子どもに読み聞かせをするようになり、絵本のおもしろさや奥深さをあらためて感じる日々です。今日は、寝苦しい夏の夜もふっと幸せな気持ちになれるような、眠る前に読みたい2冊について。
クスッと笑えたり、じんわり泣けたり。絵本ってスゴイ!

1歳の息子に読み聞かせをするようになり、自分でも絵本を集めるのが趣味になってきました。
特に好きなのが“夜”が共通点のこの2冊です。
『ぼく、お月さまとはなしたよ』は、ある夜お月さまに誕生日のプレゼントをあげたいと思い立ち、
一生懸命語りかけるクマの男の子のお話です。
お月さまとどうやって話せたのか、お月さまの誕生日と欲しいものをどうやって知ったのか、
その“仕掛け”に思わず「なるほど!」。
クマくんの純粋さや優しさに頬がゆるみ、結末も秀逸です。
『おやすみ、ぼく』では、オラウータンの男の子がベッドに入り、
自分の体のパーツに「おやすみ」を言っていきます。
そのほほえましい姿に癒されていると、ラスト2ページでまさかの涙。
「今日もありがとう、また明日ね」。
そんなふうに一日を終えられることの幸せを、あらためて教えてもらったような。
じんわり優しい一冊は、眠りにつく前にぴったりです。

BAILA編集部
編集O
本誌にて主にファッションを担当。長く在籍したMOREから異動したばかりで、中堅だけど気分は新人。身長161cmのカジュアル派。