マスクの日のメイクって難しいですよね。マスクで顔の大半が隠れるから、いつも通りのメイクだとなんだか印象が違って見えたり、メイクを思いっきり楽しみたくても、マスクの内側にファンデやリップが付いてしまったり。意外と悩みが多い“マスクメイク”を、スーパーバイラーズに見せてもらいました! 全顔を見せる機会が少なくなっている今だからこそ、ちょっと違うこだわり方で素敵印象を手に入れて。
1.表情を明るく彩るテラコッタメイクが新定番に
【スーパーバイラーズ下里朋美さん】
「普段はブラウンメイクが基本。でもマスクをするときは顔が暗く見えがちなので、華やかなカラーメイクをするようになりました! 特にテラコッタやオレンジは、夏らしいし、ブラウンの延長線上で使いやすくて◎。お気に入りは、トーンのペダル リキッド アイシャドウ 03。高発色で、目元に少し乗せるだけで一気に今っぽくなれるんです! もちろんそのままでもきれいですが、ベースにファシオのリキッドアイカラー WP BE-3を仕込むと、持ちと色ノリがよりアップするのでオススメです。」
ラメとツヤをトッピングしてマスクでも映える顔♡
マスクをしているとアイメイクが目立つので、キラッとしていると素敵かなと思いラメをプラス。「 韓国コスメ・クリオのプロ シングル シャドウG10(写真左)をつけました。パールも入っていてとにかくキラキラ! 全体にはのせずに、部分使いがちょうどいいです。私は、目頭とまぶた中央に縦ラインを描くようにのせます。奥行きが生まれて◎。同じく韓国コスメのヒンスのツヤチーク(写真右)をサッと塗って、マスクを外したときも手抜き感がないように仕上げました!」
2.おでこシェーディングでナチュラル小顔を作る!
【スーパーバイラーズ 阿部晴菜さん】
「マスクをしていると普段より顔の存在感が目立つ気がして…。フジコdekoシャドウで見えている部分の余白を埋めて、自然な小顔効果を狙っています! その他のベースメイクでのこだわりは、なるべく肌に優しい成分のものを使うこと! マスクによる肌ダメージを極力減らしたいので、ファンデは津田コスメのUVカラーバームを愛用しています。」
愛用の「フジコdeko shadow」。「面長さんはおでこの上部、丸顔さんはおでこの端を埋めるとバランスよく顔がキュッと引き締まりますよ。」
「たまにマスクを外したときのために、常にリップは塗るようにしています。でもマスクにべったり付いた派手な色はかわいくないので、あくまでナチュラルなカラーを。特にエテュセのグロス(右)は、自然な発色と軽やかな付け心地で私好み! UVカット効果もあるので、これからの季節ますます活躍してくれそうです。ちなみにマスクのサイドは、意外と空いているのでチークも忘れずに。マスクから見える位置にふんわり入れています。」
3.パーソナルカラーを味方にした似合わせアイメイク
「目の下はマスクで隠れてしまうので、アイメイクにポイントを置くことが多いです。中でもこだわっているのは、瞳を美しく見せてくれるアイシャドウの色選び! 私の場合、瞳の色が黄味がかっているので、相性の良いコッパー系のカラーをチョイスしています。」
優しいメリハリをプラスして吸引力のある目元に
「ツヤ感のある赤みブラウン系のアイシャドウを乗せたら、下まぶたの目尻のキワにアイラインを3mmほど入れます。もちろんこちらもコッパー色。韓国コスメ・エスポワールのもので、アイシャドウよりは少し濃い目の色合い。ナチュラルに目の輪郭を強調してくれて、かなり優秀なんです! 仕上げにキャンメイクのクリームハイライターを、目頭と目尻~眉毛の間にちょこっと乗せて光を集めます。立体感が生まれて、マスクをしていても印象に残る目元が完成♡」
「今回使用したアイテムたち。キャンメイクのパーフェクトスタイリストアイズ 19は色味はもちろんですが、しっとりとしたテクスチャーと強めのパール感で、濡れたような質感になるところもお気に入りです。」
4.顔全体を引き締めるためアイブロウは濃いめに
【スーパーバイラーズ日下知世さん】
「マスクをしていると顔がぼやけてしまいがちなので、アイブロウを普段よりしっかり描いてメリハリよく。使っているのは、実はアイライン! ドーリー ウィンクのマイベストライナー ベージュです。発色がよく、ちょうどいい濃いめ眉に。スーパーウォータープルーフで夜までしっかり残るところも好き。さらにシュッと見せたいときは、立体型のマスクを。ひだがある定番デザインと比較すると、遠目からでもかなりシャープに見えますよ♪」
落ちにくいファンデでマスクヨレをしっかり防止
「メイクがマスクの内側についてしまうのも悩みですよね。でもマスクを外したときにノーファンデは避けたいので、なるべく落ちにくいものを選んでいます。さらにヨレても簡単&きれいにカバーできるものならベスト! いろいろ試した結果、今はクラビューのクッションファンデ(右上)を愛用中。カバー力と密着感、崩れにくさは最高! クリームとパウダーの中間のような質感で、マスクをする夏でも快適につけられるところもタイプです♡」
5.濡れたようなまぶたを作るシロのラメシャドウが活躍
【スーパーバイラーズ青山麻穂さん】
「定番の白マスクのときは、地味見えしがちなので華やかなアイメイクを主役にします! 最近は、シロのカレンデュラアイシャドウリキッドを2本使い。まずは、ダスクオレンジをアイホール全体と、下まぶたの目尻から2/3にのせます。次にスパークルライトを、アイホール中央に縦に入れつつ、目頭~下まぶたにも1/3入れて、ハイライトのように。繊細なラメのおかげで、マスクに映える目元になれます。」
カラーマスカラ2本使いで洒落感が一気にアップ
「さらに印象的にするために、カラーマスカラを2色使いしてアクセントをつけます。使ったのは、まつげケアも出来るシロの限定がごめ昆布マスカラ。ネイビーを上まつげに、カッパーを下まつげに。カラーミックスすることで、簡単におしゃれな抜け感が出せるんです! どちらも明るすぎず付けやすい色味なので、カラーメイク初心者さんにもおすすめ。基本目元しか見えないマスク日だからこそ、こういう遊びのあるアイメイクを楽しみたいです♪」
今回主に使用したアイテム。「色や質感が洒落ているSHIROに頼り切り!」
マスクありきのメイク術をマスターすれば、表情が隠れていても好感度は上々。「どうせほとんど見えないし…」と諦めず、時代にマッチしたメイクでご機嫌な1日を過ごしましょう♡
取材・文/石黒千晶