で、登板させたのはこれ。トープ色です。赤ネイルはお鮨のカウンターと別の意味で相性よすぎて夜の蝶の香りがするので控えたい、ブルーやグリーンなど濃い寒色はあの場では品性的にそぐわない(白に近い寒色はきれいかもですね)、ベージュ系は鉄板だけどもう少しエッジが欲しい。というわがままに応える色は、肌になじんでほどよくシックなのにモード感も添えられるトープ。トープ、日本語だとモグラ色になるんですがこの色、メイクにおける超絶妙色で。目もとでもネイルでも、なんならリップでも、ほのかな赤みとグレーみがアンニュイで女っぽい印象をつくってくれて。ベージュピンクにグレーを混ぜて最南端までいけばトープになる感じでして、しゃれ感とコンサバのちょうどいい交差点カラー。この主張がないわけではないのに出過ぎない感じ、お鮨屋さんに行く時の服を決めるマインドに沿いません? 自己満だけではない大人のネイル選びとして、その週に入っているディナーの約束を想定し、日曜にネイル仕込みするのもいいかもです。(ナベ嬢)
★ネイル ポリッシュ 32 ¥1600/ポール & ジョー ボーテ(6月1日発売)