ニオイの強さは遺伝?体のニオイは食べ物によって左右される?といった、気になるけれど聞きづらいニオイに関する疑問について、ドクターが答えてくれました。体臭が強いのは体の疲れがたまっているせい!? 気になる回答を早速チェック!
教えてくれたのは
五味クリニック院長 五味常明先生
医学博士。体臭・多汗研究所所長。心の治療と、体臭の外科的治療を科学的に組み合わせた「心療外科」を提唱。体臭、わきが、多汗などの治療にあたる。
読者からの疑問にドクターがアンサー
Q1 体がにおう=不調のサイン?
A 疲れていたり、糖尿病など病気のサインの場合も
体臭が強くなるのは、疲れがたまっているサイン。また、糖尿病になると体から甘酸っぱいニオイがすることも。体がにおう=不調のサインとも考えられます。
Q2 ニオイの強さは遺伝で決まるものですか?
A ニオイのなかでもわきがは遺伝します
ニオイは生活習慣や食事、ストレスによっても強くなります。ただし、わきがは遺伝し、両親のどちらかがわきがなら、わきがになりやすくなります。
Q3 体のニオイは食べたものに影響される?
A 肉などの動物性タンパク質や悪い油が体臭のもとに
肉などの動物性タンパク質をとりすぎると腸内でアンモニアが発生し、汗とともに出やすくなりますし、揚げ物などの悪い油も体を酸化させ体臭のもとに。
Q4 女性より男性のほうがニオイが強いのは事実?
A 男性は汗も皮脂も多いのでニオイが強くなりやすい
体で皮脂が酸化されることもニオイのもとになります。男性は女性より汗をかきやすく、皮脂の分泌量も多いのでニオイが強くなりやすいといえます。
イラスト/黒猫まな子 取材・原文/和田美穂 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※BAILA2020年6・7月合併号掲載
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