SNSでも大人気の料理家・管理栄養士、長谷川あかりさん。簡単でおいしく、体に優しい“ご自愛ごはん”のレシピを月1回ご紹介いたします。第54回のレシピは、長谷川さんが“手間をかけた手間以上の味が待っているので、後悔させません!”と断言する「ゆで鶏手羽中のセロリソースがけ」。
うまみの強い鶏手羽中に、今が旬のセロリがマッチ

今回ご紹介するのは、ゆでた鶏手羽中に清涼感のあるセロリソースをつけていただくレシピ。ゆで汁は副菜のスープで使うのでロスがなく経済的! 生で食べるイメージの強いセロリをすりおろしてソースにするという発想にも脱帽です。
「寒い冬が終わり、ようやく春が来ましたね。もはや暑くて、早くもバテてしまいそうな日もちらほら……。そんな4月にぴったりの春らしい爽やかレシピです。鶏手羽中のゆで汁も余すことなく活用で一石二鳥!」

材料(2人分) 調理時間/約20分(冷ます時間を除く)
鶏手羽中 300g
セロリ茎 大1本分(120g)
生姜 1片(15g)
塩 小さじ1/3
味噌 小さじ2
ごま油 小さじ2
酢 小さじ1/2
① 鶏手羽中をゆでる

鶏手羽中を鍋に入れ、かぶる量の水を加え強めの中火にかける。

煮立つ直前で火を弱め、蓋をせずに20分弱火でゆでる。途中あくが出たら取り除く。
② セロリソースを作る

この間にセロリソースを作る。セロリの茎はピーラーで皮をむくようにして筋を取り、すりおろす。同じボウルに生姜もすりおろして加え、塩、味噌、ごま油、酢を加えてよく混ぜる。
③ ゆで上がった鶏手羽中の骨をはずし、セロリソースを添える
①の鶏手羽中がゆで上がったらザルにあげ、粗熱が取れるまで冷ます。手袋をして骨から肉をはずし、器に盛り付ける。セロリソースを添えて完成。お好みでセロリの葉(分量外)をトッピングし、ソースをかけていただく。
完成! ゆで鶏手羽中のセロリソースがけ

「清涼感たっぷりの爽やかなセロリソースが、うまみの強い骨付き鶏肉と相性抜群。ゆでた鶏手羽中は、鶏もも肉にも鶏むね肉にも出せない独特の美味しさがあります。骨からはずすのが少し面倒ですが、手がかかるのはここだけなのでぜひ作ってみてください。かけた手間以上の味が待っています。後悔させません!」
献立:プラスワンメニュー「鶏出汁で作るトマト卵スープ」で栄養バランスアップ

「鶏手羽中のゆで汁を使って、メイン料理とよく合う本格味の卵スープを作ります。ゆで汁には鶏手羽中のうまみが出ているので、味つけは塩のみでOK。塩だけとは思えないリッチな味わいです。トマトをプラスして彩りもアップ」
副菜:「鶏出汁で作るトマト卵スープ」(2人分) 所要時間/約10分
①トマト中サイズ1個は8等分のくし形切りにする。卵1個はボウルに割り入れて溶いておく。
②鶏手羽中のゆで汁400mlを中火で煮立たせたら、トマトと塩小さじ2/3を加え蓋をして1分半ほど煮る。一度火を止めて水溶き片栗粉(片栗粉小さじ2・水大さじ1を混ぜ合わせる)を加えたら再度中火にかける。よく混ぜながら2分ほど煮立たせ、溶き卵を加えて固まるまで加熱する。粗びき黒胡椒をふってでき上がり。
次回もお楽しみに!
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■長谷川さんは、BAILA CHANNELにも登場してレシピを披露してくれています! 長谷川さんのトークも楽しく、野菜の下ごしらえのコツなどもよくわかって大人気。こちらからぜひチェックしてみてください。
『なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん』をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。3月26日に、BAILA本誌・@BAILAで連載中の人気レシピに新作を加えて再構成した『わたしが整う、ご自愛ごはん』(集英社)が発売に!
長谷川あかり 『わたしが整う、ご自愛ごはん
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