可愛いものはどうしたって可愛い。
その可愛いものと、ふだんの自分との距離をどう詰めていくかが課題なわけで。
一歩跳んでみたら、新しい世界が広がるかも。
この春、わたしがチャレンジするのは、リボンバレッタというハードルです。
きっかけは、BAILA4・5月合併号のBAILA Perfect HAIR BOOK。
松村沙友理さんのヘアアレンジ、黒いリボンをさりげなくをつけたハーフアップスタイルを掲載しています。
撮影現場では
「今リボンって改めて注目されてるよね」
「かわいいよね」
とスタッフ同士でわいわい話し、その盛り上がりを持ち帰ったあと。
リボンかぁ。
昨夏からパーマをかけて伸ばしかけの髪をヘアクリップで留めるのがルーティンの現在、リボンとかもありかしら。
ふと思い出してあれこれ検索していたときに、見つけてしまったのです。
「サルヴァトーレ・フェラガモ」のVIVA BOWバレッタにひとめぼれ
バレッタは8.5cm×4cmのやや大きめサイズ。手のひらにおさまる赤いボックスも可愛い。
サルヴァトーレ・フェラガモで現在ディレクターをつとめるポール・アンドリューの手によって、2020年春夏シーズンに発表されたシューズ「VIVA(ヴィヴァ)」。そのリボンをピックアップしたのが、この”VIVA BOW”というスタイルのバレッタ。
ぷっくりとした形が可愛いし、
微光沢レザーがほんのりツヤで可愛く、
パステルピンクの発色も可愛い・・・!
フェラガモの「VARA」といえば1979年生まれの大ヒットシューズ。
グログランリボンをゴールドで留めた上品なボウ(蝶結びのリボン)は、誰もがきっと目にしたことのある、愛らしいアイコンですよね。
その「VARA」をモダンにアップデートした、新時代のためのアイコンシューズが「VIVA」であり、その最大の特徴はリボンの大きさと、シューズ本体から留め金のロゴまですべてをワンカラーで仕立てたルックス。
グログランやゴールドのディテールを削ぎ落とした分、甘さは少しオフされているのも現代のファッションに合わせやすいポイントと言えます。
実はわたしにとってこのバレッタはファースト・フェラガモ。
「VARA」モチーフの小物やバッグにときめいたことは何度もありつつも、合わせるアイテムに悩みそうで二の足を踏んでいたのです。
2年前に「VIVA」が登場し、パンプスやローファーに注目していたものの、やはり自分のキャラクターとの親和性を検討してはいちど措いて、の繰り返し。
今回、バレッタという手のひらサイズの”可愛い”が、わたしをサルヴァトーレ・フェラガモに導いてくれることになりました。
バレッタ×リボン×ピンクという”可愛い”の三つ巴。
どうやって自分のものにしていこうか。それがこの春、試行錯誤で楽しみたい私の課題です。
”フェラガモ”からプチプラまで。【ヘア小物】と春コーデ計画
パステルピンクのリボンバレッタは、ブルージーンズとボーダーで、とことんカジュアルななかに甘さをひとつ。
足元も夏になったらビーチサンダルなど、ラフなスタイルにしてみたいと妄想中です。
VIVA BOWはリボンモチーフの中でもとりわけフラットでモダンな印象だから、とびきり甘くまとめても、カジュアルにミックスしても引き立ちそう。
ボーダーのピンクベージュとリンクさせつつ、自分らしいスタイルに引き寄せて使ってみたいです。
denim...CITIZEN of HUMANITY
tops...artens
一方、べっ甲柄のバンスクリップだったら、オープンカラーのシャツブラウスとグレージュトーンのデニムに。
足元はスニーカーでもいいし、レザーのドレスシューズでトラッドな要素を増やしてみても。
ヴィンテージライクなムードの漂うヘアクリップに、ジャカード生地のリネンブラウスがマッチしそうです。
denim...LEVI'S
tops...BACCA
【春のヘア小物】エターナルなVIVA BOWバレッタ、今気分なバンスクリップ
ラグジュアリーブランドの小物を手にする幸せは、やっぱり格別。
それが、そのメゾンのエターナルなアイコンであれば、その幸せはずっと変わらないもの。
一方で、トレンドの小物は買いやすいプライスで楽しみたいのが本音。
そんなわけで、春のヘア小物はハイ&ローに。
クリアベージュとべっ甲柄のバンスクリップは「KITER(キテル)」のもの。
雑誌で活躍するスタイリストさん姉妹が買い付けた韓国の小物や雑貨が揃う注目のオンラインショップです。
スクエアのほうが680円、もう1つもたしか1000円ほど。
ちょっとトレンドだし使ってみようかな? という気分で大人買いするならこちらが便利。
ワニクリップやバナナクリップなど、過去のクリップのトレンドにことごとく乗れずにきた私ですが
今回のバンスクリップは、
・素材やテイスト選びで”コンサバ感”がおさえられること
・合わせ方次第でちょっとトラッドなムードに転ばせられること
この2つのポイントを頼りに、取り入れてみました。
【おまけ】ヘア小物と目指したい女性像は・・・
昨年パーマをかけたのはふとした気分転換だったのですが、
その後イギリス制作のBBCドラマ「キリング・イヴ」で主人公イヴを演じるサンドラ・オー
グレイズ・アナトミーのクリスティーナ・ヤン役でもおなじみの彼女の
黒髪でボリューミー、ルーズだけどかっこいいカーリーヘアに
「理想はこれだわ」と胸をうちぬかれ、髪を伸ばす気まんまん。
というわけで、バンスクリップの使いかたも本場韓国の”ジッケピン”的ではなく…
どちらかというと90年代後半~のアメリカドラマ的なイメージで実践しています。