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【30代でやっておくべきおしゃれトライアル〈まとめ〉】おしゃれ先輩たちのトライ&エラーを参考にしたい!

「30代になって、自分のスタイルに迷走中」「何を買えばいいのわからなくなってきた」と迷っている人へ。マイスタイルを確立しているおしゃれ賢者5人が経験してきたトライ&エラーと、そこから得た気づきを教えてくれました。

目次

  1. 1. スタイリスト 佐藤佳菜子さん
  2. 2. スタイリスト 加藤かすみさん
  3. 3. エディター 伊藤真知さん
  4. 4. エディター 東原妙子さん
  5. 5. ライター 榎本洋子さん

1. スタイリスト 佐藤佳菜子さん

佐藤佳菜子さん

スタイリスト

佐藤佳菜子さん


本誌をはじめファッション誌やカタログ、ブランドとのコラボ商品開発など、多方面で活躍する人気スタイリスト。体をきれいに見せるスタイリング術と確かな審美眼にファン多数。

30代でやっておくべきことは?

「視野を広げ引き目線で“どんな女性になりたいか”を考える」

「MSG-W350-7A2JF」(樹脂・SSケース× 樹脂バンド、クォーツ〈電波ソーラー〉、34.4㎜)¥33550 /カシオ計算機 お客様相談室(ベイビージー)

Photo byShutterstock/Aflo

Iris Apfel
「アイリス・アプフェルはアメリカのインテリアデザイナーで、現在なんと100歳!服とジュエリーのコーディネートがユニークで天才的。とても計算されていて完璧なんです。私のジュエリーの合わせ方の先生です」

Grece Ghanem

Instagram:@greceghanem

Grece Ghanem
「モデルとしても活躍するインフルエンサー、グレース・ガネム。細すぎない体やヘルシーな肌の色など、自分に近いものを感じています。こんなモダンな年の重ね方が理想。2022年5月28日投稿のコーディネートは、ジャケットにパンツとアイテムはすごくベーシックなのに、サイズ感やあしらいなどがまったくコンサバではなくて洒落感がある。奇抜なアイテムでなくともおしゃれに見せるお手本」

Brigitte Trogneux

Photo by Reuters/Aflo

Brigitte Trogneux
「フランスの大統領夫人、ブリジット・トロニュー(写真右)。シャープでスタイルよく見せるミニマムな着こなしが素敵。コンサバのお手本です」

Junko Shimada

Instagram:@junko_shimada_paris

Junko Shimada
「トレンドにとらわれず、自分が似合うものをブレずに格好よく着ている島田順子さん。『いつかこうなりたい』と憧れています」

バロックパールのネックレス/グリン

バロックパールのネックレス/グリン

カチューシャ/イリス 47

カチューシャ/イリス 47

フラワーモチーフのピアス/ザラ

フラワーモチーフのピアス/ザラ

白のスカート /コエル

白のスカート/コエル

ローファー/ミュウミュウ

ローファー/ミュウミュウ

サングラス/グラッサージュ

サングラス/グラッサージュ

黒のトップス/トーテム

黒のトップス/トーテム

パールの ピアス/グリン

パールのピアス/グリン

ピンクのパンプス/フェラガモ

ピンクのパンプス/フェラガモ

ゴ ールドのフープピアス/ザラ

ゴールドのフープピアス/ザラ

ベルト/エルメス

ベルト/エルメス

理想像を明確にしたら意思を持って服を選ぶ練習を

若いうちは、ファッションに関して視野が狭くなってしまうことが多いと感じます。たとえば、「このバッグが可愛い」とか、「この靴が欲しい」とか。大事なのは、引き目線で自分の全体像を見つめること。何を選ぶのかではなくて、どんな印象の人になりたいのか。それを決めたら、そのカテゴリーに必要なものを選んでいけばいいだけ。また、自分がその服をまとったときに素敵に見えるか、スタイルよく見えるのかを見極めることも大事だと思います。

私の場合、母が服好きだったこともあり、小さな頃はピンクのフリル服ばかり着ていて、「嫌だ!」と思ったのがおしゃれの始まりでした(笑)。当時から「黒って何色もあるのに、なぜ全部黒と呼ぶの?」とか、「あの石のグレーと緑のコントラストが素敵」など考えていて、少し変わった子どもだったかもしれません(笑)。小さな頃に散々甘い服を着た反動でシンプルな服を選ぶように。そして意思を持ち服を選ぶ“スタイルある女性”が理想だと気づきました。また、幼稚園から高校まで制服のある学校だったため、様々な体型の人が同じ服を着ているのを見て、服と体のバランスも研究し尽くしました。私の脚はひざ上がくびれているので、その部分を見せると素敵だと気がついたり。大人になった今も、小柄な自分の体にフィットするよう、幅や丈をお直しし、バランスを追求しています。

そんな強いこだわりを持ちつつ、もちろん私にも失敗はあります。これまでたくさん服を買っては飽きて処分、を繰り返しました。たどり着いた考えは「あったら困らない」と思う服は着ないこと。とっておきたいと思う服だけを招くようになってからは、スタイルも一貫したと感じます。“理想の女性像”を決めるというのは、一生同じテイストを貫くわけではありません。「今日はクールに」「色 でテンションを上げる」など毎日違ってもいいのです。ただ理想を決めておくことで、どんな着こなしにも統一感が生まれ、それこそが“スタイルある女性”だと思うのです。

30代のうちに、俯瞰し自分の美しく見えるバランスを考え、理想像を描く。そうすることで、流行りだから買うのではなく「私が素敵に見えるから」「体がいちばんきれいに見えるから」など、明確な意思を持ち服を選べるようになるのだと思います。

「腕を出すときは肩のラインを美しく際立たせる形にこだわり」

佐藤佳菜子  Tops/ZARA Pants/Theory Earrings/enasoluna Bag/MAISON CANAU Shoes/MANOLO BLAHNIK for BIRKENSTOCK

Tops/ZARA
Pants/Theory
Earrings/enasoluna
Bag/MAISON CANAU
Shoes/MANOLO BLAHNIK for BIRKENSTOCK

「30代後半に入った頃から、鮮やかな色も抵抗なく着られるように。このトップスは私の肩から腕へのラインをきれいに見せてくれる形。パンツは、WEB限定のいちばん小さなサイズを。スタイルを美しく見せるシルエットにこだわります」

「色みをそろえるだけで簡単に洒落るワントーンな着こなしはずっと好き」

佐藤佳菜子  Dress/uncrave Bag/JW ANDERSON Sunglasses/GLASSAGE +α. Earrings/Cartier Necklace/No Brand Shoes/Maison Margiela

Dress/uncrave
Bag/JW ANDERSON
Sunglasses/GLASSAGE +α.
Earrings/Cartier
Necklace/No Brand
Shoes/Maison Margiela

「ベージュ×ホワイトで全身のトーンを合わせた、いちばん自分らしいスタイル。色をそろえることで、こだわりのあるおしゃれに見えます。私の中で定番アイテムでもあるサングラスもベージュのフレームを選びました」

「自分に合うフォルムを知ることが重要。私の場合は構築的な袖コントップスを」

佐藤佳菜子  Tops/cygne Pants/FORMO Earrings/NINA&JULES Bag/sacai Shoes/ZARA

Tops/cygne
Pants/FORMO
Earrings/NINA&JULES
Bag/sacai
Shoes/ZARA

「“肩が威張った服”と呼んでいる(笑)、構築的なフォルムのトップスも私の体をきれいに見せてくれる得意なデザイン。一枚でも充分迫力がありますが、柄や色を足して盛り上げます」

2. スタイリスト 加藤かすみさん

加藤かすみさん

スタイリスト

加藤かすみさん


洋品店を営んでいた祖母の影響を受け、スタイリストを志す。大人の女性を魅力的に見せるセンスと、シンプルななかにほどよいトレンド感を取り入れる巧みなスタイリング力に定評あり。

30代でやっておくべきことは?

「自分のライフスタイル&服に必要な小物を見極める」

WATCH

WATCH 『カルティエ』のタンク ソロ  アップルウォッチ  『エルメス』のケープコッド

(上)「30代に入り最初に買った『カルティエ』のタンク ソロ。黒にゴールドという王道感に惹かれて。ベルト交換をしながら大切に使っています」 (中)「最近仲間入りしたアップルウォッチ。スマホを出さずに駅の改札を通れて便利。子どもの運動系の習いごとにつけて行き、私自身の消費カロリーもチェックしてみたり」 (下)「30代半ばで購入した『エルメス』のケープコッド。ずっと欲しくて気持ちがブレなかったので、購入を決意しました」

Maison MargielaのTabi

Maison MargielaのTabi

「モデルの竹下玲奈ちゃんが昔から履いていて見るたび『やっぱり可愛い』と思って。Tシャツにデニムのシンプルな着こなしでも、これを合わせるだけでなんだか洒落るんです。履きつぶし手放した靴も入れるとすでに7足ほど購入」

JIL SANDERのBAG

JIL SANDERのBAG

「ちょっと寂しいなというコーディネートの盛り上げ役に最適な『ジル サンダー』のバッグ。構築的な雰囲気がありシンプルなのに個性もあります。時計はよく考え納得してから買いますが、合わせるだけで手早く着こなしの雰囲気を変えられるバッグは、直感的にひと目ぼれで買うことも多いです」

必要じゃないものには投資をやめる勇気を持つこと

30代の頃、いろんなことを一気にシンプルにした時期があって。どんどん手放して断捨離することで、自分に必要ではないものに気がつくことができたように思います。

今も年に4回、季節ごとにクローゼットの中を見直し整理。収まる量しか持たないようにしています。

もともとシンプルなテイストが好きなこともあり、その分小物にはこだわりたくて。ただ、服にたくさん触れる職業柄なのか、性格なのか、リングやブレスレットを身につけると、煩わしく感じてしまうんです。常に開放的で心地よくいたいですし、子どものいる私のライフスタイルには合わないのかなと。と言いつつも、素敵な人が美しいジュエリーを身につけていると欲しくなってしまいますよね。私も以前イエローダイヤのリングを購入したのですが、特別なときに身につけようと思うものの、年に1〜2回出番があるかどうか(笑)。

そんな失敗を経て高価なジュエリーへの投資はやめましたが、昔から変わらず好きな時計は、きちんといいものを身につけるようにしています。それと、シンプルな着こなしを洒落た雰囲気へと導いてくれる靴やバッグにも投資

まず挑戦してみないことには、“必要ないもの”にも気づきませんが、30代のうちにそれを見極め、本当に気に入って使うものだけを、少しずつそろえていけばいいのだと思います。

3. エディター 伊藤真知さん

伊藤真知さん

エディター

伊藤真知さん


出版社勤務を経てフリーのエディターに。155㎝と小柄ながら抜群のバランス力で、本誌でもたびたび特集が組まれる。著書に『「ユニクロは3枚重ねるとおしゃれ」の法則』(講談社)。

30代でやっておくべきことは?

「どんなトレンドにも色にも一度は挑戦してみること」

「黒が主役の攻めた着こなしは小物で可愛げを足して」

伊藤真知 Tops/uncrave WHITE Pants/uncrave WHITE Headband/IRIS 47 Earrings/Van Cleef & Arpels Bag/UNIQLO Watch/CHANEL

Tops/uncrave WHITE
Pants/uncrave WHITE
Headband/IRIS 47
Earrings/Van Cleef & Arpels
Bag/UNIQLO
Watch/CHANEL

「褒めていただくことが多く似合う色だと知った黒。普段はほかの色と合わせるので、黒を主役にしたALLブラックな着こなしは私の中では挑戦。カチューシャとピアスで甘さを添えます」

「得意のデニムは、ほんのり個性あるデザインで遊びます」

伊藤真知さん 2

Tops/UNIQLO
Pants/BLACK BY MOUSSY
Cap/upper hights
Bangle/CLANE
Bag/Manipuri
Shoes/NEBULONI E.

「デニム好きは20代の頃から。この変形デニムは5〜6年前に購入したものですが、今もよくはくお気に入り。得意なアイテムだからこそ、クセのあるデザインにも挑戦できます」

シルエットとサイズ感を精選し品よく着こなすユニクロのスカート

伊藤真知さん Tops/SLOANE Skirt/UNIQLO Necklace/I’M OK Bag/GIVENCHY Shoes/UNIQLO

Tops/SLOANE
Skirt/UNIQLO
Necklace/I’M OK
Bag/GIVENCHY
Shoes/UNIQLO

「ユニクロのスカートはストレッチが効いていてはき心地がよく、お洗濯してもシワにならずお手入れもラク。シルエットやサイズが体に合うか確認するために、必ず店舗に行って試着してから購入を決めます」

「苦手意識を持たずに、得意なおしゃれのテリトリーを広げる」

おしゃれって、狭い範囲の中で似たようなものばかり着ていては広がりません。自分に投資できるお金や時間、フットワークの軽さだったり、色々な面で豊かな30代のうちこそ、多くの挑戦をして楽しい経験も失敗も積んでおくべきだと思います。とはいえ、ただやみくもに試すのではなく、自分が得意なアイテムや色を極めるのも必要。私の場合、それがユニクロの服や黒、デニムなどでした。

今でこそベーシックなスタイルですが、もともとはクセの強い服が好きで、とにかく迷走する30代を過ごしました。あるとき、徹夜で仕事をした帰り道にふと入ったユニクロでネイビーのスウェットを買ってみたんです。そしたら、手持ち服と何にでも似合って。「苦手だと思っていたベーシックな服って使える!!」」と思ったのが、ユニクロ好きになるきっかけでした。着回せない個性ある手持ち服のつなぎ役として購入したユニクロを着ている日に限って、「似合う」と言っていただくことが増えて。自信を持ち楽しんで着ていると、さらに褒められることが続きました。

「いつもデニムだね」とか「いつもユニクロだね」と言われることって、恥ずかしいどころか実は素敵なこと。いつの間にか「本当にデニムが似合うよね」「その服はどこで買ってるの?」と周りの反応も変わってきます。そしてその言葉がさらなる自信につながるという好循環。遠回りをしましたが、おしゃれに近道はないということですね(笑)。せっかくの30代、千本ノックの気持ちでトライ&エラーを楽しんでいただけたら!

ユニクロの お気に入りトップスは 色違いで購入!

「気に入ったアイテムは色違いでそろえます。このTシャツはグリーンやネイビー、ブラウンなど、どの色も今年っぽいトーンで形がとてもきれい」。トップス/ユニクロ

バッグは シンプル服を盛り上げる キャッチーなデザインを

「シンプルでベーシックな服が多いので、遊び心のあるバッグを合わせます」。メルカドのバッグ/レトラ お魚のバッグ/マルニ バンダナ柄のバッグ/マニプリ

4. エディター 東原妙子さん

東原妙子さん

ブランドディレクター・エディター

東原妙子さん


大学卒業後、銀行に就職。25歳で編集者に転身。ファッション誌や広告などでライターとして活躍するほか、「アンクレイブ」の立ち上げからクリエイティブディレクターを務める。

30代でやっておくべきことは?

「名品に触れ、スタンダードを知り尽くし応用する」

MY STANDARD

MY STANDARD
Mountain parka/THE NORTH FACE

Mountain parka/THE NORTH FACE
「優れた機能性とミニマムなデザインが素晴らしいマウンパは、学生の頃から雨具として愛用」

Bag/CHANEL

Bag/CHANEL
「以前は母から譲り受けたゴールドチェーンのマトラッセを使っていましたが、ゴールドが私のスタイルには強いと感じ、マットなチェーンのこちらを購入」

T-shirts/SUNSPEL

T-shirts/SUNSPEL
「イギリスの老舗肌着メーカーならでは、肌触りがとてもエレガント。ジャケットの下に合わせるなど、ドレスアップしたい日にも」

Stole/HERMÈS

Stole/HERMÈS
「30歳のときに購入したカシミアシルクのストール。バッグの上にポンと置いておくだけでも素敵。軽いので旅行の際は必ず持って行きます」

Trench coat/BURBERRY

Trench coat/BURBERRY
「トレンチコートの最高峰。歴史にロマンを感じます」

Jeans/Levi's

Jeans/Levi's
「時代に関係なく、きっとずっと好きな価値あるデニム。数本持っていますが、なかには高校時代からはいているものも」

Shoes/JOHN LOBB

Shoes/JOHN LOBB
「タフなメンズっぽさがベースなのに、すごくエレガント。そのうえ甲高な私の足にもフィットし履き心地も最高。高価なので購入を何年か迷ってましたが、それが無駄だったと思うほど買ってよかった逸品です」

Bag/DELVAUX

Bag/DELVAUX
「仕事で取材や撮影をする機会が多く、職人の手縫いの技術が光る作りの丁寧さや素晴らしさを知るにつれ、『いつか買おう』と憧れていたもの。一生はくであろうデニムとの相性がよく、持つだけで気分が上がるこちらの色を選びました」

「歴史ある名品のよさを体感し見る目を養うことが重要」

何年も愛され続けている名品には、理由があります。似たものはいくらでもあるなかで、変わらず支持され色あせないもの。自分のスタイルを確立し始めるバイラ世代にこそ、そのオーセンティックなアイテムに触れてほしいと思っています。

私の家族は母をはじめ、いいものを身につけようという考えだったので、ありがたいことに小さな頃から名品に触れる機会が多くありました。名品というと高価なものと勘違いされるかもしれませんが、値段は関係ありません。たとえば、『ヘインズ』の白Tや『ビルケンシュトック』のサンダルもそのひとつ。そういった歴史ある本物に触れるごとに「やっぱりいい」と感じます。素材感、着心地、縫製などに作り手の本気を感じ、見る目を養うこともできます

そうして培った感覚が、今の『uncrave』の服作りにも役立っています。私の家は資料館と呼べるほど服であふれていて(笑)。デザインで行き詰まったときは、10年以上前のハイブランドのシルクニットを見返し、ディテールを研究することも。きちんとした土台があるからこそ、遊んだりくずしたりと、ファッションを楽しめると思うんです。だからファストファッションの服でも、ポイントを押さえ、自分らしい着こなしに落とし込むことができるのかもしれません。

かつては、つい安いものに飛びついてしまったことも。でも、そのおかげで名品のよさを再確認できたので、失敗と思わず経験としてよかったのかなと思っています。

「一生使える」と思える名品は、ぜひ早いうちに手に入れよさを体感してください。その経験が、これから先のファッションに必ず生かされます。

5. ライター 榎本洋子さん

榎本洋子さん

ライター

榎本洋子さん


ブランドのプレスやWEB制作会社を経て独立後、ファッション誌を中心にライターとして活躍。キャッチーなアイテムを使ったカジュアルスタイルが人気で、本誌スナップ企画の常連。

30代でやっておくべきことは?

「無理して“大人”にしばられない。自分が上がる“好き”を大事にする」

榎本洋子さん Dress/AEWEN MATOPH Earrings/Harpo Bracelet/Philippe Audibert Bag/ZARA Sandals/TKEES

Dress/AEWEN MATOPH
Earrings/Harpo
Bracelet/Philippe Audibert
Bag/ZARA
Sandals/TKEES

「ワンピースとビーサンってラクで可愛くて最高の組み合わせ。一枚でもときめく華やかな形を選びます。ビジューつきのバッグは意外と合わせやすく、高確率で褒められます」

榎本洋子さん Tops/THIRD MAGAZINE×mikomori Pants/Curensology Hat/UNIQLO Bag/ALAÏA Shoes/ZARA

Tops/THIRD MAGAZINE×mikomori
Pants/Curensology
Hat/UNIQLO
Bag/ALAÏA
Shoes/ZARA

「モノトーンな着こなしはいつも以上に遊び心を盛り込みます。サマーツイードのベストにハート形のバッグを合わせて。バケハも若者のアイテムというイメージでしたが、黒ならサラッと合わせられます」

榎本洋子さん Shirts/GALLARDAGALANTE Pants/GALLARDAGALANTE Bag/FENDI Sandals/FABIO RUSCONI

Shirts/GALLARDAGALANTE
Pants/GALLARDAGALANTE
Bag/FENDI
Sandals/FABIO RUSCONI

「今年すごく気になるピンク。形はいたってシンプルなシャツとハーフパンツなので甘すぎません。『FENDI』のミニバッグは、チェック柄が気に入って数シーズン前に購入したもの。アクセサリーとしてプラス」

「『人にどう見られるか』でなく『自分が何を着たいか』を軸に」

思い返してみると30代に入った頃は、「自分がどうありたいか」よりも「大人としてこうあるべき」というのを強く意識してしまい、ある種の強迫観念にとらわれていた気がします。自分が好きかどうかは二の次で、きちんとしたジャケットやハイブランドのバッグを買わないとなど、そういう観点でもの選びをしていました。でもそういうものって、まったく自分にしっくりこなくて、結局使わなくなり手放してしまいました

私、昔から可愛いものにときめくんです。ハートとかキラキラとか。今でも子どもがするようなビーズのアクセサリーを見るときゅんとします。“大人”という言葉の呪縛で、人の目を気にして本当にときめくものを遠ざけていたのだと気がついたのは40歳になった頃。もし30代のうちから好きなものにフォーカスしていたら、もっと自分らしいおしゃれを磨けていたのでは?と思います。

今では、若い子のトレンドだって、可愛いと思えばどうやって取り入れようかとワクワクします。呪縛から解放されたらすごく自由になり、おしゃれをより楽しめるようになりました。私が思う服が似合っている人って、“服を楽しそうに着ている人”。気分が上がる好きなものに、一度素直に従ってみてほしいと思います。

帽子/ブランド不明 エコバッグ/オープンエディション サンダル/アリゾナ ラブ リンゴのバッグ/ケイト・スペード ニューヨーク ハートのバッグ/ZARA 靴/ピッピシック

「パッと見て気分が上がる、キャッチーな小物が大好きです。小荷物派なので、バッグは実用性を考えずアクセサリー感覚で合わせることが多いため、遊びのあるデザインばかり選んでしまいます」。(左上から時計回りに)帽子/ブランド不明 エコバッグ/オープンエディション サンダル/アリゾナ ラブ リンゴのバッグ/ケイト・スペード ニューヨーク ハートのバッグ/ZARA 靴/ピッピシック

カラフルビジューヘアピン/ZARA
イエローストーンリング
パールヘアピン/ZARA

「キラキラやパールが可愛いヘアアクセサリーは『ZARA』で購入。ハートモチーフのジュエリーは昔から大好きなもののひとつ」。カラフルビジューヘアピン・パールヘアピン/ZARA イエローストーンリング/不明 

ハートのリング/トムウッド

ハートのリング/トムウッド

ハートのピアス/ハルポ

ハートのピアス/ハルポ

撮影/目黒智子(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/桑野泰成〈ilumini.〉(佐藤さん)、遊佐こころ〈PEACE MONKEY〉(伊藤さん、榎本さん) 取材・原文/道端舞子 撮影協力/山田莉那 ※BAILA2022年9月号掲載

Feature特集

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