働くバイラ世代の多くが悩みを抱えている“歯の食いしばりと”“歯ぎしり”。仕事中や寝ているときなど無意識にやってしまっているもの…。自分でできるマッサージ&ストレッチ、ストレスそのものにアプローチするサプリをご紹介!
《咬筋マッサージ》
エラのあたりのかむとふくらむ部分を人さし指でマッサージ
エラのあたりで、かむとふくらむところ(エラの角から2〜3㎝ほど斜め上)が咬筋のある部分。歯ぎしりや食いしばりぐせがあるとここにコリや痛みが出やすいのでマッサージでほぐして。「左右の咬筋の部分に人さし指を当て、クルクルと円を描くようにマッサージを。上下の歯を離して行うこと。5〜10分ほど行うのがおすすめ。こまめに行って」(小見山先生)
《側頭筋マッサージ》
こめかみの髪の生えぎわの少し前あたりを人さし指でマッサージ
こめかみのあたりに広がる側頭筋も、かむときに働く筋肉。歯ぎしりや食いしばりぐせがあると、ここもコリや痛みが生じやすいのでマッサージを。「左右のこめかみの髪の生えぎわの少し前あたりの、かんだときふくらむ部分に人さし指を当て、クルクルと円を描くようにマッサージしましょう。こちらも5〜10分ほど、上下の歯を離して行いましょう」(小見山先生)
《開口ストレッチ》
こり固まった顎の筋肉をほぐして開きやすくする
食いしばりぐせがあると顎の筋肉がこり固まって口が開きにくくなるので、開口ストレッチも取り入れて。「上を向きながら口を大きくあけていき、人さし指と親指で左右から口をつかみ、次に顔を戻して口を閉じます。これを3回。朝晩に行いましょう。顎コリが改善し、口が開きやすくなります。口をあけたとき、手の指を縦にして3本入るのがよい状態です」(小見山先生)
ストレスをケアするサプリもおすすめ
ボトックス注射の取材に協力していただいた松倉クリニック代官山の貴子先生によると、食いしばりぐせの改善にはストレス対策のサプリも取り入れるとより効果的だとか。おすすめは、副交感神経を優位にするCBDや、ストレスホルモンといわれる“コルチゾール”にアプローチするサプリ。
gron ストロベリー CBDグミ 50mg ¥1814/ビープル バイ コスメキッチン
タカコスタイル ザ コルチゾール コントロール 60錠 ¥13500/松倉クリニック代官山
タカコスタイル the CBD Rebalance 15個 ¥2750/TAKAKOスタイル
歯ぎしり低減をサポートする新アイテム
こめかみに小さなセンサーを貼って寝ると睡眠時の歯ぎしりの回数を記録し、スマホアプリで見える化。歯ぎしりを検知すると弱い電気刺激が発生して低減をサポート。※歯科医院取扱品のため、お近くの歯科医院に問合わせを
バトラー グラインドケア¥93500(患者希望価格)/サンスター
歯学博士
小見山道先生
日本大学松戸歯学部 クラウンブリッジ補綴学講座教授。同学部付属病院「顎関節・咬合科」科長も務める。
撮影/山下みどり イラスト/加納徳博 取材・原文/和田美穂 ※BAILA2021年12月号掲載