無理している感はなく、でも特別感のあるムードで肌見せ服を着こなすには……? スタイリスト福田亜矢子さんにその秘訣を教えてもらいました。ボトムスは、歩いたときだけチラリと脚がのぞく「深スリットスカート」という選択もあり。

スタイリスト
福田亜矢子さん
本誌をはじめ数多くのファッション誌で活躍。ジュエリーブランド『AFFECT』ではディレクターを務める人気スタイリスト。
“出しすぎない余韻”が大人の肌見せを特別にする
「30代の肌見せはただ見せればいい、というわけではなく計算された『清潔感』と『ヘルシー感』が重要だと思います。“あの人素敵だな”と思わせてくれる人って、こちら側にもっと知りたい、という好奇心を抱かせるような“隙”や“素”が垣間見える人だと思うんです。それは肌見せでも同じ。きれいなパーツでも、すべてを見せるのではなく“パーツがいちばんきれいに見える部分だけを少しだけ”。そのくらいのさじ加減にすることで、主張しすぎないのに気づいたらふと思い出してしまう、そんな印象を醸し出せると思います」(福田さん、以下同)
《半径2mの場合@帰り際》余韻を長引かせるあえての「深スリットスカート」
「中途半端なスリットスカートよりも意外と肌が見えにくいのが深いスリット。お店では見えなかった肌が、帰り際歩いたときだけチラリと見える……そんな意外性で記憶に残して。今年は×ブーツが足もとの最適解」

「前あきスリットの大胆さと、ポロニットのクラシカルさ。そのギャップさえ楽しめる女性像が理想。×ロングブーツで見せすぎないのもコツ」。スカート¥27940・ニット¥31900/エイチ ビューティー&ユース コート¥90200/サードマガジン(メイラー モーメント) ピアス¥181500・ブレスレット¥327800/ホワイトオフィス(ジジ) バッグ¥291500/クリスチャン ルブタン ジャパン(クリスチャン ルブタン) 靴¥137500/アマン(ペリーコ)

「グレーやブラックのアイテムで統一されたともすると重く見えがちな冬のモノトーンコーデも、ひざ下の肌がちらりとのぞくだけで抜け感と女っぽさを両方確保できる魔法」。大人の絶対領域は、スリットとブーツから垣間見える部分なのかも? スカート¥33000・コート¥99000/イレーヴ イヤリング¥7700/ココシュニック(ココシュニック オンキッチュ) バッグ¥24200/ショールーム セッション(ヤーキ) 靴¥94600/ネブローニ
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撮影/金谷章平(人)、魚地武大〈TENT〉(物) ヘア&メイク/笹本恭平〈ilumini.〉 スタイリスト/福田亜矢子 モデル/土屋巴瑞季 ※BAILA2026年1月号掲載

BAILA編集部
30代の働く女性のためのメディア「BAILA」。ファッションを中心にメイク、ライフスタイルなど素敵な情報をWEBサイトで日々発信。プリント版は毎月28日頃発売。


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