朝井リョウさんの新作『イン・ザ・メガチャーチ』を読みました。
読み終わって最初に感じたのは、「自分の中にも、同じような気持ちがあるかもしれない」ということでした。
私は、自分の気持ちや考えを文章でうまく説明するのが苦手です。仕事で違和感を覚えても、その理由をすぐに言葉にできないことがあります。
だから、朝井リョウさんの作品に惹かれます。
自分でも見ないふりをしていた感情や、誰かには言いにくい本音を、登場人物を通して正確に言葉にしてくれる。その言語化能力に毎回しびれます!
『イン・ザ・メガチャーチ』のテーマは、好きな対象を応援する人たちによって広がる「ファンダム経済」。
推し活をしている人の物語だと思って読み始めましたが、読後に残ったのは、「人はなぜ誰かを応援したくなるのか」という問いでした。
応援しているときは、相手のために行動しているつもりでも、実は自分自身が支えられていることがあります。仕事で疲れた日も、好きなものがあるだけで頑張れる。その気持ちは、私にも覚えがあります。
一方で、好きという気持ちが大きくなりすぎたとき、人はどこまで周りが見えなくなるのか。朝井リョウさんは、その危うさもきれいごとにせず描いています。
読んだあと、自分が何に心を動かされ、何に支えられているのかを考えたくなりました。
朝井リョウさんの言葉をもっと楽しみたい方には、加藤千恵さんとのポッドキャスト「信頼できない語り手」もおすすめです。
エピソード#29「お前が歌うんかい!」の会が一押しです笑
自分の気持ちをうまく説明できない人にこそ、読んでほしい一冊です。























































