料理家・管理栄養士の長谷川あかりさんが教える「ご自愛ごはん」レシピ。忙しい毎日を、簡単で美味しくて、体に優しい、いたわりの一皿で解決! 今回は、乾燥わかめで限界な日も“丁寧感”が出る「豚バラ肉のとろっとわかめ丼」のレシピをご紹介します。
【今月のお悩み】体に優しいごはん希望。でも、野菜を買うのは面倒!
乾燥わかめで限界な日も“丁寧感”!「豚バラ肉のとろっとわかめ丼」

気力体力限界。だからこそ、家で食べたい。とはいえ、野菜を買っても使い切る自信はゼロ。そこで、私がぜひおすすめしたいのが乾燥わかめ。食物繊維、ミネラル、意外にもビタミンまで豊富にとれるので、常備して後悔なしの食材です。するすると口に入って、体にじんわりしみ渡る。くたくたでもどうにか作れる簡単さだけど丁寧っぽくて、ちょっと気分が上がるごはん。そんな"限界丁寧ごはん"が、私たちを救うはず!(長谷川あかりさん)
材料(2人分)
豚バラ薄切り肉…… 200g
塩…… 少々
片栗粉 ……大さじ1 と1/2
乾燥カットわかめ ……10g
【A】
水……250ml
料理酒……50ml
塩……小さじ2/3
にんにくのすりおろし……小さじ1/8
温かいごはん……400g
しょうがのすりおろし……適量
作り方

1 | 乾燥わかめはたっぷりの水に10分ほどつけて戻す。水けをきり、さらにペーパータオルで余分な水けをふき取ってから包丁で細かく刻む。 ごはんとなじむくらい細かく刻むと、口当たりがよくなる。 |
2 豚肉は2〜3cm長さに切り、塩をまんべんなく振って全体に片栗粉をまぶす。 |

3 | Aとわかめを深めのフライパンに入れ、強めの中火にかける。沸いたらそのまま10秒ほど煮立て、2を入れる。菜箸で混ぜながら肉に火が通るまでしっかり煮込む。 豚肉にまぶした片栗粉が溶け出し、煮汁に自然なとろみがつく。 |
4 器にごはんをよそい、3をかけ、しょうがをたっぷりのせる。 |

「なんでもない日を幸せにする、シンプルで豊かなごはん」をテーマに、食べ疲れないのにちょっぴりおしゃれで自己肯定感の上がる“新しい家庭料理”のレシピを発信。
X(@akari_hasegawa)
撮影/須藤敬一 スタイリスト/中里真理子 調理/長谷川あかり 取材・原文/福山雅美 ※BAILA2025年6月号掲載
長谷川あかり 『わたしが整う、ご自愛ごはん
仕事終わりでもサッと作れてじんわり美味しいレシピ30days』はこちら