欲しい。そんな願いをかなえてくれるのがマキアージュ。肌ノイズをカバーして、“もとからキレイ”な素肌感へと底上げ」(ヘア&メイクアップ 輝・ナディアさん)
マキアージュ
ドラマティック カバージェリー BB
マスク移りやムレによるくずれなど、今の時代の悩みを解決。厚塗り感なく軽やかなツヤ肌が続き、石けんオフも可能。SPF50・PA+++ 30g 全2色 ¥3080
【推しファンデトーク】くずれにくさと素肌感を両立!時代にフィットしたベースが豊作
美容エディター
松本千登世さん
航空会社の客室乗務員、広告代理店を経てエディターに。ほどよく素肌が透けているナチュラル肌が好み。
美容エディター
前野さちこさん
おしゃれ感性を生かした誌面作りに定評がある美容エディター。乾燥&敏感肌ゆえ、ベースも保湿力重視。
ヘア&メイクアップ
輝・ナディアさん
ThreePEACE所属。バイラ世代のリアルメイクを提案。きっちりベースよりもほどよくカジュアル肌が好き。
ナディアさん(以下ナ) 今季もwithマスクなベースメイク。一時はマスクで見えないからと省くか、絶対くずれない鉄壁肌をつくるかの二極化でしたよね。
松本さん(以下松) そう考えると、今季は肌づくりのバリエーションが増えたよね。
前野さん(以下前) まさに多様性の時代! 一本で仕上がる色つきベースや、粉感のないパウダリー、厚ぼったくならないコンシーラーなど、マスク移りしない・くずれにくいのは前提にあって、そこから選択肢の幅が広がったなーという印象。
ナ くずれるのはもちろん嫌だけど、ガチガチに作り込むのも苦手だったから、このベースメイクの流れ、嬉しい〜。
松 色々試して感じたのは、どれも無理がない肌になれるんだよね。時代に寄り添っているし、各メーカーの企業努力を感じる。
前 ベースメイクがコンプレックスカバーから、また一段上がったフェーズに行きましたよね。RMKの下地もポアレスだけど、毛穴をベタッと埋めるのではなく、毛穴はそこにあるけど見えないリアルさがある。パウダリーファンデもまったくパサつかないし、表面はサラッと軽やかだから、マスクをつけても快適。
ナ 皮膜感がないから、塗っていても心地よいですよね。私の推しはマキアージュのBB。スキンケア後一本でいい手軽さなのに、きちんと端正な肌になれる。かといってコンサバすぎない素肌の延長のような仕上がりが、今の気分にぴったり。
前 素肌の延長って、今季ベースメイクのキーワードだよね。薄づき希望だけど、薄すぎるのは大人には心もとない……。だからこそ、カバー力があるけど厚ぼったくならない、“もとから肌がキレイ”をかなえてくれるファンデーションが豊作で嬉しい。
松 SHISEIDOの新ファンデーションも、まさにその仕上がり。ティントという名だけあって、つけているのを忘れてしまうぐらい肌と一体化。しかも、時間がたてばたつほどなじんで美しさが増す、“生きてる”肌になれる。
ナ それはポジティブな情報!夕方、鏡を見てげんなりすることもなくなりますね。テクノロジーの進化ってすごい。
前 本当それ。くずれないためにどうするか?って考えてベースメイクをしていたけど、今はテクなしでくずれず心地よい肌になれる。だからこそ、最新テクノロジーはどんどん頼るべき!
ワンピース¥49500/UTS PR(ラッピンノット)
撮影/嶌原佑矢(人)、西原秀岳〈TENT〉(物) ヘア&メイク/輝・ナディア〈ThreePEACE〉 スタイリスト/辻村真理(人)、山本瑶奈(物) モデル/森絵梨佳 取材・原文/谷口絵美 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2021年10月号掲載