話題のベストコスメを手に入れたら、使い方も今っぽく更新しなくちゃもったいない! 美容界のカリスマが、覆面座談会で昭和なセオリーにダメ出し、ベスコスの魅力を引き出します。下地やお粉の塗り方、参考にしてみて。
覆面で答えてくれたのは…
白くまピロ美
美容への探究心とチョモランマ級の美意識は、業界で右に出る者がいないほど。キャラまで愛すべきヘア&●イク。
桃宇宙(ももコスモ)うさ丸
超絶簡単なテクニックでびっくりするほど今どきの顔つきを提案するメ●ク界のゴッドハンド。センスもピカイチ。
①ベースメイクは均一に塗るんじゃないの!均一な仕上がりを目指すのよ
ベスコス下地はこう使う
「ピンク下地を顔全体に塗ったら“可愛いおばさん”に仕上がっちゃう。チークゾーンと鼻すじにだけかませるとトーンアップ効果が生きるわ」(白くまピロ美)
ベスコスファンデはこう使う
〈リキッド ファンデーション部門賞 受賞〉
スキン フォーエヴァーフルイド グロウ SPF35・PA++ 全8色 ¥6000/パルファン・クリスチャン・ディオール
「ファンデをなじませるのは、目の下のクマ、小鼻、口角、ニキビあとが気になるところ中心」(桃宇宙うさ丸)、「コンシーラーとリキッドファンデはどっちかだけでいいのよ」(白くまピロ美)
②大量のお粉は老けのもと!必要なところに必要なだけが大原則
ベスコスお粉はこう使う
〈フェイスパウダー部門賞 受賞〉
AQ フェイスパウダー 30g ¥12000/コスメデコルテ
「お粉はフェイスライン、眉毛の中、小鼻の側面にピンポイントでのせればOK。小さめブラシでうすーく!がポイントよ」(白くまピロ美)
【くまとうさぎの覆面座談会】
くま:みんな何かに取りつかれたようにファンデをペタペタ塗りたくってるけど、それってデイリーには本当にtoo muchだと思うの。
うさぎ:スーパードレッシーな服でパーティに繰り出すときならカッコイイと思うんだよ。でも、あなたたち、昼間、そんなカッコして会社やデートに行ってないでしょ?っていう。
くま:バイラ世代なんてまだ素肌がキレイなんだからカバーしたい部分だけ狙えば充分サマになるよね。なんなら使うアイテムもミニマムでよくって。
うさぎ:下地は日焼け止めの意味合いもあるから顔全体に塗ってもらってもいいんだけど、リキッドファンデーションとコンシーラーは正直どっちかでいい。どっちかにしてくれ〜!
くま:全部を投入すると一気に隠蔽感が出るし…。均一に塗るんじゃなくて均一に見える仕上がりを目指さないと平成どころじゃなく昭和のオンナレベルに古ボケる。ホラーだわ。
うさぎ:そこにお粉を重ねたりしたらもう大変!物理的に“全部のせ”して皮膜が0.02㎜厚くなるとするじゃん? それって、そのぶん顔もおっきくなってるってことだから!
くま:Ooops! 言われてみればそうよね。ベースメイクの仕上げのお粉もみんな顔全体にパフパフしてるけど、あれもナンセンス。
うさぎ:アグリー! 髪の生えぎわとか、皮脂が本当に気になる部分とか、マットにしておきたい眉毛の中とか。超ピンポイントでいいと思う。私、ぶっちゃけ自分の顔には粉を一粒ものせたくないのが本音。みんなこの世の終わりくらいテカリにおびえてるけど、解釈次第ではつやじゃん。むしろ味方につけるべし。
くま:アラサーの“ピンク下地”信仰も大問題。全顔に塗りたくらないで、トーンアップしたい部分にだけハイライト使いしてほしいんだけど。
うさぎ:大賛成。どんなコスメも使い方次第で毒にも薬にもなる。おブスメイカーにも美人製造機にもなりうるって話ね。
イラスト/平松昭子 取材・原文/石橋里奈 ※BAILA2019年8月号掲載