質とデザインと価格のバランスがとれた“最強のコート選び”を、スタイリスト吉村友希さんがナビゲート。「特にコートは、仕立てのよさで“きちんとして見えるか”が決まります」と吉村さん。縫製の美しさで定評のある日本の工場で作られたものなら高見え間違いなし。
マイストラーダのバックボリュームコート ¥52800
大きく広がるフレアデザインが冬の装いをドラマチックに仕上げてくれる
確かなテーラリングで、大胆なフレアシルエットがより印象的に映える。パッと見細身ながら、バックスタイルにゆとりがあるので厚手のトップスを着込んでもOK。コート￥52800・スカート￥22000／マイストラーダ プレスルーム（マイストラーダ） カットソー￥20900／インターリブ（サクラ） リング￥46200／ブランイリス トーキョー（ブランイリス） バッグ￥38500／オソイ タイツ￥5720／ステッラ（ピエールマントゥー） 靴￥39600／ティースクエア プレスルーム（デイト）
ユナイテッド トウキョウのビッグカラーコート ¥39600
重厚感のある作りと、墨を一滴たらしたようなアイボリーがクラス感漂う一着
厚手でハリのある生地が、驚くほどなめらかに体にフィット。メイド・イン・ジャパンにこだわったコートなら、動いたときのコートのシルエットや生地の質感の美しさにも差がつく。コート￥39600／ユナイテッド トウキョウ 神宮前店（ユナイテッド トウキョウ） ニット￥19800／セルフォード ルミネ新宿1店（セルフォード） パンツ￥22000／デミルクス ビームス 新宿（デミルクス ビームス） バッグ￥165000／J&M デヴィッドソン 靴￥46200／ザ・グランドインク（ロランス）
3年しっかり愛用できる理由のある、もの選びを
面積が大きい分、冬のおしゃれの印象を大きく左右するのがアウター。だからこそ、単純にトレンドに飛びつくのではなく、ベーシックで品質がよく、何より自分が長く使える理由のあるものを選びたい人が多いのではないでしょうか。一方で永遠の定番はなかなかありませんし、トレンドや自分自身の気分も変わるもの。アウターの中のボリューム感が変わったり、合わせたいカラーが変わったり……。毎年は買い替える必要はなくても、その時々の気分に合わせて数年おきに更新できる軽やかさがあると、おしゃれもより楽しみやすくなるはず。だからこそ、買いたい確かな理由のある“ほぼ5万円以下コート”が日常のおしゃれに寄り添ってくれるんです。
撮影／嶌原佑矢〈UM〉 ヘア＆メイク／川添カユミ〈ilumini.〉 スタイリスト／吉村友希 モデル／佐藤栞里 ※BAILA2023年12月号掲載