毎日のようにリリースされる美容の新商品。その中でも、美容のプロたちが一目置く、私的名品コスメとは? ヘア&メイク中野明海さんがマスク時代にも負けないおすすめメイクアイテムを厳選!
自分の“今”を最上級に高めてくれるコスメを相棒に
メイベリン ニューヨーク SPステイ マットインク 70
使う人を選ばない“似合わせ”ブラウン
「薄くぼかして塗るのも可愛いし、しっかり縁取って発色させるのもおしゃれ。一本で振り幅が広く、色々な表情が楽しめる。キレイな発色がそのまま続き、マスク移りしないのも嬉しい」。塗りたての仕上がりが落とすまで続く、リキッドリップ。印象的な唇を演出する赤みを帯びたブラウン。矢印形アプリケーターで、細部まで簡単フィット。¥1650
KOBAKO ホットアイラッシュカーラー
日本人の目もとに適した設計で理想のまつげをかなえる
「コーム面はまつげをくるっと上げたり、眉毛のクセを取るのに◎。反対面はマスカラを塗ってすぐに根元から押し上げると、しっかり立ち上がり、理想的な放射状のまつげに。電源を入れてから10秒で即温まるので、忙しい朝にも役立つ」。セパレートコーム、ポイントコーム、しっかり根元から立ち上げるヒートパネルの3つの機能を搭載。¥3300/貝印
デジャヴュ ラスティンファインE クリームペンシル ダークブラウン
撮影でもプライベートでも重宝
「スルスルと描けるのににじみにくく、パンダ目知らず。仕事ではもちろん、プライベートでも愛用していて、もう何本リピ買いしたかわからないほど」。ペンシルのナチュラルさ、ぼかしやすさ、リキッドのもちのよさ、ジェルのようななめらかさなど、ライナーに対する“欲しい”をひとつに。0.65mmの楕円芯で、キワのラインも美しく。¥1320/イミュ
ヘア&メイクアップアーティスト
中野明海
その人本来の魅力を最大限に引き出すメイクに、女優・アーティストからの指名が絶えない。最新著書『妄想 JUICY FRUIT MAKE-UP SPECIAL』(宝島社)も好評発売中!
今30代はちょうど変化のとき。当たり前だったメイクやファッションがしっくりこなくなったり、顔立ちや肌に“あの頃”と違うとギャップを覚えたり。最初は戸惑うかもしれませんが、そこにあらがう必要も落ち込む必要もなく、その変化を楽しんでほしいと思うんです。たとえば、今のマスク生活もそう。どうせくずれちゃうからとメイクをあきらめるのではなく、こんなアイテムを使えばにじみにくい、このやり方をすれば落ちにくいなど、どんどんメイク&自分研究を楽しんでほしい。年齢も時代の変化も悲観的にとらえるのではなく、だったらどうしよう?とポジティブに転換。今いる状況を逆手にとり、いちばん美しい場所へ持っていく。それがメイクの醍醐味だと思うんです。
撮影/西原秀岳〈TENT〉 スタイリスト/郡山雅代〈STASH〉 取材・原文/谷口絵美 構成/渡辺敦子〈BAILA〉 ※BAILA2021年6月号掲載