「コンサバ」vs「コンサバ嫌い(モード派含む)」という構図になることが多い中で、
実は「コンサバ」な人々にも「コンサバ嫌い」な人々にも支持されているものがあるんです。(もちろん逆もたくさんありますよね)
何でなのか?と思っていたのですが、シャネルの展示会にうかがって、そのナゾがちょっと解けた気が!
「コンサバティブ=保守的な」であるとすると、新奇なものではなく伝統的なものを愛する人々ってことになる。では、おしゃれな人たちは伝統的なものが嫌いなのかと問えば、「むしろ好き」と答える人も多いし、ヴィンテージ人気もそれを裏づけしてくれる。
一方で、「コンサバ=保守的=なかなか新しいものに手を出さない」ということになると話は変わってくる。おしゃれ好きな人たちは新しいものを歓迎するタイプが多いから、この変化を求めないところが「コンサバ嫌い」を刺激するのかもしれません。
シャネルがコンサバな人たちもコンサバ嫌いなモード派もともに魅了してきたのにも、ここにヒミツがある。
伝統と格式、普遍的なスタイルのあるブランドとして、コンサバな人たちの金字塔。
でも、その一方でものすごく新しモノ好き。あれっ、どこかの放送局みたい、というのは冗談ですが、伝統を持ちながらも進取の気性に富んでいる。それこそシャネルがシャネルらしくて素敵なところだと思うのです。
昔からあるバレエシューズも、古びず常に新鮮な存在であり続けているのは、色使いや素材にハッとさせるところがあるから。チェリーピンクにダークブラウンという色の掛け合わせや、ニュアンスのあるアイボリーカラーのワントーンなど。今のエッセンスがたっぷり詰まってる!
色使いが新しいと、いつもの着こなしも見違えるし、形は普遍的だから長く愛用することもできそう。
シャネルでキャップというギャップにぐっときます。
帽子ブームは、ハット→ニット帽→マリン帽→ベレー帽ときて、最近ではキャップに注目が集まってきているのですが、シャネルでも登場とあって、ますます人気に火がつきそうです。
キャップのことを「ヨーヨー系」の人たちのアイテムと思ってた方も、これからは、おしゃれアイテムとしてチェックしてみてください。
キラキララインストーンのペンダント風アクセサリーは、人気のネコモチーフです。
こんな遊び心のある小物センスで、シャネルは常に新しいムードを演出してくれます。
さらに新作のキルティングバッグの新しさに目がくぎづけ!
ところが、このバッグはなんと2色使っている!
シルバー部分とゴールド部分が、さりげなく一体化しているから、どんな装いにも不思議とマッチしてしまうんです。コーディネートの幅もぐんと広がる上に、ロングショルダーで持ち方もいろいろ。ワンショルダー、クロスボディ、両肩に1本ずつチェーンを通すという持ち方など3パターンを使い分けられるから、イメージもガラッと変えられちゃう。
パッと見はシンプルさとエレガンスさを持ち合わせたキルティングバッグだけど、それだけじゃない新しい魅力にあふれている。
これこそ、「コンサバ」派も「コンサバ嫌い」派もうならせること必定。
新しくて長く愛せるものを探しているなら、やっぱりシャネルの小物は要チェックです!(副編ナカディ)