ドラマ「ホットスポット」で、実は…な役「高橋」を演じる角田さん。東京03として、役者として、そして家族のよき父としてゆかりあるスポット=場所にまつわるエトセトラを聞いてみた。“らしさ”あふれるその答えは…? 前後編の前編です。
Q. ドラマタイトルの「ホットスポット」と聞いてまず連想するスポットは?
A. 家のそばの銭湯。

かなり「ホット」に引っぱられてますが(笑)。遅ればせながら最近サウナブームに乗っかりまして、行ってみたんです。疲れたときはもちろん、ドラマのセリフをなんとなく頭に入れたタイミングで行って、サウナの中で思い返す作業をしたり。やることがないとすぐ上がりたくなっちゃうけど、これだと自然と長く入れて一石二鳥です。
Q. 台本を覚えるときの集中スポットは?
A. 自宅の書斎からのお風呂。
喫茶店に行くこともあるけど、基本は書斎。家だと声を出せるのがいいんですよね。自分の中でイメージを固めすぎると、本番で座る位置が想像と違うだけで「あれ⁉」と焦っちゃうから、あくまでセリフだけを入れるように意識します。あとはお風呂。本当はボーッとつかりたいけど、インプットの時間にあててます。
Q. 自宅での定位置スポットは?
A. リビングのソファの端っこ。

……落ち着きますよねぇ、端っこ。うちは壁側にテレビがあって向かいにソファがあるんですけど、その隅の席が僕の定位置。そこで、お酒を飲みながらテレビを見たり。ネタ番組や、東京03として出た番組も見返します。「本番はうまくいったけど、大丈夫かな? あ、いい感じだ」とか考えつつ。反省点を探すとかではなく、ゆるーい気持ちで、ね。
Q. 自分の原点になっている思い出スポットは?
A. 東京の高井戸。
(東京03の)飯塚さんが高井戸に引っ越してきて一緒に飲むようになったのがすべての始まりなので、やっぱり原点と言えば高井戸になりますね。役者としての原点は、場所ではないんですが2017年の映画『ブルーハーツが聴こえる』。初めて出演時間を長くいただいて。“一緒につくってる感”をガッツリ感じたのが、大きかったです。



Q. 撮影スタジオなどでの定位置スポットは?
A. やっぱり端っこ。
スタジオのセットに入る前のたまり場みたいなところに椅子が6脚ほどあるんですけど、ついついいちばん端の椅子に座っちゃいます、空いていれば。で、そこでひたすらセリフをリフレイン。共演者の方がいるときは、自然と読み合わせしようかという空気になりますね。今回のドラマは会話劇なので、この雰囲気に随分助けられています。
Q. 元気になれる、角田さんのパワースポットは?
A. ららぽーと。

今、子どもが1歳なんですが、わかりました。ファミリーが「ららぽーと」に出かける理由が。もうね、天国なんですよ。フードコートではいろんな種類の飲食店があるし、お子さま連れの人が多いから子どもが泣いていても周りを気にしなくていい。合間に奥さんが服を見に行くこともできるし、外に出て周りを散歩することもできる。天国はここかって。
Q. いつか東京03の単独ライブをやってみたいスポットは?
A. ハワイ。
3人でもよく話すんですが、ハワイになっちゃいますね。できれば前泊じゃなく(笑)。以前沖縄でライブをしたんですが、木曜入りの日曜本番だったんですよ。三日間しっかり遊びながらも、全員どこか気もそぞろで。バナナボートに乗りながら「いったんネタ合わせる?」なんて。だから本番後に休みがあるハワイが理想です。

角田晃広
かくた あきひろ●1973年12月13日生まれ、東京都出身。お笑いトリオ「東京03」のメンバーで、俳優としても活躍。「ノンストップ!」(フジテレビ系)の水曜隔週レギュラー。主な出演ドラマに「大豆田とわ子と三人の元夫」「侵入者たちの晩餐」など

ドラマ「ホットスポット」
出演/市川実日子、角田晃広ほか 脚本/バカリズム
毎週日曜よる10時30分〜日本テレビ系で放送中
富士山麓のビジネスホテルで働くシングルマザーの遠藤清美(市川実日子)は、同僚・高橋(角田晃広)が宇宙人だと知る。清美は、高橋から「誰にも言わないで」とクギを刺されたにもかかわらず、我慢できず幼なじみに話してしまい、平凡な日常に変化が……?
撮影/鈴木 新〈go relax E more〉 スタイリスト/山崎康洋 取材・原文/渡辺敦子 ※BAILAhomme vol.4掲載
BAILAhommeは売り切れ次第終了!!
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