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【歯ぎしり&歯の食いしばり】仕事のストレスが原因!? 起きる理由と日頃のケアを専門家が徹底解説!

働くバイラ世代の多くが悩みを抱えている“歯の食いしばりと”“歯ぎしり”。仕事中や寝ているときなど無意識にやってしまっているもの…。そもそもなぜ歯の食いしばりや歯ぎしりが起きるのか、また日常でできるケアはあるのか、専門家がアドバイス。

目次

  1. 1.働く日々にあるある歯ぎしり・食いしばり…
  2. 2.そもそもなぜ歯ぎしり・食いしばりが起きるの?
  3. 3.歯ぎしり・食いしばり改善のためにできること

1.働く日々にあるある歯ぎしり・食いしばり…

気がつくと食いしばっていて、エラが張ってこないか心配…(30歳・会社員)

気がつくと食いしばっていて、エラが張ってこないか心配…(30歳・会社員)

イライラしていると食いしばってしまい、顎が痛くなることがある(35歳・派遣社員)

ストレスで食いしばりが強くなって奥歯が割れ、ほかの歯にはヒビが…(29歳・営業)

パソコン作業中に無意識 に食いしばってしまい、数時間後に顎が疲れる(34歳・SE)

パソコン作業中に無意識に食いしばってしまい、数時間後に顎が疲れる(34歳・SE)

忙しくて疲れているとき、家族から歯ぎしりをしていたと言われた…(33歳・広告)

朝起きたとき顎に痛みがあり、歯ぎしりしていることに気づいた(28歳・営業)

朝起きたとき顎に痛みがあり、歯ぎしりしていることに気づいた(28歳・営業)

朝方、眠りが浅いときに、歯ぎしりをしている感じがして目覚めることが(30歳・販売)

2.そもそもなぜ歯ぎしり・食いしばりが起きるの?

お話を伺ったのは
小見山道先生

歯学博士

小見山道先生


日本大学松戸歯学部 クラウンブリッジ補綴学講座教授。同学部付属病院「顎関節・咬合科」科長も務める。

無意識下の歯ぎしりと日中の食いしばり。その違いをまず知ろう

歯ぎしりも食いしばりも、かむときに使う咬筋や側頭筋、その奥の翼突筋にコリや痛みが生じる

歯ぎしりと食いしばりは、違うものなので、まず違いを知っておこう。

「歯ぎしりは、睡眠中に上下の歯を合わせてギリギリと横に動かすこと。無意識のうちにするので力が入りやすく、100kgもの力がかかることもあるといわれています。子どもの頃や若い頃は誰でもするもので、加齢とともに減っていきます。ひどくなければ問題ありませんが、ひどいと歯がすり減ったり、顎に痛みが出て顎関節症になったりといった不調が出ることが。原因はハッキリわかっていませんが、日中のストレスや緊張も原因といわれています」

一方、食いしばりとは……。

「上下の歯は口を閉じていても1~2mm離れているのが正しい状態ですが、集中しているときなど上下の歯を常に合わせてしまうのが食いしばりです。かるくかみ合わせているだけでも食いしばっているといえます。これはくせが大きいですが、ストレスの影響も。顎関節症になることもあるので要注意。歯ぎしりも食いしばりも、かむときに使う咬筋や側頭筋、その奥の翼突筋にコリや痛みが生じます」

以下のような方法で改善を!

《歯ぎしり》

歯ぎしりとは

睡眠中に歯を合わせてギリギリと横に動かす
睡眠中に歯を合わせてギリギリと横に動かすのが歯ぎしり。パートナーに指摘されて気づくことも。ストレスがあるとしやすくなる。顎の痛みや顎関節症、睡眠の質の低下などの原因に。

《食いしばり》

食いしばりとは

集中しているときなどに歯をずっとかみ合わせる
起きているときに上下の歯をかみ合わせてしまうのが食いしばり。くせによるものが大きく、パソコン作業中など集中しているときにしやすい。ストレスも起因。顎関節症の原因にも。

3.歯ぎしり・食いしばり改善のためにできること

毎日の生活でコツコツと!

付箋に「歯を離して深呼吸」と書いて貼り、見たら実践

付箋に「歯を離して深呼吸」と書いて貼り、見たら実践
「パソコン作業中は最も食いしばりやすいので、付箋10枚に“歯を離して深呼吸”と書いてパソコンまわりなど、デスクの目立つ場所などあちこちに貼っておき、付箋を見たら実践を。鼻から吸って口から吐く深呼吸をすると必ず歯が離れて、リラックスもできます」

日中の食いしばりぐせを気づいたらこまめに直す
「食いしばりはくせなので、食いしばっていることに気づいたらすぐ歯を離すようにしましょう。“運動学習”といって、繰り返しているとそれがくせになるので、離すことをくせにすればいいのです。日中の食いしばりが改善すると、夜の歯ぎしりも改善しやすくなります」

朝に顎に痛みがあった日などを日記に書き、原因を探る
「毎日日記をつけて、朝起きたとき顎が痛い日などを記録するのもおすすめ。平日のほうが休日より顎の痛みが少ないなら、平日のストレスが原因であることがわかったり、前日の何がストレス源だったかを推測もでき、それを遠ざける工夫をすれば改善につながります」

寝る3時間前のコーヒーはやめる

寝る3時間前のコーヒーはやめる
「睡眠中は深い眠りと浅い眠りを4〜5回繰り返しますが、起きる直前に眠りが浅くなったときの時間が長いと歯ぎしりをしやすいといわれています。ですからできるだけ深く眠れるよう、寝る3時間前からは、カフェインが多いコーヒーなどを飲むのは避けましょう」


【症状が重い場合】
歯科でマウスピースを作る
「歯ぎしりがひどい人は、歯科医院でプラスチックのマウスピースを作ってもらうのも対策のひとつ。歯ぎしりが防げますし、数日つけてみて、すり減り具合でどれくらい歯ぎしりが強いかチェックできます。ただし長くつけると顎の位置が変わってしまうので短期間に」

撮影/山下みどり イラスト/加納徳博 取材・原文/和田美穂 ※BAILA2021年12月号掲載

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