人気沸騰中の芸人、ゆりやんレトリィバァさんに聞く「ぽちゃティブ道」!
得意の英語を生かしたネタや、リズミカルぽっちゃりクイーンと評されるダンスネタが大人気。ハッピーな笑いを世に届ける注目のお笑い芸人、ゆりやんレトリィバァさん。そんな彼女の「ぽちゃティブ道」からは学ぶことがたくさん! 本誌5月号「今、時代はぽちゃティブさん」のインタビューから、元気になれるゆりやんの名言を抜粋!
生まれたときからずっとぽっちゃり♡「一度もやせたことがない」と胸を張るゆりやんが芸人を目指すようになったのは小学生のころ。「多分、太っている私は憧れの『モー娘。』にはなれない」その現実に気づいた同時期に、吉本新喜劇の面白さに衝撃を受け、「ここなら私でもスポットライトを浴びることができるかもしれない!!」、そう思ったのがすべての始まり。
ぽちゃティブ全開の芸風やキャラクターが多くの人に愛されている彼女だが、そのルーツは「実はイジメられていた」という中学生時代にあるのだそう。「目立つギャルグループに入ろうとしていたんですよ。そのグループの子に気に入られたくて、ほかの子を仲間はずれにしたり、悪口を言って笑ったり……無理に背伸びしていたんですけど。ある日、突然はじき出されて逆の立場に。そんな私を受け入れてくれたのが、今まで私がイジめていた女の子たちで。その時点でほんまにスゴイと思うんですけど、さらに、その子たちがめっちゃ面白くて!!決して目立つタイプではないけど、思いやりと笑いのセンスに長けた彼女たちが“悪口以外にも面白いことはこんなにたくさんあるんやで”“ほんま面白いのはこういうことなんやで”って私に教えてくれたんですよ」そこからは背伸びすることをやめ、ハッピーな笑いを追求するように。よい友達にも恵まれ、そんな周りからの“愛あるイジリ”により「皆を笑わせることができる、このポッチャリ体型も自分の個性のひとつ♡」と愛せるように。
「太っている今は本気を出していないだけ。デブには“伸びしろ”を残した余裕がある(笑)。他人をうらやましいと思っても、その人になれるわけじゃない。手に入らんもんを欲しがって暗くなるより、今の自分のええとこを探してあげてほうが毎日は絶対楽しい。」
「みんなもコンプレックスなんか気にせんとき~!!自分を受け入れ~!!」
撮影/HAL KUZUYA 取材・文/石井美輪