疲れたときこそ手に取りたい「学びのある一冊」とは？【バイラ部レポート】

スーパーバイラーズが得意な部活動に分かれて、毎月活動報告をする「バイラ部レポート」。今月のバイラ部レポートはスペシャル拡大版！読書部の3人が疲れたときに思わず手に取りたくなる「心が疲れたときこそ学びのある一冊」をご紹介します。

山田沙織さん
『星の王子さま』
サン=テグジュペリ著
河野万里子訳　新潮文庫　528円

阿部晴菜さん
『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』
ジェーン・スー著　文藝春秋　1650円

長谷川有輝子さん
『ゼロ秒思考』
赤羽雄二著　ダイヤモンド社　1540円

山田　私は『星の王子さま』が小さい頃からのお気に入り。物語に登場する王子さまとバラのいざこざを見て、疲れているからといって、自分も家族に対してわがままになりすぎていたなって反省する（笑）。

阿部　大人になっても学びや発見があるところが不朽の名作といわれる理由だよね。

長谷川　私は『ゼロ秒思考』という本に何度助けられたことか。疲れたときでもA4の紙とペン1本さえあれば、頭の中の思考が整理整頓されるっていうことを教えてくれる。最初は仕事に生かそうと思って読み始めたけど、夫婦関係や子育て、日頃のどんな悩みにも使えるんだよね。

阿部　私のおすすめは『闘いの庭 咲く女 彼女がそこにいる理由』。神崎恵さんや田中みな実さんなど、13人の著名な女性の人生の苦楽が語られていて。一見キラキラしている人に見えても、成功するまでに多くの苦労があったんだなって知ると、自分の悩みが本当にちっぽけに見える。

山田　同世代の女性だからこそ、共感できる悩みを持っていたり、刺激になったりすることってたくさんあるよね。

阿部　うん、今回は同じテーマでも選んだ本のジャンルが一人ひとりまったく違っていて、話を聞くのが楽しかった！

長谷川　そうだね～。好きな作品について語れる機会があるって素敵なことだね。

撮影／田中 瞳　※BAILA2025年2・3月合併号掲載