働く30代のおしゃれ事情に詳しいスタイリストが、季節のお悩みを解決!
今回は、冬のおしゃれに欠かせない「ウールコート」のベルトの結び方を取り上げます。ミドルコート、ロングコート、それぞれの着丈に合わせたおすすめの結び方をご紹介。
(写真左から)ミドルコート¥36300/ソージュ オンラインストア(ソージュ)、ロングコート¥82500/バナナ・リパブリック、トレンチコート¥149600/シオタ
【ミドルコート】は「両サイド結び」でコンパクトに
ミドルコートのベルトは「両サイド結び」でコンパクトにまとめるのがおすすめ。結び目が目立たないシンプルな形なので、バックスタイルをすっきりとした印象に見せつつ、ベルトが固定されることでいつの間にかずり落ちてしまう、なんて心配もありません。
結び方の手順とコツ
① ベルトループに通したら、ベルトの先端を下から上へくぐらせる。
② 手前にできた輪に、ベルトを通す。
③ ベルトの先を引っ張り、結び目を作る。
④ もう片方も①〜③同様に結ぶ。
⑤ 形を整え、ベルトの先をポケットに入れたら完成!
「両サイド結び」の完成形はこちら!
きれいに仕上げるポイントは、サイドの結び目の間を広めにとり、ベルトを少しだけたるませること。この間が狭いと着心地が悪くなるだけでなく、不自然に見えてしまうので要注意。かっこよく着こなすためにも、このポイントはしっかり押さえて!
前で結ぶなら「片結び」でラフに
前を閉めて着る場合は「片結び」でラフにまとめるのがおすすめ。このとき、輪っか部分を内側に、垂れたベルトはあえて長さをそろえず外側に垂らすのがこなれて見えるポイントです。ウエスト位置できゅっと結びメリハリを効かせることで、バランスよく着こなせます。
【ロングコート】は王道「固結び」でシンプルに
存在感のあるロングコートは「固結び」でシンプルにまとめて。ボリューム感が出すぎず、上品な印象に見せてくれます。生地が厚いコートの場合は、特におすすめの結び方です。
結び方の手順とコツ
① ベルトループに通したら、ベルトを背中側の真ん中でクロスさせる。このとき、向かって右側を少し長めにとっておく。
② 右側に垂れたベルトの先端を、奥のベルトの下から上にくぐらせる。
③ ベルトの先端を手前に落とし、輪を作る。
④ ベルトの先端を、③で作った輪に通す。
⑤ 左右のベルトを引っ張り、結び目を整えたら完成!
「固結び」の完成形はこちら!
きれいに結ぶポイントは、最初にベルトをクロスさせたとき右側のベルトを長めにしておくこと。そうすることで、結んだ後に左右のベルトの長さが均等になり、美しい仕上がりになります。ロングコートを背中側で固結びする場合は、腰の位置できゅっと結んでコンパクトにまとめると、バランスよくきまります。
前で結ぶ場合も「固結び」が使える!
ロングコートの前を閉めて着る場合に気をつけたいのが“バスローブっぽく見えない”こと。それを避けるポイントは
✔「固結び」で結び目をフラットにすること
✔ウエスト位置を上げすぎないこと
✔サイドで結ぶこと
この3つをおさえておくと、ぐっと洒落感のある着こなしに。ボリューム感のあるロングコートもすっきりと着こなすことができます。
ウールコートの結び方にはたくさん種類がありますが、今回ご紹介した結び方が簡単、かつおしゃれに見えておすすめ。流行のないデザインなので、覚えておけば長く使えること間違いなしです!
ソージュ オンラインストア https://store.soeju.com/
バナナ・リパブリック br_info@bananarepublic.jp
撮影/田村伊吹 スタイリスト/鷹取美咲 取材・文/伊佐治里保