着る人の日常に寄り添い、だからこそ〝今着たい服〞が必ずあるとファンを増やしているミースロエ。
普段はあまり知ることのないデザイナーの想いとこだわりを知れば、もっと愛おしく、欲しくなる――。
羽織るだけでこなれ感が"きちんと"出るノーカラージャケット
おこがましくなく、さらっと軽やかに羽織ってこなれ感が出るように、ゆったりとしたサイズ感とノーカラーデザインがポイント。表情のある素材感、それだけでもう充分かなと思って。
厚すぎず、やわらかくて暖かい、穏やかな秋にぴったり。肩から羽織って、オープンカフェでゆっくり読書して過ごしたい。そんな日常をイメージしてデザインしたジャケットです。
――SAKAUE
モヘア混のふっくらとした生地とベージュの色みが軽やかでやわらか。大げさにならない"コート未満"の存在で冬まで長く着られそう。
●ジャケット¥31900・ニット¥12100・パンツ¥17600/ミースロエ
バッグ¥41800/ヴァジックジャパン(ヴァジック)
鏡に映る自分にほれぼれしてほしいグルカワイドパンツ
はくだけで自信をくれるようなパンツにしたくて、だからパターンに絶対のこだわりがあります。ハイウエストのグルカデザインがスタイルよく見せてくれるので、窓や鏡にふと映った自分にぜひほれぼれしてほしい(笑)。
大事なプレゼンにも友達とのホームパーティにも。オンオフ使えるように、シワになりにくさやはき心地のよさも絶対に譲れませんでした。
――SAKAUE
購入者の声を受け、今季パンツのシルエットをとことん改良。今まで以上に美しく心地よく、ウォッシャブルでお手入れも簡単。
●パンツ¥19800・シャツ¥ 16500・ニット¥24200/ミースロエ
メガネ¥33000 /アイヴァン 東京ギャラリー(アイヴァン) 靴¥ 37400/ティースクエア プレスルーム(デイト)
アートを愛でるように、日常に少しの刺激をくれるアイレットニット
日常に少し変化を出したいと思ったときに着てほしいニット。重ねるものによって表情を変えるニットはアートと同じで、自分らしい心地よさに気づかせてくれる。そんな服にしたかった。
アイレット(穴)の大きさと糸の太さは試し編みを作製してどれがいちばん大人っぽいかをじっくり研究しました。サイズ感も子どもっぽく見えないので、どんな服にも意外と合わせられます。
――SAKAUE
着たときに首もとでほどよくたるむ、ゆったりとしたハイネックもこなれた印象。クリーンな白のニットにはあえて黒のワンピースを重ねて、アイレットのデザインを引き立たせてみるのも素敵。
●ニット¥ 19800・ワンピース¥26400/ミースロエ
甘くなく、気恥ずかしくないセンシュアルなボウタイブラウス
これを着てちょっとおしゃれなごはん屋さんでデートしたいし、デニムと合わせてカフェでひとり時間もいいし、もちろん仕事にも。
秋のいろんなシーンを想像させてくれるブラウスを意識しました。透け感のない、やや光沢のある素材はまさにセンシュアルで、構築的なシルエットにもこだわっているので甘く見えずモードな雰囲気。気恥ずかしくなく着られるちょうどいいものになったと思います。
――SAKAUE
秋の空気に似合うセンシュアルなボウタイブラウスは、ナロースカートに合わせるだけで絵になる。ドルマンスリーブやゆとりのある身幅が気になるパーツをカバーするさりげなさも魅力。
●ブラウス¥18700・スカート¥14300/ミースロエ
絶対的な"買う理由"が欲しかったセーラーカラーのリバーコート
リバーコートは日本の秋冬にぴったりの素晴らしいアイテム。だからこそ想いを込めて、ミースロエならではの価値をつけたいと思いました。
マフラーをしなくても顔まわりが華やかに見える大きめの襟、中に何を着ても素敵に見える襟ぐりのデザイン、立体パターンの袖とボディの構築感など女性らしいフォルム。着るだけでオーラが出て、でも過度なデザインではなく、リバー仕立てのよさを引き出す"シンプルをデザイン"しました。素材はリサイクルウールの中でもやわらかさと仕立てのよさを出せるものを徹底的に選び、着心地をよくするため袖裏をつけて。と、こだわりは語り切れませんが、ほかでなんとなくコートを買うのなら、ミースロエのこのコートを一度手に取っていただきたいです(笑)。
――SAKAUE
「秋の公園を穏やかに散歩する風景を想像してこだわった」(坂上さん)という色みも、まさに大人の女性向き。
●コート¥47300・ブラウス¥18150・パンツ¥20900/ミースロエ
バッグ¥46200/ショールーム セッション(モダン ウィーヴィング) 靴¥35200/デミルクス ビームス 新宿(ポルペッタ)
POP UP STORE
10月18日(火)~10月31日(月)
玉川髙島屋S・C 南館1階 ポップアップスクエア
●お問い合わせ先/ミースロエ
撮影/嶌原佑矢(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/木部明美〈PEACE MONKEY〉 スタイリスト/佐藤佳菜子 モデル/佐藤晴美 取材・文/野崎久実子