そろそろ気になる春のトレンド事情。ミーハーでおしゃれ好きを自称するバイラ編集S・ライター野崎久美子・スタイリスト池田メグミの3人が注目の流行キーワードをオールチェック! さて、この春の推しはどれでいく?
私たちが推します!
スタイリスト
池田メグミさん
ライター
野崎久実子さん
バイラ編集部
編集S
- 1.《春アウター》は「薄くてビッグサイズ」で抜け感たっぷりに!
- 2.《シアーなシャツ&ブラウス》、この春新鮮な着こなしは?
- 3.《セットアップ》のバリエが豊富!自分らしく楽しんで
- 4.《エクリュデニム》がカジュアルの新定番に!
- 5.ファッション界の潮流は《サステナブル》にシフト
- 6.イージーだけどきれいな《スカート見えパンツ》は春のスタメン確定!
- 7.主役カラーはこの2択!《ブルーとイエロー》が春の正解
- 8.ハッピーを呼び込むキュートな《ビーズネックレス》
- 9.クリアな《白小物》がコーディネイトの引き締め役に!
- 10.さっと羽織ってサマ見え!《ざっくりカーディガン》が新鮮
- 11.照れずに着られる大人の《ティアードワンピ》
1.《春アウター》は「薄くてビッグサイズ」で抜け感たっぷりに!
池田 どのブランドの展示会でもアウター全般が薄軽素材に様変わりしていてびっくり!
編集S 秋冬の着流しコートが、そのまま春素材になった感じ。オーバーサイズだから袖をたくし上げるとすごく今っぽい。
野崎 トレンチまで薄軽化! 重さが気になってしばらくごぶさただったけれど、これなら気軽に着られます
池田 スポーティなタイプもたくさん出てますね。ドローコードでウエストや裾をしぼって形を変えられるデザインとか。
編集S リラックス感のある春アウターはニットの上にすぐ重ねられそうだし、いち早く手に入れたい!
トレンチはエフォートレスに楽しむのが今の気分
シャカシャカとしたナイロン素材のトレンチ。薄軽だからこそ、ウエストもしぼりやすく、こなれ感のある着こなしが簡単につくれるのがうれしい。注目のイエローをちらりとのぞかせて、より旬の表情に更新。コート¥20909/ノーク(ノーク) Tシャツ¥11000(オルソー フリーダム)・リング¥35000(サンズ サンズ)/RHC ロンハーマン スカート¥26000/ロンハーマン(ロンハーマン) バッグ¥119000/J&M デヴィッドソン 青山店(J&M デヴィッドソン) ネックレス(ゴールド)¥12000・(シルバー)¥32000/マリハ 伊勢丹新宿店(マリハ)
2.《シアーなシャツ&ブラウス》、この春新鮮な着こなしは?
野崎 実は去年の春も透け服をいくつか手に入れたんですけど、自粛期間でほぼ出番がなくて。
編集S 私もそう。今年は透け服の可愛さをちゃんと旬な時期に楽しんで、リベンジするつもり!
野崎 今年ならどんなふうに着る予定?
池田 去年はワントーン合わせが主流だったから今年はあえて配色コーデで。
編集S そのアイディアいただき!くすみ色同士で合わせればきれいになじむはず。
3.《セットアップ》のバリエが豊富!自分らしく楽しんで
野崎 この春はジャケパン以外の選択肢がぐっと増えましたね。
池田 ワンピ見えするデザインは持っておくと、なにかと使えるはず。
編集S 新しいなと思ったのはアウター×ボトムみたいなワンツーでは完結しないセット。
野崎 自分らしいアレンジがきくセットアップなら、肩の力を抜いて着られそう。
4.《エクリュデニム》がカジュアルの新定番に!
池田 クリアな白パンツってコンサバ感があるけれど、エクリュは不思議と抜けが出るんですよね。
編集S シルエットは細身なのに白パンツ特有の“頑張ってる感”がないのがとても新鮮。苦手意識があったけど、これならいけそう。
野崎 今っぽいディテールが効いたデザインならより取り入れやすい!
5.ファッション界の潮流は《サステナブル》にシフト
野崎 “これもサステナブル?”みたいな、いい意味で意外性のあるアイテムが一気に増えましたよね。
池田 いい色だなって思ったら草木染めだったり。手法も多岐にわたっていて知るほどに新鮮な驚きが生まれます。
編集S 私たち消費者側も楽しみながらサステナブルに貢献できるようになってきたのかも。この流れは持続してほしい!
6.イージーだけどきれいな《スカート見えパンツ》は春のスタメン確定!
編集S 見た目は完全にスカートなのに、はき心地は足さばきのいいパンツ。スカート派もパンツ派も満足するボトムなんて頼もしすぎる!
池田 タックが入っていたり、落ち感があったりときちんと見える工夫が施されていてガウチョよりきれいめにはけるのも強みです。
7.主役カラーはこの2択!《ブルーとイエロー》が春の正解
編集S ずっとぼんやりした色が流行だったから鮮やかなブルーにテンション爆上がり!
野崎 グレー寄りのブルーも多かったですね。私はイエローのほうが好み。卵っぽい色みのほか、オレンジがかったトーンも出ていたり。
池田 2色とも白やベージュ、ブラウンなどの鉄板カラーと好相性だから、手持ちの服にすぐ取り入れられるのがいいなと。
編集S 空とか植物とか自然の中にあるような色が特徴的ですよね。ちなみに私は完全にブルー派だけど、池田さんはどっち派?
池田 イエローに憧れを感じつつ(笑)、まず手に入れるならなじみのあるブルーかな。
8.ハッピーを呼び込むキュートな《ビーズネックレス》
野崎 これは満場一致で推し(笑)。カラフルなビーズにこんなにときめくなんて!
池田 Tシャツと楽しむのもいいけど今ならタートルニットの首もとにつけても絶対に可愛い♡リアル買い決定です。
9.クリアな《白小物》がコーディネイトの引き締め役に!
編集S 白のブーツを持ってるけれど、これがけっこう使えるんです。特に最近、洋服は曖昧なニュアンスカラーが多いのでクリアな白があると締まるし、なによりアカ抜ける。
野崎 引き締め小物ってつい無難に黒を選びがち。春だとちょっと重たく見えるから明るい白、いいかも!
池田 くすみ色の洋服とならコントラストも強すぎない。まぶしいぐらいパキッとした白がポイントですね。
10.さっと羽織ってサマ見え!《ざっくりカーディガン》が新鮮
池田 ずっとプルオーバー流行りだったのでカーディガンを着るだけでフレッシュな気持ちに。
編集S 春になると着こなしがちょっと単調になるから表情があるローゲージのほうがバランスがいい。ほどよい抜け感が醸し出せるのも便利。
野崎 デニムやサテンなどどんな素材に合わせてもしっくりきそう。
ラフな雰囲気で花柄ワンピを親しみやすく
ゆるっと気負わず着られる、ゆとりのあるシルエットだから、ミントグリーン×花柄の組み合わせも甘すぎる印象にならない。カーディガン¥29000/RHC ロンハーマン(RHC) ワンピース¥10400/ミラ オーウェン ルミネ新宿2店(ミラ オーウェン) ピアス¥3800/ビームス ライツ 渋谷(ビームス ライツ) バッグ¥18000/マスターピースショールーム(サイ)
合わせる色を選ばず、マルチに使えるアイボリー。手洗いができるのもうれしいポイント。¥16000/ストラ
辛口派にはグレー×ブラックのミックスカラーがおすすめ。シンプルなスタイリングもこの一着で即・洒落見え。¥18000/スタイリング/ 新宿ルミネ1店(スタイリング/)
11.照れずに着られる大人の《ティアードワンピ》
野崎 去年よく見かけたティアードのミニワンピ、私には甘すぎて無理でした(泣)
池田 あのふんわりガーリーなシルエットはなかなか難しいですよね。でも今季は大人なデザインが増えたのでご安心を。
野崎 マキシ丈だったり段が控えめだったり。あと裾が広がりすぎないところも大人っぽい。
編集S 私のような高身長のタイプは何もディテールがないと、のっぺり見えるので可愛すぎないティアードは大歓迎です。
池田 甘さを盛っているように見えて実はすごくリラックス感があるデザイン。スニーカーでも手抜きに見えないのは心強い!
ほっそりスマートなシルエットなら、ちょうどいい甘さに
ストンと直線的なラインを描きつつ、裾にボリュームをもたせた洗練デザイン。一着でカジュアルに着るのもいいけれど、ジャケットを重ねて、ちょっぴりきれいめにも振るのも素敵。ワンピース(2月下旬以降展開予定)¥32000/インターリブ(サクラ) ジャケット¥17273/ノーク(ノーク) バッグ¥47000/クロエ カスタマーリレーションズ(シーバイクロエ) ピアス¥32000/マリハ 伊勢丹新宿店(マリハ) イヤカフ¥2700/ジューシーロック 靴¥62000/ロンハーマン(フランチェスコ ルッソ)
シャカシャカしたスポーティな生地やコクのあるパープルが甘さを軽減。¥14500/AKTE
ヴィンテージドレスのようなムードのある一着。肌なじみのいいマイルドなイエローが媚びない女らしさをくれる。¥54000/カーサフライン表参道本店(カーサフライン)
撮影/柴田フミコ(人)、坂田幸一(物) ヘア&メイク/河嶋 希〈io〉 スタイリスト/池田メグミ モデル/佐藤晴美 取材・原文/野崎久実子 構成/岩鼻早苗〈BAILA〉 ※BAILA2021年2月号掲載
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