冬こそ気になる頑固な部位「かかとのガサガサ」。ストッキングが破れてしまったりと、深刻化するかかとの乾燥に今こそアプローチ! というわけで「誰に見せても恥ずかしくないかかと」になるための正しいケアを、uka代表・ネイリストの渡邉季穂さんに教えてもらいました。削るケアや保湿クリームを使ったケアのコツをつかんで、つるピカかかとを目指しましょう!
「見せられるかかと」になる正しいケアをおさらい
難しく考えがちなセルフケアを、プロが丁寧に解説。「いつでも脱げる女」目指して、いざかかとケア!
uka代表・ネイリスト 渡邉季穂さん
忙しくわがままな現代女性のためのビューティを、サロンを通じて提案している美容界のカリスマ。著書『雰囲気からして美人』(ダイヤモンド社)も好評。
冬のかかとは乾く要因がたくさん! 保湿+3週に一度の削るケアで美しく
広告や雑誌の撮影などで多忙ながら、トップネイリストとして多くの女性の手足も見ている渡邉季穂さん。
「足先は末端なので血流が行き届かないし、体重もかかるのでどうしても硬くなります。冬場はさらに、ホットカーペットや床暖房による熱ストレスも加わります。放置しておくとガサガサだけでなく、そこにバクテリアが繁殖してニオイも発生しますからきちんとケアを」
とはいえ、保湿クリームを塗っているだけではなかなかよくならない……という声もちらほら。
「自分で100%のリセットはできないので、理想をいえばサロンに来ていただきたいですね。シーズンに一回でもいいからプロのケアを受けると、あとはセルフケアで乗り切れます。歯のクリーニングと一緒で、セルフのケアに励みつつ定期的にプロの手を借りるのがおすすめ。ケア方法を聞くチャンスにもなります」
そんな渡邉さんが教えてくれたのが、下の角質ケア方法。削るのは3週間に一度くらいでよく、あとは保湿クリームを毎日“塗り磨き”することで、ツルツルな状態をキープできるのだとか。
「保湿する、家では靴下をはく……といったシンプルなことの積み重ねが大切。あきらめずこまめなケアを」
3週間に一度の角質ケア方法
角化したガサガサは削ってオフするのが近道。プロも実践する正しいお手入れ方法。
ふやかす
40〜43℃のお湯に5分以上足を浸してふやかす。バスタブ入浴後でもOK
削る
ガサガサ部分を、ファイルを往復させるように削る。削りすぎに注意してやさしく
クリームを塗る
クリームやオイルなどの保湿アイテムを塗る。ボディ用クリームの兼用もOK
磨く【ここがいちばん重要!】
ファイルの細かい目で磨きクリームを浸透させる。この塗り磨きは毎日行うこと
かかとだけじゃなくここもケア!
前足底
ヒールを履く習慣のある人は、前に体重がかかるので前足底が硬くなることが
側面
靴の外側が減るのは、外体重の証。足の側面が硬くなっていないかチェックを
撮影/齊藤晴香 取材・原文/高見沢里子 構成/田畑紫陽子〈BAILA〉 ※BAILA2020年1月号掲載