こんにちは。
バイラーズの河野です!
今回はおすすめの小説を紹介したいと思います。
本が好きで、自己啓発はもちろん、小説を読むことも多いです。
今回詳細する小説は、考え方を見直せるとても素敵な小説でしたのでぜひ皆様にも読んでいただけると幸いです。
『愛したはずの夫はまったくの別人だった』衝撃のスタート
『ある男』
◆あらすじ
『愛したはずの夫はまったくの別人だった』と言う衝撃の事実から始まる。
簡単なあらすじとして、自分の愛した夫が突然の事故で命を落としてしまう。夫の親族から「この遺影の男は本人でない。」と夫がまったく別人であることが発覚することから始まり、誰が自分が本当に愛していた人なのかを探していく。
◆注目ポイント3つ
1.謎解きを楽しめる
自分が愛した人は誰なのか?を探りながら読書を楽しめる内容です。私も読み進める中で、点と点がつながる感覚になりどんどん読み進めてしまいました!
2.考え方を改めて直せる
この小説には、在日・死刑制度・ヘイトスピーチなどの社会問題も取り上げられています。誰しも人を色眼鏡で判断してしまうことがあるかと思います。登場人物の一人が在日朝鮮人としてのこれまで苦悩や、両親が殺人の罪で死刑となり、自分の人生が狂っていった内容が描かれています。人生は自分では思い通りにコントロールできず、過去を捨てて違う人生を歩みたいと思う方もいると思います。
だからこそ、その方の考え方や人柄をちゃんと理解し、接することの大切さを感じることができ、考えさせられる内容となっています。
3.愛するとは何か?
「一体、愛に過去は必要なのだろうか?」と夫を亡くした妻が自問するシーンがあります。夫と名乗る男は本物ではなかったけれど、夫を愛したことは事実だったと自己理解が深まるシーンに感動しました。
私自信も人を愛するとは、何が本当に大切なことなのかを考えさせられる小説でした。
おわりに
今回紹介させていただいた小説は、自分の凝り固まった考え方の視野を広げてくれる内容になっています。
皆さまも機会があれば、是非読んでみてくださいね♪