SNSでも大人気の料理家·管理栄養士、長谷川あかりさん。簡単でおいしく、体に優しい“ご自愛ごはん”のレシピを月2回ご紹介いたします。第49回のレシピは、疲れた日のお助けメニューとして覚えておきたい「豚と大根の香味あんかけごはん」です!
豚と大根の香味あんかけごはん
今回ご紹介するのは、クタクタに疲れた日でもすぐに作れて体もあたたまる、これぞ“ご自愛ごはん”というべき一品。
「スタミナをつけたいときは、香味野菜と豚肉が強い味方。定番の豚バラ×大根×あんかけのお料理は、主材料2つで思い立ったらすぐ作れるので疲れた日のごはんにぴったり。見た目が白いので優しい味わいの印象がありますが、がっつり派も大満足なしっかり味です」
材料(2人分) 調理時間/約10分
豚バラ肉薄切り 200g
片栗粉 大さじ1と1/2
大根 200g
おろししょうが 1片分
おろしにんにく 1片分
水 300ml
塩 小さじ1
ごはん 2人分
あらびき黒胡椒 適量
① 大根と豚肉を切り、豚肉に片栗粉をまぶしておく
大根は皮をむいて5mm厚さのいちょう切りにする。豚肉はキッチンバサミで食べやすい大きさに切り、分量外の塩少々を振ってなじませ片栗粉をまんべんなくまぶす。
② 深めのフライパンで豚肉以外の具材を煮る
深めのフライパンに水300ml、塩小さじ1、おろしにんにく、おろししょうが、大根を入れ、中火にかける。沸騰したら蓋をして弱火にして5分煮る。
③ 豚肉を加えてさらに煮込み、塩で味をととのえる
火を強めて豚肉を入れ、菜箸でほぐしながら煮る。火が通ったら味をみて、足りなければ塩でととのえる。
④ 器に盛り付け、あらびき黒胡椒を振る
器にごはんを盛り付け、③をかけたらあらびき黒胡椒を振ってできあがり。
完成! 豚と大根の香味あんかけごはん
「材料5個と塩・黒胡椒だけですぐに作れる優しいあんかけごはん。醤油やオイスターソース、だしの素を使わなくても、お塩と香味野菜のにんにく&しょうがだけでここまで味が決まります。豚肉はキッチンバサミで切ってパックの上で下ごしらえすることで、料理のハードルがぐっと下がります(もちろんバットを使ってもOK)。その代わり、にんにくとしょうがはぜひおろしたてを。味がぐっと洗練されたものになりますよ。味に大きく影響しないところは思い切ってラクをして、味に大きく関わる部分はしっかり手をかける。毎日ストレスなくお料理をしていくための小さなコツです」
献立:プラスワンメニュー「小松菜の漬物風」で栄養バランスアップ
「あんかけごはんには、緑黄色野菜を補う副菜を。酸味をしっかり利かせ、お漬物のような味わいに仕上げました。箸休めに◎」
副菜:「小松菜の漬物風」(2人分) 調理時間/約5分
①小松菜1袋は5㎝長さに切り、フライパンに入れる。塩小さじ1/3を加えてざっとまぜ、料理酒大さじ2、酢小さじ2、赤唐辛子1/2本~1本(お好みで)を合わせたら蓋をして中火で2分半蒸す。
②火を強めて菜箸で混ぜながら水気を飛ばしたら火を止め、醤油小さじ1/2を加えてさっと混ぜ合わせてできあがり。
次回もお楽しみに!
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■長谷川さんは、BAILA CHANNELにも登場してレシピを披露してくれています! 長谷川さんのトークも楽しく、野菜の下ごしらえのコツなどもよくわかって大人気。こちらからぜひチェックしてみてください。
『なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん』をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。11月20日に最新刊『米とおかず』(光文社)を上梓予定。