ドラマ「ホットスポット」で、実は…な役「高橋」を演じる角田さん。東京03として、役者として、そして家族のよき父としてゆかりあるスポット=場所にまつわるエトセトラを聞いてみた。“らしさ”あふれるその答えは…? 前後編の後編です。
Q. 死ぬまでに行きたい観光スポットは?
A. エジプトにあるクフ王のピラミッド。
「世界ふしぎ発見!」が大好きで、高校生の頃からずっと行きたいと思っているんです。でも、エジプトのピラミッドってたくさん点在してるから最低8日間は欲しい、と思うとなかなかチャンスがなくて。ヒザやっちゃったし、階段が多くて年齢的にもキツいけど、ギリ健康なうちに行きたいです。



Q. 宇宙人に出会ったら案内したいおすすめスポットは?
A. 雷門か上野動物園

最初は絶対、ベタがいいんですよ。マニアックなところは“知ってるぞ”アピでしかなくて、初めての方にはよさが伝わりづらいから。地球3年目の宇宙人なら? そしたら……上野動物園! 「地球にいる生命体、どれぐらい見てます?」って。人間以外のいろんな生き物、ご紹介します。
Q. ちなみに…宇宙人は信じてる派?
A. 近くにいるかも派。

元々、存在はしているだろうと思っているタイプ。今までは「地球にはまだ来ていない」と考えていたのですが、ドラマに参加するうちに「実は高橋みたいに近くにいるかもな」と思うように。ひょっとしたら、こんな風にしゃべっている相手が宇宙人の可能性もある。高橋だって普通に働いてますしね。共演者の皆さんとも、そんな話をしています。
職場で“いいように”使われる宇宙人日常劇からシームレスにつながるおかしみを
謳い文句は“地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー”。バカリズム脚本らしい会話の妙に予測不能な宇宙人パートが自在に交差する。
「最初は“宇宙人”だということだけ聞いてどんな役柄なのかまったく想像がつかなかったんです。でも台本をいただいてなるほど、と。升野くん(バカリズム)が当て書きというか、そういう感じで書いてくれているのでこれなら大丈夫かなって。役は特殊だけど、繰り広げられるのは日常劇。普通に仕事してて、宇宙人としての能力をちょいちょいいいように使われちゃう。会話劇のおかしさからぬるっとアクロバティックな宇宙人パートに入るのが面白いですね。スタントマンがいたりCGも駆使したり、結構な規模とお金がかかっていて(笑)。僕自身もまだ完成したものを見ていないので、楽しみにしています。ソファの隅の席でお酒を飲みつつ見ますね」

角田晃広
かくた あきひろ●1973年12月13日生まれ、東京都出身。お笑いトリオ「東京03」のメンバーで、俳優としても活躍。「ノンストップ!」(フジテレビ系)の水曜隔週レギュラー。主な出演ドラマに「大豆田とわ子と三人の元夫」「侵入者たちの晩餐」など

ドラマ「ホットスポット」
出演/市川実日子、角田晃広ほか 脚本/バカリズム
毎週日曜よる10時30分〜日本テレビ系で放送中
富士山麓のビジネスホテルで働くシングルマザーの遠藤清美(市川実日子)は、同僚・高橋(角田晃広)が宇宙人だと知る。清美は、高橋から「誰にも言わないで」とクギを刺されたにもかかわらず、我慢できず幼なじみに話してしまい、平凡な日常に変化が……?
撮影/鈴木 新〈go relax E more〉 スタイリスト/山崎康洋 取材・原文/渡辺敦子 ※BAILAhomme vol.4掲載
BAILAhommeは売り切れ次第終了!!
ネット書店で購入できます