メゾンの新作バッグと本の楽しい関係を、知的な妄想とともに楽しんで。選書は三宅香帆さん。ヴィンテージライクなプラダの「プラダ アンシェネ」には、鷲田清一の名著『モードの迷宮』を入れて出かけたい。
PRADA(プラダ) プラダ アンシェネ

コーディネートに印象的にきかせたい上品かつビビッドな赤
リップやネイルのような感覚で、小さめのバッグで赤をチョイス。大人ならではの女らしさや華やかさをさりげなく、けれどドラマチックに添える。少しクラシックなムードの台形シルエットでトップはマグネット開閉、ゴールドチェーンがポイントに。スウェードにあえてヴィンテージ加工を施すことで赤の発色にニュアンスが生まれて、カジュアルな装いにも合わせやすいのが魅力。バッグ「プラダ アンシェネ」(18×22×11.5)¥517000(予定価格)/プラダ クライアントサービス(プラダ)

『モードの迷宮』
鷲田清一著
ちくま学芸文庫 1056円
ファッションをアカデミックに考える上での必読書。「哲学や社会、文化をひも解きながら“服を着る人間とは何か?”を明かそうとする本作で、現実的な知的対話を楽しんで」(三宅さん)
「プラダのバッグが持つ知性と洗練された美意識にふさわしく、答えのない問いについて考え続ける哲学書を」――三宅香帆さん
撮影/赤尾昌則〈whiteSTOUT〉、原田凌佑(書影) スタイリスト/福田亜矢子 取材・原文/発田美穂 撮影協力/近江屋洋菓子店 ※( )内の数字は編集部で計測した(高さ×幅×マチ)で単位は㎝です ※BAILA2025年10月号掲載
























Baila Channel






















