SNSでも大人気の料理家・管理栄養士、長谷川あかりさん。簡単でおいしく、体に優しい“ご自愛ごはん”のレシピを月1回ご紹介いたします。第50回のレシピは、食べすぎているときのリセットにもぴったりな「ほたてと切り干し大根の即席粥」です!
ほたてと切り干し大根の即席粥
今回ご紹介するのは、炊いたごはんから作る出汁いらずの即席粥。
「切り干し大根とほたてのうま味は相性抜群。それらの味わいを引き立てるため少量の酢を加えることで、味全体がキリリとシャープな印象に。風味づけにあとから加えるごま油が、より洗練された味わいにランクアップしてくれます」
材料(2人分) 調理時間/約20分
切り干し大根 15g
刺身用ほたて 4~5個(80~100g)
炊いたごはん 200g
塩 小さじ1
酢 小さじ1と1/2
小ねぎ 小口切り適量
お好みで…ごま油・しょうゆ 各少々
①水洗いして絞った切り干し大根とほたてを切る
切り干し大根は水で洗って軽く絞り、粗く刻む。ほたては4等分にする。
② 水を入れた鍋で切り干し大根を煮立たせ、ごはんを加えて弱火で煮る
分量外の水600mlと切り干し大根を小鍋に入れる。中火にかけて煮立ったらごはんを加え、さっと混ぜる。再び煮立ったら蓋をして15分弱火で煮る。
③ 火を止めたらほたて、塩、酢を加えて混ぜる
火を止めて、ほたて、塩、酢を加えてさっと混ぜる。器に盛りつけ小ねぎをトッピングする。お好みで、ごま油としょうゆを少々かけていただく。
完成! ほたてと切り干し大根の即席粥
「何かとごちそう続きになる12月。せっかくおうちでごはんを作れるなら、胃腸をいたわる食事を用意したいものです。とはいえ年末は忙しいので、炊いたごはんから作ることができる“お気楽おかゆ”がおすすめ。切り干し大根×ほたてという意外性のある組み合わせで気持ちも上がります。ほたては駆け込みで頼んだふるさと納税の冷凍ほたてを贅沢に使いました。低脂質&高たんぱく質で、胃腸をいたわりながら必要な栄養素をとるのにもってこいの食材です」
献立:プラスワンメニュー「かぼちゃのせいろ蒸し・柚子みそ豆乳ソースがけ」で栄養バランス&彩りアップ
「緑黄色野菜を補う副菜です。ほっくり蒸したかぼちゃと甘酸っぱいソースのハーモニーは、家でしか味わえないとっておきのごちそう。ソースはどんなお野菜とも相性抜群なので、色々な蒸し野菜に添えてみてくださいね。
白みそは中甘口みそで代用OK。柚子果汁はレモンや酢でも代用できますが、はちみつはぜひそのままで。こっくりとした甘さがポイントになりますよ。無調整豆乳もコクを出すため&栄養価アップのため必ず使用してほしいのですが、もし難しければ同量のお水でも。
また、せいろがなければレンジ蒸しにしたお野菜でももちろん大丈夫。『こうしなくちゃ』『ああしなくちゃ』にとらわれず、気軽にレシピを活用してもらえたら嬉しいです」
副菜:「かぼちゃのせいろ蒸し・柚子みそ豆乳ソースがけ」(2人分) 所要時間/約20分
①かぼちゃ250gは少し大きめの一口大に切り、アルミホイルまたはクッキングシート、蒸し布等を敷いたせいろに並べる。
②鍋に水を入れて沸騰させ、せいろをのせ、かぼちゃがやわらかくなるまで15分程度蒸す。この間に、白みそ大さじ2、無調整豆乳大さじ2、柚子果汁小さじ2、はちみつ小さじ2を合わせてよく混ぜておく。かぼちゃにくしがスッと通ったら器に盛りつけ、柚子みそ豆乳ソースを適量かける。
次回もお楽しみに!
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■長谷川さんは、BAILA CHANNELにも登場してレシピを披露してくれています! 長谷川さんのトークも楽しく、野菜の下ごしらえのコツなどもよくわかって大人気。こちらからぜひチェックしてみてください。
『なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん』をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。12月12日に最新刊『長谷川あかり DAILY RECIPE Vol.2』(扶桑社)が上梓されたばかり。